私が初めて自分のお金で購入したクラシック音楽のCDは、グリュミオーのモーツァルトヴァイオリン協奏曲第3番、第5番のカップリング盤でした。
LP全盛期に、音が劣化しない新しいメディアという触れ込みで登場したCD。
CDはLPよりもコンパクトで、少々高くて(正確には思い出せませんが、確か1枚で3800円だったような)、高級感がありました。
コリンデイビス指揮、ボストン響のそのCDは、吃驚するくらい演奏が素晴らしくて、その時にグリュミオーという名ヴァイオリニストが、私の頭にインプットされました。
当時、ヴァイオリンのレッスンでモーツァルトの協奏曲第5番をやり始めた頃で、今のようにネットもありませんし、クラシック音楽オタクでも無かったので、たまたま購入したCDでした。
それ以来、ヴィオラに移ってもグリュミオーのCDを色々と購入してきました。
このたび、生誕100年ということで発売されたフィリップス録音全集を手に入れました。
正直言うと、約半分くらいの録音はCDで既に所有していますが、所有していない録音をばらばらで購入するより安いだろうと思い、購入しました。
大正解!!
殆ど聴き終わりましたが、夢の世界にいつでも連れて行ってくれます。
このセットは、限定盤で今から手に入れるのは困難だと思います。
一生の宝物にします。