ジャコウアゲハ(アゲハチョウ科)の幼虫がこんな姿になっていました。決して寒いから毛糸の服を羽織っている訳ではありません。もちろんまだ生きています。この白いのは「コマユバチ」と言う寄生蜂が作った繭です。チョウの幼虫を観察しようと持ち帰り、毎日新鮮な食草を摘んで帰っては、いつかサナギになりチョウチョが出て来るのを楽しみにしていたある日。幼虫の体の中から皮膚を食い破り小さなウジが沢山出て来るのです。やがてそいつは繭を作り、そこから出て来るのは小さな「コバチ」だったり「コバエ」だったり。こんなのを見てしまったお子様はどう思うんでしょう?
ますます生き物の世界に憑りつかれるのか? それともトラウマになり昆虫嫌い!幼虫大嫌い!になるのか? これってその時そばにいた大人(年長者)次第だと思います(大人(年長者)がいない時はどうしよっか?笑)。ここで大事なのは寄生虫が出て来た時点で捨てずに、最後まで見届ける事です。
そばにいた大人が「こうやって葉っぱを食べる虫をやっつけてくれる虫がいるから、キャベツやレタスなんかが虫に食べられずにすむんだよ」「害虫をやっつける薬もあるんだけどそれは人間にも毒だから、害虫をやっつけてくれる虫がいれば毒の薬を撒かなくても良いでしょ?」
こんなふうに説明してあげたらどうでしょうか?
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