リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

ナニコレ?!

2017年03月31日 | 何でも

山の中を歩いていたら低い木の先にこんな丸い物体が! 大きさはゴム毬くらい。何だろう近づき観察、観察、ひたすら観察。多分大丈夫だろうと思い恐る恐る触ってみるとちょっと固いけど物凄く軽くて中身は無いって感じです。ちゃんとこの木と茎?枝?で繋がっています。ちなもにこの木はおそらくイスノキ。

イスノキと言えばもう気付いた方もいると思いますが、そうこれは虫コブなんです。以前もこれくらいデカい虫コブを紹介した事がありましたが、あの時のはもっとフワッとした感じでチョッと透けてましたが、これは見た通り透けてなく木肌その物で出来てます。同じ種類の昆虫が作ったのかは分かりませんが世の中には面白い変な物がまだまだあるんですね。中を見たかったけどチャンとした研究ならまだしも、使っているんだとしたら申し訳ないので止めておきました。

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カマスグモの狩猟

2017年03月29日 | 生き物

ふと見ると葉っぱに上でカマスグモ(アシダカグモ科)の多分メスがモリバッタ(イナゴ科)を捕獲中でした! 良~く見ると糸で脚をグルグル巻にされ、身動き出来ないようなっています。そうしてからユックリと食事にありつこうとしているんですね、恐ろしい。

アシダカグモの仲間は巣を作らないタイプですが、このカマスグモは結構巣を作ります。と言っても獲物を捕らえる為の巣と言うより家です。子供の頃のバルーニング(糸を出して風に乗って飛ぶ事)もしないと言う事ですが、実際はどうなんでしょうね。誰も見た事が無いだけなのかも知れません。ちなみにバルーニングで飛ぶクモによってはかなり高く飛ぶそうで、飛行機に引っかかると言うから驚きです。

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アカボシタツナミソウ

2017年03月27日 | 山が好き!

山から海岸付近まで咲くそうですが、山に咲く事が多いようです。アカボシタツナミソウ(シソ科)です。タツナミソウ自体は内地にもありますがアカボシは奄美から沖縄。ただどこが赤星なのか分かりません(笑)。立浪は波が沢山立ってる感じですね、見た目通り。場所により青が強いかったり八重山のは白っぽかったり、あと普通のと渓流型に葉の形、発芽特性などの違いがあると琉大の研究で分かって来ました。

タツナミソウの仲間にはハーブ好きならご存知のスカルキャップがあります。効能は神経強壮、抗痙攣、鎮静。ストレスやヒステリー、パニックになった時など心も筋肉の緊張もほぐしてくれます。アル中、薬物の禁断症状、鬱からテンカンまでとにかく心身ともに落ち着くようなので現代社会にはもってこいのハーブですね。フラボノイド成分が多いそうですが、それがどうやら色々良いみたいです。だからフラボノイドガムを嚙んでると脳への刺激だけでなく、成分で落ち着くのかな?

漢方としても色んな種類があり一番有名な黄岑から偏向花、向天盞、耳挖草、大力草、煙管草、韓信草、地蘇麻など他にも沢山。効能はアレルギー、炎症、動脈硬化、皮膚炎、高脂血症、生理不順など。ただ心臓が悪い人など注意が必要だそうですから良く確かめてから、何なら専門家に聞いてから使用した方が良さそうです。

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マルウンカの仲間

2017年03月25日 | 生き物

茎の先を良~く見てたらマルウンカ(マルウンカ科)の仲間がとまってました。丸くて可愛いいんですが世間では害虫扱いです。近づくとピョンッて跳んでいきます。テントウムシも仲間?と思うかもしれませんが全く違う種で、甲虫の仲間でさえありません。顔を良く見ると分かりますがセミの仲間でもあり、ストローのような口(吻)を植物に突き刺し液を吸います。

石垣で見かけるのは殆どこの種・この色ですが個体差が結構あり、似たような仲間も色々います。オイラ的には可愛いので見かけると撮影するようにしてますが、何時もコンパクトカメラしか持ってない時で一度くらい一眼とマクロレンズでビシッ!と撮影したいですね。

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ガザミ、カマイ、ヒージャー、一度に全部食べた!

2017年03月22日 | 美味しいもの

先日、西表にお祝いで行ったらお土産にノコギリガザミ、カマイ(リュウキュウイノシシ)の肉、ヒージャー(ヤギ)汁と八重山三大ご馳走と言って良いかな?全部貰いました! カマイ肉に関しては本当は刺身で食って行けと言われたんですが、ウィルスと寄生虫が怖いので遠慮しておきました。ただ西表のカマイは内地のような豚との混血は皆無で、その為に生でも大丈夫だと言われています。ですので食べるかどうかは貴方次第。と言っても西表に行かないと刺身は食べられません。地元の人でもさばいた当日以外は食べません! ガザミは一匹まるまる頂いたんですが、画像を見てわかるとおり、ハサミだけでオイラの手と同じ大きさ! 割るのにハンマーがいりますが、中身の身の量は凄いです!

この中で一番美味いのはどれって?て思うでしょう。オイラ的にはカマイ肉とヒージャー汁がどっこいです。カマイも今回は焼いて食べましたが、すき焼きにするとさらに美味いし、ヒージャー汁は上手な人が作るとモツ鍋程度の臭みしかなく、ホルモンが柔らかくて凄い美味しいです! カマイ肉も下手な人が下処理すると毛がいっぱい残ってたりで最悪ですが、今回のはとっても美味しかったです。 最近ではヒージャーが沖縄県内でも観光客にも人気で物凄く高値で取引され、お店でも単価を上げざるをへないと新聞に出ていました。地元での人気店「一休」の駐車場も、地元ナンバーとレンタカーで今まで以上にいっぱいいっぱいになってます。オイラ的には困った話です。  

感謝を込めて、(お命)いただきました。
くれた方、ありがとうございました。

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ナンゴクネジバナ

2017年03月20日 | 何でも

先週1本生えてるなぁ、と思っていたら今週行ったら2本に増えていました。ナンゴクネジバナ(ラン科、絶滅危惧種)です。周りにはまだ葉が生えていたのでこれからまだ数十本出て来る筈ですがどうかな?

ネジバナとの違いは細かい毛が無いのがナンゴクと言う事ですが、たまに毛が生えているのもあり、実は遺伝子上では違いが無いんじゃないか?と言われています。早く誰か調べて下さい。 ネジリ方向は半々で画像のも丁度左右対称にネジネジしてますね。白い花のも良くあります。効能は喉の痛み、めまいに効くようです。残念ながらチョクチョク掘り起こされて(盗掘)無くなります。

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マングローブの生き物が危ない!

2017年03月17日 | 石垣島の問題

ここ数年の石垣島はミニバブルなんですが、そんな中で困った事が沢山おきています。その一つがマングローブへの夜のツアーです。夜のマングローブ林は鳥さん達や満潮時は根っこの隙間で小魚などが大きい魚から狙われずに安心して寝られる絶好の場所なんです。そんな場所にカヌーなどで入って行ったらどうなりますか? 人間でも寝ている所に入って来られたらビックリするし不愉快ですよね。自然界の生き物なら生死を感じます。 

昔ながらのガイドたちはオイラも含め、暗黙の了解でマングローブのナイトツアーは一部の地域を除いてやりませんでした。そお一部の川では以前から鳥がいなくなった、生き物が減ったと言われていました。それが今他の場所でも同じ事がおきているのです。 このままでは石垣に来ていた貴重な、日本では石垣島などでしか見る事が出来ない鳥も来なくなったり、マングローブを子供の頃の生活の場としている多数の魚が来なくなるだけでなく数が安心して成長する場が無くなるのですから数が減ってしまう可能性も出て来ます。

↓昼間出かけてご飯を食べていた鳥さん達が、夕方になる続々とアンパルなどのマングローブに戻って来ます。この子達が安心して眠れる大切な場所なんです。

既にほかのガイド仲間から「あそこの生き物が凄く減った!」と言う言葉を複数から聞いています。これを防ぐには勿論夜のマングローブに行かない事ですが、業者を法律で規制する事は出来ないので、これを読んだ方が自分で行かないだけでなく、回りの方にドンドン拡散して広めて行って欲しいのです。

石垣に多くの観光客が来てくださる事は喜ばしいんですが、同時に環境破壊も懸念され、では皆で集まって色々話し合おう!と言う事で、去年から石垣市が発起人で「環境ネットワーク」と題して、環境課や文化財課、白保のWWF、野鳥の会・石垣支部、環境省、そしてオイラの所属する石エコ会ほか、主要なメンバーが集まって色々と話し合っています。このマングローブへのナイトツアーもその一つとして取り上げられました。他にも多数意見が出て問題は山積みです! 石垣ブームが去った後に自然がボロボロじゃぁ困りますからね。 

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庭で満開!カショウクズマメ(ハネミノモダマ)

2017年03月15日 | 何でも

1~2年前、庭のアカギの側に転がしておいたカショウクズマメ(マメ科、台湾の火焼島から名前が付く)の花が今年満開に咲いてます! 色んなのが庭で初開花って感じですが、石垣島の植物と沖縄っぽい植物(ハイビスカスやブーゲン等)を基本に防風林を兼ねた庭がテーマです。あと食べられる植物(笑)。

この仲間は他にワニグチモダマ、イルカンダ、熊本のアイラトビカズラの計4種。花の形は全てそっくりですがそれぞれ色が違います。オオコウモリが花粉の媒介者と言われ、家の庭にも毎晩ヤエヤマオオコウモリがやってきます、まぁ以前から来てますけどね。マメが可愛いのでこれも乱獲の対象ですが、今のところ沢山あります。だけどワニグチは少なく最近は見た事ないし、イルカンダは今まで見た事がありません。いずれも海流散布でお子様をバラ撒くはずなんですが、カショウクズマメのお子さんは基本泳げません。いったいどうやってバラ撒くんでしょうか?でも房総半島でも拾われてると言う事なので、泳げる子がどんどん未開の地へ進出して頑張ってるのかな?そして定着し苦した親に比べヌクヌクと育った子は泳げなくなっちゃうのかもね(笑)。

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絶滅したと言われるリュウキュウアセビ

2017年03月13日 | 何でも

今年もバンナ公園でリュウキュウアセビ(ツツジ科、自然界の物は絶滅!)が満開です!非常にキレイで豪華なんですが人間の手によって自然界の物は既に絶滅したと言われています。一応こうやって増やす事が出来たので見る事は出来ますが自然の物が見れないなんて非常に残念な事ですね。それくらい貴重な種なので沖縄では毎年満開の頃にNHKで紹介されるくらいです。

この植物も見た目はキレイですが毒があって殺虫剤の材料にしたり、自然由来の農薬にしたりします。人間が摂取しても最悪死に至る程の強力な毒です。今日もクラブメッドで自然散策のガイドをしたんですが、「これも毒があります、あれも毒があります」と説明してると「毒があるの多いね」と言われちゃいました。でも同じくらい食べられる植物も説明してるんだけどなぁ(笑)。

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石垣島で良く見る、ヒノキバヤドリギ

2017年03月10日 | 生き物

ヒノキバヤドリギ(ヤドリギ科、絶滅危惧種、半寄生)が生えてたので紹介します。ヤドリギと言う名前くらいは聞いた事があると思いますが実物を見た事がある人は少ないかな?と言うか気づかない事が多いと言った方が良いでしょう。

画像を良く見ると分かりますが、節々に全体よりチョッと黄緑色っぽく丸っこいのが実になり始めです。もうチョッと大きくなって半透明になったら成熟した状態で、粘液とともに1m位弾けて周りの枝に付き、そこで寄生根を宿主の深部まで到達させ養分や水分吸収します。どれが葉っぱでどれが茎か分かり辛いですが、見えてるのは基本的に茎で葉は退化して目立たず、節毎の付け根にチョッと名残りがあるだけです。ただその茎の部分でちゃんと光合成もしてるので「半寄生種」と言う訳です。 他のヤドリギにはちゃんと葉があり、種子の散布にかんしても鳥さんに食べて貰って運んで貰いますが、ヒノキバヤドリギは戦法を変えました。ただ果実を鳥さんが本当に食べないかどうかは確認されてないので断定は出来ません。

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