リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

陸軍重砲兵第八連隊、速射加農砲砲座跡と弾薬庫跡

2021年04月29日 | 文化・歴史好き!

まだGPSを持っていない頃に行ったのでGPSに落としていない場所を改めて尋ね地図に落とす、というのをやっているんですが、ここもその一つです。「重砲兵第8連隊・速射加農砲砲座跡と弾薬庫跡」。右がカノン砲を隠していた場所で左が弾薬庫です。戦時中はレール?見たいなのが敷かれ出し入れしていたと聞きました。

元々は西表島・船浮湾にあった船浮要塞で銃砲兵連隊として赴任していた部隊が一部を残し部隊名「重砲兵団第8連隊(連隊長・入野大二郎中佐)」とし、石垣島の中心であるこの山中に陣地を構築、移動して来ました。設置されていたのは12センチカノン砲と言われているので、おそらく「斯加式十二糎速射加農砲(しかしきじゅうにせんちそくしゃかのんほう)」だと思います。なお、船浮要塞関連は、船浮要塞重砲兵連隊本部付将校、第二中隊中隊長・元中尉が書かれた「鉄田義司日記」にかなり詳しく書かれています。オイラもまだ読んでいないので、ぜひ読みたい。

八重山における戦時中の日記を本にした物は幾つかありますが、いずれも当時兵隊さんが日記を書くという行為は情報漏洩、スパイ行為に当たるので皆さん厳重に隠しながら書いていたとの事です。ただこの「鉄田日記」の著者のように将校クラスになると隠すのも比較的楽だったんじゃないでしょうか。

50mほど離れた場所にあるやはりカノン砲の砲座跡です。この近辺には他にも斜面に掘られた壕が幾つか点在しているようですが、オイラはまだ探し切れていません。何せご覧の通り亜熱帯ジャングルですから探すのに一苦労だし、探しているうちに現在地を見失いそうになります ( ゚Д゚)

1944(昭和19)年頃から本格的に戦況悪化。石垣島にも連合国軍が上陸してくるのではないかと言う事から、同年9月にこの場所に設置したと言われています。ここからであれば当時石垣島に合った全ての飛行場(陸軍東飛行場(白保)、海軍北飛行場(現熱研)・南飛行場(旧石垣島空港)に向け加農砲(カノン砲)を放つ事が出来ます。敵国に飛行場を奪われそうになった時、攻撃出来ると考えたのでしょう。実際各飛行場は何度か攻撃されたそうですが、ここから放たれた砲弾はなんと0(ゼロ)!。その理由が「うかつに撃って敵に場所がバレると困るから」だそうです(+_+)。 しかし当時既に空撮その他により米軍には石垣島のほぼ全ての配置がバレていたそうです。

#リフトアップ石垣島エコツアー #石垣島の戦争遺跡

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ルリタテハ台湾亜種

2021年04月28日 | 生き物

ルリタテハ(タテハチョウ科、台湾亜種)です。ルリイチと呼ばれたりします。

この模様だけだとヤエヤマイチモンジ(ヤエイチ)と間違えやすいですよね。

この時は沢沿いの岩の上、毎回同じ場所にとまっていました。チョッとづつ近付いて、近付いて、一旦飛ぶんですが必ず同じ場所に戻って来ます。ちなみにルリタテハには今回の台湾亜種以外、西南諸島亜種、本土亜種と3種あると言う事です。

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春の衣替え

2021年04月24日 | 生き物

春になるとあちこちの沢でテナガエビの春の衣替えの後に出会います。ここでもキレイに脱いだ冬服がありました。

爪の先まで完璧に脱いであります。どうして岩の上に脱ぎ捨てたのか分かりませんが、他の沢でも岩の上に脱いでありました。オイラが知らないだけでテナガエビはみんな岩の上で脱皮するのかな?それにしても色まで残っている所が凄いですね。

#リフトアップ石垣島エコツアー

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トゲカズラ

2021年04月21日 | 何でも

トゲカズラ(オシロイバナ科、別名トリモチノキ)の花が満開でした。柔らかい黄色?の花がお気に入りです。大抵高い場所に咲くのでこの時も脚立に上がって撮影しました。

雌雄異株で今回のは雄で雄花です。

トゲカズラと言うのは若いツルに鋭い爪があるからです。成長すると根本なんかはかなり太くなり傷を付けると白い液が出てネバネバになり、鳥もちに使ったりしたそうです。

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タヌキマメの花、満開!

2021年04月19日 | 何でも

石垣島でも収穫後の畑にヒマワリなどを植えますが、タヌキマメの仲間も良く使います。この畑は川平のメッドに向かう途中、右側の畑ですが、アフリカタヌキマメ肥しタヌキマメ(サンヘンプの俗称)の花が満開です!

マメ科の植物は共生関係にある根粒菌によって空気中の窒素をアンモニアに変換し窒素固定します。ですからこのタヌキマメをそのまま土に鋤き込むと緑肥として役に立つんです。化学肥料に頼りがちの現代農法に比べると安全だしキレイだし、観光資源として利用している地域も数多くあります。石垣島も観光地なんだから島内全畑で一斉に咲くようにとオイラは言って来ましたが、いまだ農家さん任せで運が良ければ何所かで見られる、に留まっています。そのくせ無駄な開発は次々と行い、オイラが来た頃のこの島の魅力は減るばかり。いい加減気付かないと観光客が来なくなるぞ!

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シマミサオノキ

2021年04月14日 | 山が好き!

変な形をしたこれ一応花なんですが、シマミサオノキ(アカネ科)と言います。花びらをバッと開いたのもたまに見かけます。バナナみたいに「皮を剥いて食べて」ってやっているように見えるんですが、どうですか?

奥にはロウソクのようなのが見えますね。受粉して花びらが取れ画像からは想像出来ませんが丸い実になります。下の画像ではロウソクがいっぱ。クリスマスツリーに負けてません!

シマミサオノキと言うとこちらでは「バネの木」と言われたりします。それはイノシシ猟の罠に使うのにこの木が折れずに曲がり、良く跳ね上がるからだそうです。

ところで、シマミサオノキを思い出す事が出来ず友達に「何だっけ?」と聞き、名前を聞いた途端に「そうそう、そうだった」と。歳を取るとこんなのが増えて来ますね。いや、オイラは昔からか(笑)。

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多田浜の銃眼跡

2021年04月12日 | 文化・歴史好き!

今回は数年ぶりに元気象台長のMさん夫婦と,、平和祈念館の皆さんと一緒に戦跡・多田浜の銃眼跡に行って来ました。ちなみにネイチャーガイドと違いエコツアーガイドは自然だけでなく、文化的な知識・案内もします、とオイラは思っています。

多田浜の辺りはこんな感じで石灰岩がゴツゴツした超遠浅の海岸です。陸側には数百年前の岩陰遺跡(お墓)が残っていたりと、古くから人が利用していた場所だと推測出来ます。一緒に行ったMさん(今年88歳)は「昔は大潮の干潮時に竹富島まで歩いて行けた」とか「湾に沿って扇形に歩くと時間がかかるから、干潮時の海岸を一直線にショートカットして歩いた」など興味深いお話を沢山聞かせて頂きました。ただオイラの経験上この辺りの浜は、潮が引いて行く時にかなり強い流れが生じるので注意が必要です!

突き出した石灰岩に第二次世界大戦中の銃眼跡が2つあります。銃眼とは石灰岩を掘ったり自然に出来た穴を利用し、中に人が入り上陸してくる敵兵を監視・攻撃する為に銃をかまえていた穴です。

二つあるうちの一つは20センチくらいで掘るのをやめたようです。もう一つの穴も口がとても小さく、女性でも厳しいでしょう。ただ当時の人達は今より小柄だった筈だし、戦時中の為ガリガリだったから入れたんじゃないでしょうか?

中の様子はこんな感じで石だらけ。角の無い丸い石ばかりなので台風の満潮時などに溜まってしまったのか、人が入れたのが波などで削られたのか? 今現在は人一人が這いつくばってやっと、と言った感じですが石を全部外に出したらそれなりに高さもあり、二~三人くらいが座って過ごす事は出来そうです。

通常銃眼には空気穴や上から出入り出来る穴があったりしますがこの穴にはありません。ただ画像の場所が凹んでいるので、もしかしたら空気穴くらいあって、長い年月の末塞がってしまったのかも知れません。石垣島の南側の浜にはこのよう銃眼跡が沢山あり、こちらが側からの敵上陸に備えていましたが、結果的にそんな事は一度もありませんでした。沖縄で戦争が終わった後も石垣に来るかも知れないとの上官命令でしばらく備えていましたが、それも全くの無駄に終わりました。

#リフトアップ石垣島エコツアー #戦争遺跡

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サガリバナとサクララン

2021年04月09日 | 何でも

サガリバナ(サガリバナ科)、探せばほぼ一年中どこかしらで花が咲いていますが、時期としてはそろそろ。仕事の帰りに様子を見に行ったらチョコッとだけ咲いていました。ツボミもいくつか出来始め、少しづつ季節が近付いています。 だいたいヤエヤマホタルが終わる頃、シーズンに入りいます。

そんな時に目に入ったのがサクララン(キョウチクトウ科)。サガリバナにツルを伸ばし、こちらもアチコチにツボミを付けていました。残念ながらこの後ろにはご覧の通りサガリバナのツボミは無く、サクラランとの夢の共演は幻となりました。

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何とか間に合った、キンギンソウ

2021年04月07日 | 山が好き!

もう直ぐ終わりだなぁ、と急に思い立ち行って来ました。キンギンソウ(ラン科)です。先っちょが折れたのか萎れちゃってますね。大きさが全然違いますが、カゴメランと同じシュスラン属です。そう言われると花が似てるでしょ? 

糸くずが沢山ついていて「ちゃんとキレイにして撮れよっ」て思うでしょ? オイラもそう思ったんですが、良く見ると花の一番下にクモがいるのが分かりますか? このクモは花に来る昆虫を狙っているんじゃないかな?と思い、そういう生態も大事だと思うので、ありのままで撮影しました。もう一本あったんですが、そっちはちゃんと先まであって、まだ半分くらい蕾が残っていました。枯れ枝が引っかかって曲がっていたので除けておいたんですが、一週間くらいしたら真っ直ぐになって花もキレイに咲き揃っているかな?と楽しみにしています。

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クロイワカワトンボ

2021年04月05日 | 山が好き!

クロイワカワトンボ(カワトンボ科、石垣島・西表島固有亜種、絶滅危惧種)で良いと思うんですが、後から画像で見たらチョッと不安に(>_<)。

今回の沢は人が殆ど来ない場所なんですが自然が厳しすぎて(斜面がきつ過ぎて)動植物も乏しい場所です。蚊やアブのような昆虫も少なくそういう点では楽でしたが、トンボの餌となる生き物も余りいないような気がするんですが。でも人間のオイラに分からないだけなんでしょうね。

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