リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

ハナシンボウギ

2014年10月29日 | 何でも

石垣島でも限られた場所にしかないハナシンボウギ(ミカン科)です。 オイラもあまり知らなくて、最近内地からわざわざ撮影に来られてた方に教えて頂きました。 

この日はまだ青い、みかんソックリの1cmにもみたない実が付いてました。 ただこのまま熟すと黄色いみかんの様になるかと思ったら違ってて、ピンク色っぽい実になります。 後日ツアー中に立ち寄って見たらあったんですが、ツアー中なので見るだけにしておきました。

カルバゾールアルカロイドと言う成分を持っているらしく、薬としては鎮痛や解毒、腫瘍を治したり、皮や根はすり潰して塗ると日よけ(紫外線カット)になったり、農薬としても使えるそうです。 植物って本当に偉いですね! 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蜂の引越し時期は怖い!

2014年10月27日 | 何でも

森の中で探し物をしてたらヤエヤマキアシナガバチ(スズメバチ科)の集団がいました! そろそろ気を付けないとなぁ、と思ってたから気が付いたものの、何時ものようにガンガン藪漕ぎしてたらエライ目にあうところでした。

 

この時期の蜂は若い女王蜂が自分の巣を作るために出て行ったり(分蜂)、、元の巣が狭くなってくると引越したり、種類によって違いますがとにかく引越しをするんです。 その時に良い場所が見つかるまでこうやって集団を作ってるんですが、ここに近づいたり触れたりしたら大変です。 オイラは以前、全然藪漕ぎじゃなくて開けた山道を歩いてる時ちょっと道に出てた葉っぱに触れた途端、「ブーン、ブーン、ブーン!」と音がして腕を見ると蜂が。 冷静に観察してたら次の瞬間「ズキン!」 と痛みが走りました。 見ると他にも数匹の蜂が飛んでます。 何だぁ?!と思って屈みながら速攻で森から抜け出しました。 道路に座って刺された所を口で吸いながら、ザックからポイズンリムーバを取り出し、さらに吸い出しましたがズキンズキンと結構痛みます。 呼吸とか目眩が無いかとか確認して気分が落ち着くと痛いのは変わりませんが現場を確認したくなり、よせば良いのにまた戻ってみると、さっき触れた葉の辺りに画像のような蜂団子が付いていました。 この集団に腕が当たったんですね。 「てめぇ、今腕が当たっただろ!」、って言う訳です(笑)。 恐ろしいですねぇ。 秋の蜂は1番怖いので気を付けましょうね。 

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウンコはやめろよ

2014年10月24日 | 何でも

牛さんの側にはよくサギが一緒にいます。 牛さんが動いたり草を食んだ時に、ビックリした虫がピョン!と跳び出すのを狙ってるんですね。

良くある光景が牛さんの背中に乗っかってるサギです。 オイラモ狙ってたんですが乗ったと思い側によると警戒して下に降りちゃって駄目でした。 それにしても牛さん、「乗るのは良いけどフンをするのはやめろよっ!」て思ってるでしょうね。 牛さんの脚じゃとどかないから、拭くこと出来ない!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丹波の黒豆の枝豆

2014年10月22日 | 美味しいもの

だいぶ年上の知人の家に網戸の網の張替えに行ったら「丹波の黒豆」を貰いました。 ラッキー! このマメの黒色はアントシアニンなんですね。 黒豆も当然マメ科なんで、何時も言うように毒がありますから生では食べられません。

鞘も黒いですが中のマメ自体も黒いです。 枝豆用の熟しきってないマメなんでこの程度の色ですが、熟すともっと黒くなるそうです。

だけど一皮向けば、中は大豆と同じ色でした。

  

丹波の黒豆が美味しいのは寒暖差の激しい環境で育つとか色々理由があると思いますが、黒豆は普通の大豆以上に畑の栄養を貪欲に吸収するので美味しいんだそうです。 そのかわり大豆も連鎖しませんが、それ以上に黒豆を育てた畑の栄養は枯渇状態になるので大量生産が出来ず、値段も高くなるんですね。 ただ最近は亜リン酸肥料等でそれを補う事ができるそうですが、そうなると何だかありがた味が減ったような気がしますね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逆さまの胎生種子

2014年10月20日 | 何でも

この時期にマングローブを歩くと今年生まれのヤエヤマヒルギの胎生種子が根付き始めてるのに出会えます。 早い子は既に二葉を出している子もいます。 

 

そんな中で不思議なのが逆さまに刺さってる子。 もともとこの胎生種子がどうやって地面に刺さって立ち上がって行くのか?、と言うのはいまだにハッキリと解明されていません。 根っこが地中に伸びていって先を膨らまし、膨らみを引っかかりにして今度は根を収縮させる、それを繰り返す事によってチョッとづつ立ち上がっていくという説と、ベントス(マングローブの底生動物もこう呼んで良い)が食べる為に巣穴に引っ張り込むという2大仮説が有力ですが、オイラ的には両方なんじゃないかと思ってます。 ただ順番があって、始めはベントスに引っ張り込まれ、それから根を出しさっき書いたような方法で真っ直ぐになるんじゃないでしょうか。 そうでないと逆さまに刺さってる胎生種子の説明が付きません。 自分で逆さまに刺さろうとするわけない無いでしょ?

ヤエヤマヒルギの胎生種子はオイラの知る限り成長点が駄目になると終わりですが下の部分は折れてもそこから根を出して成長する事が出来ます。 だから少々埋もれた部分を食べられようが地中(砂の中)に引き込んで貰った方が助かる訳です。 もしかしたら地中に引き込んで貰う為にベントスにとって美味しい味付けに進化させるという手法を取ったかも知れませんよ。 今後100年、1000年、とさらに進化していくと効率よく引き込んで貰う為に成長点は不味く(毒を持つとか)、なるべく下の方を美味しくするというふうに進化するかも知れませんね。 もっと言うと、砂中に引き込んでくれる生き物にだけ食べられるとか、好みの味にする、という的を絞った戦略もとるかも知れません。 

見てください、実際に引き抜いてみると食べられた痕がありました。 地上ではヤドカリが食べてる姿も良く見かけたので、今のところは複数の生き物のおかずになってるようです(笑)。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何がいるかな?!

2014年10月17日 | 海が好き!

マングローブ林を分け入って散策してるとご覧の状況が。 さぁ、まずはよ~く観察して見て下さい。 まず、奥のヤエヤマヒルギの根元付近に水溜り見たいのがあって、手前には色々散乱していますね。 小さい画像だから分かり辛いかな?

アップで見るとサンゴの欠けらや貝殻が割れた状態で散乱しています。

サンゴの欠けらはこの辺の地面を掘るとザクザクと出て来ます。 理由はまた別の機会に書くとして、貝殻はおそらくシレナシジミですね。 何かに割られて中身を食べられたんでしょう。 こんな分厚い貝を割るだけの力があるんですね。

今度はヒルギの根元の水溜りのアップです。 ただ水が溜まってるだけではありません。 分かり辛いかも知れませんが底の方には穴が開いてますよ、何かが住んでるんですね。 その何かが巣穴を作るのに掘り起こしたのがこのサンゴの欠けらです。 シレナシジミの方ですが、その何かは出かけ先で見つけたら食べる事もあるかも知れませんが、自分の巣穴に持ち帰って安全を確保してから食べたり、お腹が空いてない時は巣穴の周りに貯めて置くという、なかなか賢い習性があります。 だから食べかすが巣穴の周りに散々してるわけですね。 オイラに言わせたら自分がここにいるよって宣伝してるようなものですね。 ちなみにタコの巣穴もこんな感じです。

どうです、そろそろ答えが出ましたか? 答えはここ↓に飛んで見て下さい。 オイラの最初のブログで初期の頃に書いた記事です。 変な所には飛ばないので大丈夫ですよ(笑)

http://blue.ap.teacup.com/applet/liftup/200412/archive

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イソマツは木です

2014年10月15日 | 何でも

チャートに生えるイソマツ(イソマツ科、絶滅危惧種)ですが、こう見えて木です。 葉の根元の方を見るとそれが良く分かります。 沖縄県には4つのイソマツがあり、他に有名なウコンイソマツ、そしてシロバナイソマツ、ウスジロイソマツです。 おそらく石垣島で見れるのはイソマツだけ? ウコンイソマツ(キバナ)を見た事あるか?ってT師匠に聞かれますがオイラは見た事ありません。 たぶん沖縄諸島にしか無いはずで、T師匠は沖縄にいた頃に見たのかも知れません。 シロバナは粟国と与那国、ウスジロは大東諸島です。 

名前からイソマツが基本種のような気がしますがウコンイソマツが基本種で、他のは変種という文献もあれば2つは変種とか色々で良く分かりません(笑)。

イソマツは石垣島ではわりと見る事が出来るんですが絶滅危惧種で、肝臓、腎臓、糖尿病、関節炎、高血圧、解熱、鎮痛等色んな病気に効くそうで、さらに盆栽とかにも人気があって、結局環境よりも人間に盗掘される事が絶滅の一番の原因なんですね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミルスベリヒユの花

2014年10月13日 | 何でも

名蔵アンパルと言う石垣島で最大のマングローブ地に行くと、浜にミルスベリヒユ(ハマミズナ科、南アメリカ原産)が咲いていました。 スベリヒユと付きますがスベリヒユ科とは別種です。 でも食べられるというのは一緒ですね。 食用として全国的に知られるツルナが同じ仲間です。 石垣には無いんですが沖縄にはシロミルスベリヒユと言うのがあってオイラは見た事がありません。 西表も面白いけど石垣(八重山)と違いが大きい沖縄の自然を、一度ジックリ時間をかけて散策してみたいものです。

修旅で来た子供達を案内している時にポリッと食べると色んな反応をする子がいて面白いんですが、試してみる子、汚いから(洗ってないから)嫌だという子は普通の反応なんです。 それ以外にえらくビックリする子がいます。 自然にあるものを食べるというのがそういう子の常識には無いみたいで、食べ物は全てお店で買うものだという感じです。 そういう子もまずは野イチゴやクワの実なんかをなかば強制的に食べさせると衝撃が走ったように「え!」っという顔をします。 その辺に勝手に生えてる物なのに売ってる果物のようにちゃんと甘さがあり、普通に食べられるって事にビックリするようです。 

何て書いておきながら何でも直ぐには食べないでね、ソックリなんだけど毒があったり、間違った事(食べた事ないのに食べられると)言う人もたまにいますからね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

でぶドラ、プランターで寝てたけど

2014年10月10日 | 何でも

家に遊びに来る「野良猫・でぶドラ」がプランターの中にスッポリ入って寝てたので撮ろうと思って近付いたら気付かれちゃいました。 

ネコは狭いところが好きだけど、台風が近付いてるっていうのに呑気です。 それともこの中に入ると風除けになって丁度良いのかな? 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月夜のカニ

2014年10月08日 | 生き物

「月夜のカニは身がない」と言う「ことわざ」を知ってますか?オイラは恥ずかしながら最近知りました。 「月夜」は満月の事だそうで実質は「大潮」って事が重要なんですが、大潮の夜にカニは海に降りて来て放卵(放生)をします。 石垣島でも暖かくなって来るとナイトツアー中には良く見かけます。 残念ながら道路で轢かれてるのも・・・。 

産卵後のカニは栄養を使い果たしてるので美味しくないとか、満月の夜は目立つのでエサを食べてないからとか言われますが実はもう一つ言われてる事があって、満月(新月)の夜に脱皮するって事です。 これは生き物に詳しいような人しか聞いた事が無いかも知れませんが、どうやらこれが1番有力なんじゃないかなと思います。 そりゃそうでしょ、捕まえたっ!て思ったら中身が無いんだから(笑)。 「そんな脱皮殻に騙されるバカいないよっ」て思うかも知れないけどオイラも最初の頃は騙されました。 だって中身が無いとは思えないような姿の脱皮殻を残していくカニの種類も意外といるんですよこれが。 殻の方だけでなく、脱皮したてのカニは今でこそソフトシェルとかいって食べるのもありますが基本的には脱皮したての物は売り物にならないそうです。

ただ今回のカニは(多分クロベンケイ)は見てのとおり脱皮殻だなってすぐ分かるんですが、数を見てください。 沢山あるでしょ。 そこでさっき書いた、「満月(新月)の夜に脱皮する」です。 調査でほぼ毎日のようにこの場所に来てたんですが、ある日突然大量の脱皮殻が。 しかも一回だけじゃなく、間を置いてもう一回見ました。 実際に研究者の方が調べてみると普通の日に脱皮するカニもいますが、同じ種類でも満月や新月に脱皮する数が多いという事が分かりました。 

自然の動きとともに生活してた昔の人はちゃんと分かっていたんですね。 だからこそこの「コトワザ」ができたんでしょう。 ちなみに普段の生活で使う時の「月夜のカニは身がない」の意味は、見た目だけで中身のない人に対して使うそうです。 「アイツは月夜のカニだから」、とか。 オイラも言われないように気をつけないと。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする