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沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

島の持続的発展を条約・法律から考えよう!

2024年05月31日 | 石垣島の問題

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平和と戦争の一日

2023年03月09日 | 石垣島の問題

3月5日は島の「へいしんこども園」の方々から依頼を受け、今年最初の「名蔵アンパル・サイエンススクール」第一弾として、みんなで親子約150名を案内して来ました。もちろん全てボランティアです。

オイラが担当した班は沢山歩くので年長組です。始めて来る親子も多く、大人も子供も興味津々で物凄く盛り上がっていました。川は干潮時の山からの水だったので、良い天気のこの日は「冷たくて気持ちいい!」でした。

川を渡ったり、カニさんと遊んだり、砂を掘ってるだけで楽しい見たいです。保護者の皆さんも好奇心旺盛で、これは何?これはどうしてなの?と色々な質問が飛び交います。興味を持って貰えるのはとても嬉しいですね。

こうやって地元の子供達を案内し始めて約20年。実は先日、子供の頃に教えた女の子と話す機会があって「私はT先生(T師匠の事)、妹はAちゃん先生(オイラの事)に教わりました」「私は春から縁あって内地で先生になります」と。オイラもう感動して感激して、物凄い幸せでした。「数年後に石垣島に帰って来たら皆さんの仲間に入れて下さい」とも。素晴らしい!

楽しいからやってただけなんですが、本当に嬉しい限りです。

 

ところが、
実はこの日、石垣島の自衛隊基地(16日に開設予定、地対艦・地対空ミサイル部隊)に自衛隊車両が搬入される日だったのです。子供達を案内する前、朝早くから自衛隊ヘリが飛び交いバタバタとうるさく、港からOD色の車両約150台、次から次へと島の中を走って行きます。要所々々には警備員とは別に眼付きの鋭い私服の自衛官が一緒に立っています。おそらくオイラの事は既に内偵されていると思いますが、この日も撮られているでしょうね。

このあと子供達の案内があったので余り遠くまでは行けなかったんですが、何とこの場所、小中学校の前の道路が搬入路になっているんです! 学校の前を休日とはいえ自衛隊車両が約150台。もちろん中には装甲車や地対艦誘導弾、ようするにミサイル部隊の車両も走って行きました。

自然豊かで誰もが来たがる平和な島が、いつ狙われるかも知れない危険な島になってしまいました。今月18日にはいよいよ弾薬などミサイルがまた、市街地を通りこの学校の前を通って搬入されるはずです。島民が懸念している事はそれだけではありません。基地が作られた場所は島の飲料水の水源地の一つなんです。沖縄島では米軍が流した汚水により有害物質PFOSやPFOAが河川や地下水だけでなく飲料水にまで混ざっていた事が判明し大問題になってますが、全国の米軍基地周辺からも検出されている事を内地の方は殆ど知りません。米軍基地だから自衛隊と関係ないだろ!と思いますが、全国アチコチの自衛隊施設からも有害物質が漏れ出ている事が判明しています。

石垣島の基地からの排水は、ヨシノボリやテナガエビ等の生き物が沢山いた物凄く美しかった川と言うより沢に流されるのですが、なぜかそこに余分な2本の管も誘導されています。おそらく他からの水も持って来て汚水を薄める事が目的なんだと思います。 しかしこの川は以前から水質調査の対象となっている川で、今後もこの調査は続けて行く事になるでしょう。逆に水が流れなくなった場所から下も間違いなく何かしら自然への影響が出て来るでしょう。

この島はいったいどうなってしまうのでしょうか? 既に基地が出来ている与那国島では、人口は変わらないが地元島民の数が減っているとの事です。つまり自衛隊員が増えて、島の人は出て行っているので、+-ゼロなんでしょう。そして観光客は他人事ですから、少しでも何かおきればアッと言う間に来なくなってしまうでしょうね。

いつもこう言う話題は書かないんですが、今回は石垣島の対象的な一日だったのと余りにも内地の方々が沖縄の現状を知らな過ぎるので微力ながらオイラも書かせて頂きました。だって皆さんは沖縄ローカル報道でしかやっていない、国(政府)にとって不都合なニュースやドキュメント番組が沢山ある事を知らないでしょう? あっ、こういう事を書くと政府のネット監視に益々引っかかるんだよな(笑)。

 

#名蔵アンパル #マングローブ #狙われる島 #平和だった島 

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国特別天然記念物なのに、何だこの扱いは!

2022年10月21日 | 石垣島の問題

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今回は沢にロガーを設置してきました。

2022年08月01日 | 石垣島の問題

2ヶ月くらい前から淡水魚の調査を続けていますが、生き物だけでなく沢水の計測調査も行います。月末にFさんとHさんとで、沢にロガーを設置してきました。

 今回のウォーターロガー「U20L-0x」とう奴で、水位、水圧、水温などが記録できます。これを毎月一回見に行って現場でデータを携帯メモリーに移します。移した後、またそのデータをPCに移します。現場が道路沿いとか行き易い場所なら最初っからノートPCを持って行って移しても良いんですが、今回は山中なのでどうなんでしょう?
 山中なのに何でコンクリートがあるんだ?と思うでしょうが、昔この上を林道と言うか農道と言うかが通っていたのがこの場所です。ボックスカルバートと言う奴です。

60代と70代二人で一生懸命設置しているんですが、歳なのか元々なのかなかなか上手くいきません。結局オイラ(50代)が記録撮影を一端止め設置しなおしました。最後に二人で流されないように支えの鉄筋を打ち込んでるのが最初の画像です。

その間に辺りを見渡し、カノコガイ(アマオブネガイ科、準絶滅危惧種)の仲間がおんぶ状態で歩いてるのを発見 (可愛い)。貝口を見てないので上からだけでは未熟なオイラには何貝か分かりません(>_<)。

こちらは、フネアマガイ(アマオブネガイ科、準絶滅危惧種、フネアマガイ科とする意見も)

フネアマガイの卵嚢です。一個が一卵じゃなくて、一個に百個くらいの卵だったと思います。だから卵嚢なんです。

フネアマガイもカノコガイも一生の中で海と沢(川)を旅する生き物です。他にもこの沢にはオオウナギやヨシノボリ、テナガエビなど(両側回遊とか降河回遊)の生き物がいて、つまりそれはこの川が途中で遮断されずに、ちゃんと生き物達が海と川を行き来出来ている健全な川と言う証になります。このような川が健全なまま残されないと石垣島の自然、多様性は保たれないでしょう。何故なら海と川を行き来出来ないと淡水だけの種になってしまい、一気に生物種が減ってしますからです。

ところでなぜ回遊性の生き物はわざわざ浸透圧と言う難題をクリアしてまで陸水に進出して来たんでしょう? まだまだ詳しい理由は解明されていませんが、理由の一つは「敵が少なかった」と言う事だと思われます。生命は海から生まれた?訳ですが、昔々の海は巨大で凶暴な生き物が沢山いたようですから、体を適度な大きさにし敵の少ない(入って来れない)淡水域に適応して安息の地を求めたのかも知れません。なかには淡水だけで生活出来る体を手に入れた物や、やっぱり子供の内は食べ物が豊富な海で生活した方が子孫を残せるよねとか、季節や条件でいつでも行き来するとか、色んなタイプが現れた訳です。

まあこの辺はとっても奥が深いので、また次の機会に。

 

#リフトアップ石垣島エコツアー #回遊性 #ウォーターロガー 

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石垣島 魚類調査、開始!

2022年07月04日 | 石垣島の問題

先日の魚類学会を中心としたドリームチームの調査状況を載せたかったんですが、石垣の責任者と言うかオイラの仲間なんですが、期間中(いや、普段から)まったく電話を取らないので合流出来ませんでした。なので画像が一枚もありません。結果から言うと、イシガキパイヌキバラヨシノボリ(絶滅危惧種、沖縄県希少野生動植物保護条例に基づく指定希少野生動植物種(採取禁止))は無事採取できて、美ら島水族館に無事空輸で到着(タウナギ(内地のとはおそらく別種)はちょっと前に採取済み)。担当者から「ちゃんと餌も食べ元気にしています」と連絡を頂きました! これを系統保存と言う事で増やしてきます。採取禁止なのに採取して良いのか!と思う方もいらっしゃるでしょうが、ちゃんと許可を取っております。ちなみにオイラも採取者として許可書を申請済です。


                                    © 鈴木寿之

キバラはクロヨシノボリとかと違い海に下りません。汽水域にすら行かないので細かい事を言うと水系事に違う(それでも違う時がある)と言って良いでしょう。本当は他の生き物もそういうの多いんですけどね。しかもイシガキパイヌは石垣島にしかいない固有種で、世界中にこの島にしかいず、その中でも限られた水系でしかまだ確認されていません。つまり開発予定地の水系のが絶滅するだけで種の保存と言う意味で物凄く影響があるんです! と言うか今回の開発予定地で影響が出ると、イシガキパイヌだけでなく色んな生き物が絶滅する事になります。

今後はタウナギやヒョウモンドジョウ等含め地元の人間で1年間調査を続け、良い結果を出せれば良いなと思います。とにかくオイラ達は石垣島の名前が付いたこの種を絶滅させるなんて、絶対にありえないのです!

 

#リフトアップ石垣島エコツアー #イシガキパイヌキバラヨシノボリ #魚類学会 
#美ら島財団 #WWF #国立環境研究所 #生命の星・地球博物館

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ドリームメンバーが集まります!

2022年06月27日 | 石垣島の問題

前勢岳のゴルフ場リゾート開発予定地を流れる幾つかの沢の魚類調査にドリームチームが集まりました! メンバーは魚類学会、美ら島財団、国立環境研究所、生命の星・地球博物館、WWF、アンパルを守る会、石垣島エコツーリズム協会です。明日から本格的な調査を行い、30日には記者会見を行います。一応全国のマスコミに向けてですので、皆さんの目にも留まるかも知れません。

興味がある方は上記した団体のSNSにも出ると思いますので、そちらを見れば確実だと思います。是非ご覧になって下さい。

★画像はワザと顔が分かりにくいように処理をしています。

おそらく新種だろうと思われる種がいる事は分かっているんですが、捕獲出来るだけでなく色々と裏取りをしないといけないので直ぐと言う訳にはいかないかも知れませんが、近年中発表出来ればとの事です。

また経過報告をしますね。

 

#魚類学会 #美ら島財団 #WWF 
#リフトアップ石垣島エコツアー #石垣島エコツーリズム協会

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マラリア地獄 白水強制避難地での撮影案内

2022年06月10日 | 石垣島の問題

 先日、八重山平和祈念館から電話があり、「慰霊の日に合わせ、RBC(琉球放送)が白水を案内してくれる人を探してるんだけど、お願いできますか?」と連絡がありました。あいている日だったので「良いですよ」と二つ返事。

 白水と言うのは於茂登山系の渓谷の一つで、今の於茂登登山道の西側に位置します。石垣島の大川、登野城の人達が旧日本軍により強制的に避難させられていた場所で、当時も山中はマラリア原虫を媒介するハマダラカがウヨウヨいる、そんな場所でした。

当然避難した住民は次々とマラリアにかかり、毎日のように亡くなって行きました。それでも始めの内は亡くなった方を集落の火葬場まで運んでいましたが、白水だけでなく他の山中に強制避難させられた人達も亡くなる方が続出。とうとう追いつかなくなり空き地で焼いたりしたのはまだ良い方、終いには白水避難地から少し離れた場所に穴を掘り、一時的に亡骸を埋めてたほどです(戦後掘り起こし、きちんと埋葬したそうです)。

 ではなぜマラリアに罹ると分かっているのにそんな山中に強制的に避難させられたのか? それは言葉のせいです。旧日本軍は何を言っているか分からない沖縄方言(石垣方言)を使う地元民をスパイだと疑い、自分達に分からないと思って悪口を言ったり、敵国に情報を漏らしているんじゃないかと疑ってかかっていたからです。実際そんな事はないんですが、極限状態で精神的にもおかしくなっていたんでしょう。石垣島でオイラは聞きませんが、疑心暗鬼にかかった旧日本兵にスパイ容疑で殺された沖縄県民は驚く程多く、一家全員皆殺しと言った事も珍しくありませんでした。

 撮影したいのは「島民が生活してた場所」という事で、軍関係の場所には興味が無く撮影もせず、しばらく入った辺りで石を3個置いただけの簡易竈跡や当時のままのヤカンや皿を撮影して「もう大丈夫です」って事であっという間に終わりました。オイラも直ぐに終わって「楽ちんだったなぁ」と思ってたら「他に何かありますか?」と聞かれ、つい「奥に天皇壕(御真影壕、国民学校の天皇・皇后の写真や絵を守る為に安置した壕。島民よりも安全な最も奥に作られた)と八重山支庁壕があります」と言ってしまい、このあと後悔する事になるのです(笑)。

 言った時点で行くって言わなきゃ良いなぁと思っていました。なぜなら何度となく行っているオイラはこの先どう言う事になるか分かっていたからです。そしてその予感は的中。「それ良いですね、撮りましょう!」と言う事で行く事になりました。
「ガ~ン!」
 進むにつれだんだんとコシダの繁茂が激しさを増して来ますが、この辺りはまだ序の口。天皇壕のある場所には行くには、沢をもう一度渡らないといけません。沢の中で転ばないよう、ゆっくりと足元を確かめながら渡ると、そこにはもう道はありません。しかも伐開するのはオイラ一人。ここに来るまでに既にだいぶ切って切って来ました。今回はボランティアだったので、カメラを持っているカメラマンさんや三脚を持っているカメアシさんに交代して貰う事はまず無理ですが、身軽なディレクターさんならっと思ってチラッと見たら、彼が一番バテバテ。黙って鎌を持つ手を振り続けました(>_<)。途中アダンで手を切ったり、棘のある蔓が刺さって出血したりしましたが、これはいつもの事。コシダジャングルを抜けた時はホッとしました。血だらけになった手を見たディレクターさんは引いてました(笑)。 梅雨明け後も雨の日が続く石垣島の山中、汗だくになり、ヌカカに刺されまくり、帰ったら耳が「でっかくなっちゃった!」でサルみたいになってて触ったらプルンプルンでした(笑)。痒い~!

 無事、最奥の天皇壕、支庁壕を撮り終え、雷が鳴り始めて雨の風を感じていたオイラは増水をビビっていましたが、何とかなりました。結局雨は帰宅後暗くなってからでしたが、沖縄は雨が降るとアッと言う間に増水するので、常に気にするところです。

 今回は石垣島の戦争体験者S子さん(粟石の回でヘレン・F・フォスターさんを案内していたS子さんと同一が当時避難していた場所と言う事で、S子さんの証言に合わせ白水で撮影しました。放送は6月17日、18:15からの「RBC NESW Link」内でS子さんのインタビューと共に流れます。沖縄県の人しか見られないと思いますが、興味があったら見てね!

★最後に、
ディレクターさんが「当時の人達もここを歩いたんですね。話しだけでなく、実際に来ると実感します」と言う言葉が印象的でした。

#リフトアップ石垣島エコツアー #慰霊の日 #白水強制避難所 #戦争遺跡 #RBC NESW Link

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山からマングローブ、そしてサンゴの海へ 繋がっている自然を絵にします。

2022年05月30日 | 石垣島の問題

島に降り注いだ雨が山の栄養と供に沢や地下を流れマングローブ林、そしてサンゴ礁の海まで辿り着き、やがてまた空に上がり雲となり雨となって島に降り注ぐ。石垣島はこのこの自然のサイクルが非常に分かりやすく、景色だけでも一目で分かります。だから山の大切さが内地に比べ実感しやすく、そのせいか今まで山の自然を壊してまでホテルやゴルフ場を作ろうなんて考える人はいませんでした。それに石垣島に来る方達も、キレイな海辺のホテルに泊まりたいんです。
賛否あるとは思いますが、石垣島はこれほど発展した市街地がありながら、今まで自然と上手く共存出来て来たのはココなんです!

今回はそんな様子を絵にして貰い、石垣島の素晴らしい自然を分かって貰おう、今守らないと二度と元へは戻らない、取り返しのつかない事になる、と言う事を難しい言葉より絵で見て理解して貰おうとプロジェクトが動き出しました。

WWFジャパン(Oさん)協力の元、絵本作家のスギヤマカナヨさんと、デザイナーNさん、カメラマンMさん、そしてオイラを含む5人のチームで絵作りの為の2日間・取材ツアーを行いました。ですが梅雨の最後のドカ降りに当たってしまい大雨警報! 海は河口から広がった赤土で真っ赤になり、島中の林道が通行止めになったりと、案内するのに非常に苦労しました。しかし奇跡が! この時もここ名蔵アンパル(マングローブ林)の周囲だけ晴れ渡り、色々な生き物や湧き出す湧水など見て頂く事が出来ました。この画像でもここの上空だけ穴が開いたように雲が無く青く空が見え、向こうは雨雲があるのがわかるでしょ。この後、雨の匂いがして来たと思ったらすぐに降って来ました。

夜はまだヤエヤマホタルがギリギリ見られる季節なんですが林道閉鎖の為、山に入らず見られる場所に変更。何とかお見せできました。作画資料に使う画像の撮れ高も十分だとの事で雨の中お疲れさまでした。もし足りなければオイラのもあるし。

素晴らしい作品が出来上がる事請け合いです。何故なら皆さん自然に対して同じような考えを持った方々だったからです。特にスギヤマさんの本「山に木を植えました(監修・畠山重篤)」は今回のテーマそのものです。要するに海を豊かにしたければ山を豊かにしなければいけない、海だけいくらキレイにしたって駄目! 海も山も全て水で繋がっているんだから、と言う考えです。当たり前のように思いますが意外とピンと来てない方が多いようで、石垣島でもサンゴを守る為に海ばかり目を向けて、陸域はせいぜい赤土対策くらいです。いくらもっと陸域に目を向けなければいけないと言っても「シーン」としてしまいます。
 オイラは小学生の頃に本で知って影響を受けたんですが、元々はアイヌの教えで「森は海の恋人」とか「魚つきの山」、「魚つきの森」と言った言葉で表現され聞いた事がある人もいるでしょう。最近では朝ドラ「おかえりモネ」で、藤竜也さん演じるメチャ渋い漁師のおじいちゃん・龍己さんがモネに説いていましたね。

 難しくて分からないと言う方は、この本を手に取って見て下さい。別にオイラ一銭も頂いてませんからね(笑)。

 

#リフトアップ石垣島エコツアー #スギヤマカナヨ 
#畠山重篤 #森は海の恋人 #魚つきの山

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撮影の帰り、人が住む場所と自然の場所

2022年05月03日 | 石垣島の問題

夜の撮影の帰り、平得大俣辺りから名蔵に帰る一本道をカブC70で走っていると、左側の雲が結構な明るさで光っていました。三脚も持っていたのでカブを停め撮影する事にしました。

市街地の灯が雲に反射してこんな状態になっているんですね。梅雨も近いので雲がかなり低く、かなり明るいです。分かり辛いかも知れないけど、左から3分の1辺り、煙が出ているのは発電所の煙突で、その辺りが特に明るいのは野球場やホテルの灯、デカマックスの辺りだから、一際(ひときわ)明るいんだと思います。

バンナ岳や前勢岳辺りから名蔵方面(画面右側)を見るとだんだん暗くなります。空には星も見えて来ます。人が住む場所と自然の場所、ココから見ると良く分かります。ちゃんとゾー二ングして自然の場所に人が入り込み過ぎてはいけないのです。

★カブのヘッドライトが無茶暗いから、気付いたのかも知れません(笑)。

#リフトアップ石垣島エコツアー #環境ゾー二ング #カブC70

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石垣島ゴルフ場リゾート問題、自然派市長候補敗北で厳しい戦いが始まります。

2022年02月27日 | 石垣島の問題

今日、石垣島市長選の結果が出ました。オイラ達は自然を守る派の候補を応援していたんですが、残念ながら開発推進派の現市長が当選してしまいました。と言うより現市長が何よりもゴルフ場を公約に掲げ、この場所に作る事を推奨しているのです。ですから同時に前勢岳のゴルフ場リゾート開発を阻止するのに、厳しい戦いが始まった事になります。

画像は開発予定地を流れる、ウガドゥーカーラです。ゴルフ場が出来れば当然この沢にも農薬が流れ込みます。開発予定地にはいくつかの沢があり、全てに貴重な動植物がいる事が確認されています。沢には全国ニュースやYahooニュースにもなったキバラヨシノボリやタウナギなどがいます。画像の場所は、サガリバナの群落なんですよ。他にも下流域にはラムサール条約登録湿地の石垣島最大のマングローブ林・名蔵アンパルがあります。K大のK先生を筆頭にした研究グループによると、名蔵アンパルがあるおかげで赤土などから名蔵湾が守られていると言う研究結果が分かっています(K先生の研究者グループは科学者ならではのやり方として、名蔵アンパルや名蔵湾の重要性を説いた講演会を開いてくれました)。

名蔵湾は石垣の太平洋側の魚介類の産卵場所になっていて、世界最大級のコモンシコロサンゴなど2016年のサンゴの大規模白化の時も殆ど影響がありませんでした。そのわけは名蔵大橋から眺めると分かりやすいんですが、名蔵湾沿いには大きな建造物や民家が殆どなく、山からの川の水や地下水が比較的健全に注いでいるからです。ですからこのゴルフ場リゾートが出来ると、農薬から地下水(リゾートは毎日数百トンの地下水を使う)から名蔵湾への初の未知の影響が加わると懸念されているのです。

麓には田んぼが広がり、石垣島ののどかな原風景が広がります。この眺めの中にゴルフ場リゾートホテルは必要ありません。なぜなら、国特別天然記念物のカンムリワシを始め、各動植物の天然記念物や絶滅危惧種のオンパレードがこの風景の中に生息しているんです。さらに日本でも有数の石垣島天文台にも光害という影響が予想出来るだろうし、今では石垣に来る方の楽しみの一つとなっている、数千匹のヤエヤマホタルにも光害の影響が出るでしょう。

ネット上ではゴルフ場リゾート開発を心配される方の書き込みが驚く程増えていて、特にTwitterでこのフレーズが飛び交っています。
#私はゴルフ場が無くても石垣島に行く
★ゴルフ場は日本中にあるけど、石垣島の自然は石垣島にしかない。ゴルフ場が無くても石垣島に行くけど、石垣島の自然が無くなったら石垣島に行かない!、です。

個人の方々だけでなく、パンダのマークで有名なWWFを始め、日本野鳥の会、日本魚類学会、日本自然保護協会、JWAN、ラムサールネットワークなど、日本中の名だたるグループもこの開発に反対表明、力を貸してくれています。

どうか日本中の石垣島好きの皆さん、これからの厳しい戦いにお力添えをお願いします。

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