友達の家に置いておいたカヌーを回収に行ってたら師匠から電話があり、「ビーチのネット内にウミガメがいると言う報告を受けたから、救出に行くから来い」、と言われ行って来ました。
料理人・観ちゃんにも電話し、ビーチスタッフにも手伝って頂き、端っこからローリング作戦で追い込んで行き取り合えず陸に上げますが、何せ結構な力だし、前脚には爪が付いているので、これに引っ掛けられたら大怪我です。 頭を陸の方に向けて誘導したりもしますが、この時も気を付けないと、噛まれたら指くらい簡単に逝っちゃいます。
今回のママはアカウミガメでした。 産卵して海に戻る時に運悪くネットのある場所に戻ってしまったようです。 タグやチップが付いて無いか調べたけどありませんでしたが、左の脚にタグが脱落した跡がありました。けっこうベテラン・ママらしかったので、まだチップを身体に埋め込ま無い頃に一度確認された個体のようです。 と言う事で今回あらたにタグとチップ、サイズも測り帰って貰いました。 知らない人が見たらただの虐待ですね(笑)。 甲長93.5センチ、甲幅68.6センチ。
ネスト(産んだ跡)もあったので、今度はそっちの調査です。 もう無いから諦めようとなったのですが、最後にもう一度師匠が調べたら、ありました! オイラが調べていた足下でした(>_<)。 掘り返してみると、今回シーズン5回目の産卵と言う事で少ないと予想してたんですが、なんとみんなの予想を遥に上回り、125個! 凄いですね!多産ですね!
今回なぜ久々に掘り返したかと言うと、このままだとと産まれて来た赤ちゃんガメはママガメと同じ様にビーチネットの中に帰ってしまうので、ネットを避けた場所に穴を掘り直しそこに埋め戻す為です。 そして約50日後、そこから無事出てくるのを楽しみにしながら作業を終えたと言う訳です。 ママガメには怖い思いをさせたかも知れませんが、「貴女の子供達の手助けをしましたよ」、と言う事で許して貰いましょう。