石垣島は雨ばかりでどこにも行けないし、ガイドの仕事もままなりません。調査他の仕事があるのでオイラ的にはまだましですが、ガイド業だけでやってる人は大変ですね。 さて今回も続きです。今までのように変に手を加えずに時系列で紹介して行きます。
最初はコガタハナサキガエル(アカガエル科)のオタマとヌマエビの一種です。細かい同定は出来ていません。お互い捕食対象のような気がするんですが、仲良く寄り添ってますね。分かり辛いですが、何匹かいます。
イリオモテムラサキ(クマツヅラ科)です。小さい紫の実が付いてるのが分かりますか?実のUPも撮ったんですが、それだけだと何だか分からないのでこちらを載せました。もう少し早く来れば花が見れたかも知れません。
滝の場所を過ぎ暫く行くと沢と登山道が同じ高さで並んだ場所。穏やかに歩けるのはその辺りまでで、いよいよ急登エリアに突入。階段の様な土留めの様な人口の物が埋め込まれ、土の部分もズルズルで削れていて歩きづらく、ひたすら登りが続きます。普段運動をしていない人はかなり辛いでしょう。あともう少しで頂上、という最後のひと踏ん張り前に短い距離ですが傾斜が緩い場所があります。注意して見ていると昔からある青いプラ製のドラム缶型の様な物に水が溜まっているんですが、良く見るとアオガエルの卵塊やハブもいるので、休憩がてら気を付けて観察して見てね。
頂上付近到着! 宮良湾方面の遠景です。ところで、写真に詳しい人なら今回の於茂登調査登山での遠景の画像に、四隅がケラレてるのに気付いている方がいると思います。これはオイラがPLフィルターを付ける時に面倒臭がって、保護フィルターを取らずに二重に付けたせいです。撮っている時は気にならなかったけど、後から見たらこんな具合です。手抜きはいけませんよ!
今回の目玉、観測レーダー塔に登らせて頂くのは午後からなので、それまではお楽しみのお弁当を食べたり、写真を撮ったり、オモトテラス(ウムトゥテラシィ )の神様に「うーとーと(手を合わせ拝む)」したりしてノンビリしました。 このオモトテラス神と言うのは沖縄県で一番高い山・於茂登岳から琉球を見守っている神様で、沖縄中の島々からツカサやノロなどの神職者が数人の御付きを従え拝みに来る、偉い神様なのです。ところで最近、パワースポットとか言って沖縄の御嶽等神聖な場所を紹介しているのを見かけますが、やめましょう。場所によっては司以外入ってはいけない場所など色々なしきたりがあったり神聖な場所を荒らす行為になります。現に恐ろしい事に、オモトテラス神の岩の上に名前を彫り込んだ跡がいくつかあります。おそらくその人達は不幸な余生をおくっている事でしょう。
#オモトテラス(ウムトゥテラシィ )神 #於茂登岳