今回はキモイ画像を2点載せます。まずは何だか分らないけど毛虫が寄生されて卵を沢山産みつけられてる様子です。卵なのかサナギなのか分りませんがキモイです。やはりコバチの系統でしょうか?
次はジャコウアゲハの幼虫だと思うんですが、さらにキモイ画ですね。寄生虫って宿主を生かしておくのが通常ですが、一枚目もこの画像も幼虫は全然動きませんでした。だけどコバチ達は新鮮なまま数日いて貰わないと困る訳ですから、仮死状態か動けないように運動神経を制御してるのかも知れません。恐ろしいです。 ところで寄生された幼虫が可哀想と思った方、この話を聞くと考えが変わるでしょう。実はジャコウアゲハの幼虫は食草が足り無くなると、他の植物は食べない(厳密には食べる)くせに、仲間の卵や脱皮前後の幼虫、サナギ、もっと凄いのが他の仲間から出てきたばかりのコバチも餌食にしてしまうと言う、コイツの方が余程極悪じゃないか!(>_<)。 ただこんな事するのは彼らだけでなく、オイラの知ってるのではカゲロウの幼虫やテントウムシ(アブラムシ好き)も他の昆虫等を襲います。ようするに、「腹が減ったら何時も食べてる物だけじゃないよ!」、って事ですね。
気分を変えましょう。ここで、蝶に詳しい人は読んでて疑問が浮かんでるんじゃないでしょうか? そう、ジャコウアゲハなどは毒を持っているのに、寄生したコバチ達は食べて平気なんだろうか?と言う事ですね。 答えから先に言うと平気です。彼らの毒は捕食者(鳥やカエル等)には毒ですが昆虫同士、と言うか寄生虫にとっては問題ないようです。ただし幼虫時代のまだ毒の蓄積が少な時期なら、なのかも知れません。