リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

格好良い、アコウ

2021年02月27日 | 何でも

何だか面白そうな場所だなぁ、と思って入って行ったら以前来た事のある場所を反対側から入って来ていたようです。そこに物凄く格好良い巨木のアコウが有ったので撮りました。

この場所は昔々数万年前入り組んだ入江だったらしく、石灰岩の崖のような場所になっていました。その崖の上に根を下ろしたアコウがこれです。「なっていました」と書いたのはこの反対側が以前来た時と大きく様変わりし、すっかり地形が変わってしまっていたんです。以前あった崖がユンボで削られまくりその淵はかなり奥まで後退し、以前来た場所だと気付くのにかなり時間がかかりました。削られる前にあっあその崖の上にも物凄く格好良い巨木のアコウだったかガジュマルが大きく腕を広げ、堂々と鎮座していたのです。そして石垣島に来てまだ間もなかったオイラは、内地では見た事がない異様な樹形の巨木に興奮し、何度も撮影に来ていたんです・・・、

#リフトアップ石垣島エコツアー #石垣島の巨木

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冬にナガバサギソウ

2021年02月24日 | 山が好き!

もう季節外れですが冬のラン、ナガバサギソウ(ラン科、別名テツオサギソウ、 絶滅危惧種、石垣市保全種)を紹介します。撮影したのは12月です。去年はコロナのせいか閏月のせいか、咲き出すのが早く、数が多かったです。とにかくコロナ過のせいで人が少なく、山も海も自然が非常に元気だと世界中で言われています。

何度か教えてきた地元N高の3年生達も卒業までもう間もなく。島を離れる前にリクエストに応えてあげる事が出来て凄く良かった。ただ丁度開花の時期に雨が多かったのでみんな花が傷んでいて、この子もあまりキレイな姿じゃなかったのが少し残念。

なぜ2月も終わる今頃に12月のランを紹介したのかと言うと、残念な事に盗掘にあう事が多いので時期をズラしました。最近はランや人気のある昆虫など違法採取される可能性が高いものは、ズラして載せるようしています。

島を離れた生徒達が夏休みでも数年後でも、いつでも島に帰って来た時に子供の頃と変わらない島の自然を見せてあげられるように守っていきたい。って言うか「あの人達の時代にダメになったんだよ石垣島は」なんて言われないように!

#リフトアップ石垣島エコツアー #ナガバサギソウ

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バンナ公園、今見られるもの2

2021年02月22日 | 何でも

バンナ公園の続きです。オキナワウラジロガシの落ち葉がこんなに溜まっている所を見つけました。石垣島でこんなのが体験出来るなんて思ってもいませんでした。今年は寒くなったせいか特に落ち葉が多いです。沢山集めて焼き芋やりた~い! 難易度・低。

リュウキュウアセビ(ツツジ科、絶滅危惧種、天然記念物)毎年楽しみにしています。自然の物は沖縄の国頭村にある「タナガーグムイ(泉)」でしか見られなくなっていると言われるくらい絶滅が危惧されています。どういう訳か土壌がとても合っていたらしく、ここバンナ公園では物凄く元気に育っていて、本当に絶滅危惧種?と思うくらいです。難易度・低。吊り橋渡って少し行けばあります。

トウツルモドキは石垣島でもあちこちに見られますが、これはモドキではなく本当のトウ(ヤシ科、英名ラタン)です。しかも以前からT師匠に「ここにあるよ」と教えられていたのと違う場所にもありました。T師匠が言うには以前石垣島でも籐細工をしていて、その時の物だろうと言っていました。トウは植物の中でも最強・最長のツル植物で、籐製品の椅子やベット等をお持ちの方も多いと思います。軽くて蒸れないし丈夫なので石垣島にはもってこいですね。難易度・低。吊り橋の下に見られます。

まだキレイに黄色い花を見る事も出来ますが、そろそろ綿毛になっているのも見かけます。リュウキュウツワブキ(キク科)です。本来は山中の水場が好きで、黄色い花が沢山咲いている場面に出くわすと嬉しくなります。食用出来るんですが皮を剥くとほんのちょっと。労力の割には少ししか食べられません(>_<)。お日様を浴びてキラキラ光っていました。難易度・低。

ヒサカキ(サカキ科モッコク科ツバキ科と色々言われますが、サカキ科が定番?)の仲間です。ヤエヤマ、サキシマ、テリバ、ハマ、アマミ他、種類が沢山あるので面倒なので同定してないです。そんなんで良いのか!すみません(>_<)。歩いていて「なんか腐ってるような匂いがするな」と思ったら辺りを探して見て下さい、見つかる筈です。難易度・中の高かな?

最後はチクシキヌラン(ラン科、絶滅危惧種)こんなのも頑張って探せば見られます。本当はネジバナを探していたんですが見当たらず、あちこち探していたら近い仲間のこちらを発見。

ある程度植物に詳しい人なら難易度・中の低ですが、知らないと難しいかもです。

今回のバンナ・シリーズはこれで終わりですが、季節を変えてまた紹介したいと思います。皆さんがなかなか気付いてない動植物を紹介出来ればと思います。これを見てから探しに行けば、ただ行くより面白いでしょ。実はもっと貴重な物も見る事が出来るんですが、何かあると不味いのでやめておきました。

ちなみに公園内での採取は日本全国「公園法」と言うので守られていて違法です。子供が虫や魚を取っているのも実は違法だったんですね~。オイラも子供の頃、散々取っていました! まぁでも子供は保護種とかでなければ良いんじゃないのかなぁ?って言っちゃダメ? バンナ公園内でも「採取禁止」の看板があちこちに見られますので、お気を付けください。たまに許可を持っているなんて嘘を付いてまで取ってる人がいると聞きました。そういう時は警察でも公園事務所でも通報して下さいとの事です。

#リフトアップ石垣島エコツアー #バンナ公園

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バンナ公園、今見られるもの1

2021年02月21日 | 何でも

石垣島の市街地からほど近い場所に「バンナ公園」と言うのがあります。島民皆から愛され自然がいっぱい。なんちゃってガイドのツアーより面白いコースが沢山あるし、植物には名札が付いていて、たまに間違っていますが何たって無料ですから(笑)。オイラのブログにはしょっちゅう出て来ます。観察と散歩、ジョギングに撮影など、とにかく欠かせない場所です。

今回はそのバンナ公園の今見られる物を載せて行きますから、ぜひ見に行って下さい。ただし場所は自分で探して下さい。なかには貴重な物も載せますので。

リュウキュウコザクラ(サクラソウ科)物凄く小さい花ですがとっても可愛くて花だけでなく萼の部分が画像で見て分かるように良い形してます。何よりも名前が素敵でしょ! 沢山あるので見つける難易度・低

ボロボロノキ(ボロボロノキ科)名前が面白いので聞いた事がある人はいると思うけど、花(実物)を見た事がある人はあまりいない筈です。見つける難易度・中。

オキナワジイ(ブナ科)今の季節、ドングリ系の花が咲き撒くっていて森は生臭い匂いでむせ返っています。通常は林幹部にあるのでこういう橋の上とかからでないとなかなか見られないんですが、バンナ公園にはかなり低い高さで咲いているのがありました。

これだったら普段なかなか見られないドングリの花がどんなのか、良くわかるでしょ。何本か見つけたから難易度・中の低

最後はツルグミ(グミ科)です。花が強烈な良い匂いをしているので花の時期の方が分かりやすいかな。まだまだ青いですが赤っぽくなって来たら食べられます。今のうちに見つけておいて、熟すのを待ちましょう。ただし自己責任で! これももあちこちにあったから難易度・中の低です。

続く、

#リフトアップ石垣島エコツアー #バンナ公園

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冬から春の途中

2021年02月17日 | 何でも

うひゃぁ~、また寒くなりました。もう今年の冬は終わったとばかり思っていたのに~。そのくせフィリピン沖では台風が出来ています。海ではアーサーの収穫が始まりオイラは味噌汁に入れて、もう初物を頂きましたよ。そんな季節のうつろぐ時期、散歩中に撮った絵を何枚か載せます。

16時前から歩き始めたのでもう夕方の光です。内地だともう暗いですよね。ヒカゲヘゴが写っているのに周りの木は葉が落ちてスカスカ。おかげで遠くまで良く見えます。石垣島も冬色の空です。

オキナワスズムシソウ(キツネノマゴ科)。以前1株だけ見つけたんですが意味の無い草刈りを頻繁にするようになり何度も何度も切られた挙句、そのお陰で無くなってしまいました。それが別の場所で去年くらいから生えて来てまた花が見られるようになったんです。ここで誰でも普通の格好で気軽に散歩しながら見られる唯一のオキナワスズムシソウ。でもコロナが収まってまた観光業界が金儲けの為の「草刈りしろっ」て言い出したら無くなるかも知れません。

みんな大好き、リュウキュウバライチゴ(バラ科)です。日当たりの良い場所なら来月にはイチゴが食べられますよ。

1時間ほど歩いて目印の広場まで来ました。日もだいぶ傾き寒いので、帰りは急ぎ足で戻りましょう。

#リフトアップ石垣島エコツアー

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この時期北側の海岸は、漂着物(ゴミ)だらけです。

2021年02月15日 | 石垣島の問題

石垣島も冬になると北からの冷たい風がビュ~ビュ~吹いて来ます。裏石垣の吉原海岸に出ると空はどんより、沖ではリーフにぶつかった波が飛沫を上げて、内地の海を見てるんじゃないかと錯覚するくらいです。そのあと目線を砂浜に移すと、丸いブイがあんまり沢山転がっていて何だかヘンテコだったので撮って見ました。

ちなみに画像上3分の1辺りに白波がたっているのは変ですよね。画像左側が沖、右側が砂浜なんですが、浜に対して垂直に波が立っています。実はこれ、リーフカレントです。吉原海岸のカレントはかなり浅い所まで切れ込んでいて強い離岸流が発生するので有名です。地元の人で吉原で泳ぐ人はいません。内地から来たばかりの人か観光客だけです。過去に何度も事故があり犠牲者も出ています。

石垣島に限らず知らない海に入る時は地元の人に良く聞いて「危ない」と言われたら決して入らないでください。泳ぎ慣れた海でも一人では入らず、ライフジャケットかウエットスーツを着て、いざと言う時に備えましょう!

#リフトアップ石垣島エコツアー #吉原海岸

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ズングリウマ、本当の名前です。

2021年02月13日 | 生き物

夜の森の中で出会える生物にこんな可愛い?可愛そう?な名前の生き物がいます。その名をズングリマ(カマドウマ科)。オイラ始めパッと見た時「何じゃこれ?」と思いました。黒っぽい丸い物が動いているんですから。カマドウマの仲間で山などにいる生き物です。

とまぁここまで書いておいて何なんですが、実はオイラこの子が本当にズングリウマなのかなぁ?と判断しかねています。何となくチョッと違うような気がするからです。何時ものようにどなたか同定出来る方いたら宜しくお願いします。

これも同じくカマドウマの仲間で最初は山にいたのでオオハヤシウマかな?と思ったんですがその割にはマダラ模様が目立ちます。そうすると良くいるヤエヤママダラウマ(カマドウマ科)かな?と言う事になるんですが、どうでしょう。こちらも同定出来る方、宜しくです。

#リフトアップ石垣島エコツアー #カマドウマ

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コバネコロギス

2021年02月10日 | 夜が好き!

夜の山中で出会える生物シリーズで、コバネコロギス(コロギス科)です。昼間は葉を糸で丸めた巣の中にいるそうで、夜になると出て来てご飯を食べたり交尾をします。食べ物は雑食で他の昆虫や果物など何でも食べる健康志向です。

オオコバネ型と言うのがいますが、大きい小翅って意味が分かりません(笑)。若干退化した翅の大きさが通常より大きいだけで、そんなの個体差のような気がするけどなぁ。DNAでちゃんと別物かどうか調べて欲しいですね。触角の間に単眼が三つありますが、この画像だと手前の触角の横に白いのが一つ見えてるのがそうだと思います。産卵管ぽいのがあるから、女の子かな?

#リフトアップ石垣島エコツアー #コロギス

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オオハナサキガエルとシロアゴガエル

2021年02月08日 | 生き物

別の日の夜に見たカエルを載せます。最初はオオハナサキなのかコガタなのか良く分からない大きさのハナサキガエルです。種類はともかくこの時は直ぐ撮影したのでお眼目が真ん丸で可愛いです。

生き物を撮影する時に気を付けないといけないのは「どうやってその生き物の気持ちを表すか」です。人と比べて表情が乏しい生き物。一番気持ちが出ている所はどこか分かりますか? 

それは眼です。サルやイヌなどは比較的表情が分かりますが他の生き物は難しいですよね。もしかしたら人間が勝手に感情移入して想像してるだけかも知れないし。でもオイラ個人的にはどんな生物にも(生物じゃなくても)感情があって、気付き難い(わかっていない)だけで、実はちゃんとサインを出しているんじゃないかと思います。例えば警戒色なんかは感情の表し方の一つなのは間違いないですよね。 あっ、この話続けると長くなるのでもうやめます(笑)。

林道で出会ったオオヒキガエルかと思うくらいデップリした、オオハナサキガエル(アカガエル科)のメスです。季節柄、お腹の中に卵がいっぱい入っているんじゃないでしょうか。ライトを当てながら撮影した為に黒目が細くなっちゃって可愛くないです(>_<)。 お眼目が真ん丸だったらもうチョッと愛嬌があったんでしょけど・・・。でもこれはこれでデップリおばさん、フジヤマ・ママ、いやいや実は若ママで良い感じ?

最後は見た事も聞いた事もない人、結構いるんじゃないでしょうか? シロアゴガエル(アカガエル科)です。なぜかアスファルト道路の上にいました。シロアゴとオオヒキはオイラがずっと調査し続けているカエルで、どちらも「特定外来生物」です。そういう意味ではこの表情、凄く合っています。ちょっと気持ち悪い顔。でももし真ん丸黒目で頭を上げて一枚目の画像見たいにチョコンと座っていたら可愛く見えるかも知れません。

2007年に石垣島に入って来た事になっていますが、もっと前から鳴き声を聞いてた、という人もいて定かではありません。西表島に入れないように一生懸命頑張っていて、一度根絶させてからは今のところ確認されていません。石垣島ではもう全島にいるようですが・・・。

#リフトアップ石垣島エコツアー

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年末、夜の登山で希少カエル観察会 

2021年02月05日 | 夜が好き!

去年の年末、石垣島で一番見るのが難しいカエル、コガタハナサキガエル(アカガエル科)の観察会を行いました。ハナサキガエルの仲間は奄美、沖縄、西表などに棲んでいるんですがいずれも山中に生息し、なかなか出会う事は難しく、生態はどれもまだ良くわかっていません。特にコガタハナサキガエルは山の中腹より上流の、滝などがあるような沢でないと見られません。

コガタハナサキガエルは石垣市の保全種で、石垣市の保護地区、国立公園、国指定の名勝(文化財保護法)など幾重にも規制がかかった場所に棲む絶滅危惧種のカエルです。「こんな貴重なカエル、教えない方が良いんじゃないか?」と言う意見もありますが、島の人が誰も知らないと言うよりも見て知って「凄~い!」って感動して貰った後、「我が石垣島の自然は素晴らしい!」「絶対に守らないと!」と思って欲しいと言うのが趣旨です。それに違法採取がバレたらCMじゃないけど「捕まるよ、マジで」です。別の生き物ですが去年一人捕まってます。

特に石垣島の動植物はyahooオークションなどでも売られていて、生き物たちにとって非常に厳しい状況です。しかし島の人もだんだんそういう事実を知る人が増えて来て、採取したりしてたら注意したり、通報してくれる人が増えて来ました。
素晴らしい! 皆さんもよろしくね!

滝の上から見た参加者達のライト群。なんか格好良い!

前日までに配置したロープを使い、ゆっくりと一人ずつ登って行き斜面の途中でカエルの観察をして貰います。かなり辛い体制だったりしますが、皆見る事が出来ました。最後に卵塊も探したんですが残念ながらありませんでした。閏月のせい? 

今回ハブは1匹しか出なく、貴重な植物も観察、カエルの種類もオオガタ、アオ、アイフィンガーなど自然度の高い場所にいるカエルがほぼ見れたので良かったです。なにより事故も無く無事終了。於茂登の神様に登りの時に皆で無事をお願いし、帰りにはお礼を言って下山、毎回これは欠かせません! 最後に皆さん「貴重な物をありがとうございます」とか「楽しかった!」と言って貰えました。良かった。

於茂登の神様、いつも無事故ありがとうございます!

#リフトアップ石垣島エコツアー

 

おいおい、コガタの画像は?!
だってオイラ、当日は写真を撮る暇ないんです、忙しくて(>_<)。

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