リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

マヤプシキ、3段階

2024年08月11日 | 何でも

石垣島のマングローブ植物の中でマヤプシキ(標準和名ハマザクロ、ハマザクロ科、絶滅危惧種)というのがあります。八重山が北限の植物で、オイラが最後に確認した記憶では石垣島には多分4本あります。1本はこの画像のですが、残りの3本は何年も確認していなくて、仲間内でも「見に行かないといけないね」と話しています。そういう意味では石垣島のマヤプシキはIランク、「絶滅の危機に瀕している種」です。

見た目はサガリバナやフトモモみたいな花ですね。マヤプシキもフトモモ目だからに似てるのかな。下のはこれから咲きます状態。この時11月後半くらいでしたが、まだまだ蕾があるかと思えば実も見られました。インドネシアでは花の小ピークが3月くらいにもあるそうですが、石垣島のはどうだったかな?

実の形がマヤー(ネコ)のプシキ(ヘソ、尻尾、ヒルギ等)に見える?からマヤプシキと言われています(諸説あり)。子猫のお腹って見るとこんな感じですよね。だからオイラはヘソ派です(笑)。

この中に約300個くらいの種子が入っていて落ちて割けて散らばる、といった感じです。この場所では毎年のように健全にそれが繰り返されているのに、ぜんぜん新たな実生が見られません。オイラ自身ももっと条件が良さそうな所に置いて来た事がありますが、まったく育ってません。ニッパヤシの漂着種子も何個も条件が良さそうな所に置いたり植えたりしましたが、石垣島の自然界ではぜんぜん育ちません。ですが知り合いのガーデンではニッパヤシが育っているそうです。何で?!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沢沿いトレッキング

2024年08月06日 | 山が好き!

ブログ書かなきゃぁ、と思いながら7月は1つも書いてなかった事に自分で驚きました。怠けすぎ! なので早速先日のお客様と行った時に撮影した画像を載せます。

石垣島は琉球列島の中でも高島(高い山が無い島は低島)で、山があって昔からの生活道が今でも山の中にそこそこ残っています(消えつつある、慣れてないと見えない)。代表的なのがクイツ(越道)ですが、沢沿いなんかはほぼあると言って良いでしょう。今回歩いたのもそんな中の一つです。

八重山では山でも海でも自然と遊ぶ時は長靴が基本なんですが、沢沿いを歩く時、都合良くずっと片側だけで行ける訳ではありません。場合によっては何度も川を渡ります。内地でもそうですが、山歩きや沢歩きを経験した事がない人がこういう場所に行くと、間違いなく道を見失います。そうでなくとも今年も石垣島、相変わらず遭難事故が既に何件か起きてます。内訳は観光客と島に来てまだ間もない移住者です。

さて難しい話はここまで、最初の画像ですがアイフィンガーガエル(アオガエル科)のオタマです。始めに言っておくと今回の画像、全てスマホのカメラです。アイフィンガーのようなウロの中の撮影をする時、上からカメラを構えると当然陰になります。普通のカメラならレンズとLEDライトを一緒に持ってとか、リングライトとか付けて、さらに脚立に乗ったりしながら撮影しないと光が上手く回らないなど、なかなか厳しい条件があったりします。ですがスマホならLEDライトとレンズの位置が近く、レンズが小さいのでその部分だけ穴に合わせ後は画面でピントさえ合わせればOK!。レンズが小さいのでピントも深く、今回はオタマの眼が光って格好良いです (笑)。

同じくスマホで撮影している、お客様のM先生。

先に進むとオレンジ色の丸っこいカニがいました。オカガニの放幼生の観察会をやって間もないので頭がオカガニって思ったんですが、よくよく見たらサワガニ最大種のヤエヤマヤマガニ(サワガニ科)です。このくらい間違うなよって話ですが、一応言い訳すると石垣島に住むオカガニ科の中でもオカガニは結構山奥までいたりします。

サワガニは幼生を海にまで放ちに行く事をやめたカニで、その代わりに大卵少産型と言われ、幼生時代を過ごさず始めから親と同じカニの形をして生まれてきます。そのぶん捕食される確率が低くなると言う訳です。ヨシノボリなど魚の仲間にも同じように大卵型がいて、他に中卵、小卵とか細分化されています。

こんな事をやっているとキリがないんですが、面白くて仕方がありません。

 

#リフトアップ石垣島 #沢歩き #沖縄のカニ #撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする