リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

ハンター

2012年08月31日 | 生き物

夜にちょっと庭に出たら窓枠で、けっけっけっがカマキリを捕らえていました。 ただカマキリもまだまだ応戦体制をとってます。 このカマで攻撃されたらどうなるでしょうか? 

残念ながら眠くて最後まで見ていられませんでした。 ライトを当てて撮ったので瞳孔が細くなっちゃって可愛い顔してません。 むしろキモイですね(笑)  

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そうだったのか

2012年08月29日 | 何でも

ちょっと前に慶応大のY教授がまた発掘調査の為に石垣に来ていました。 以前ガイドした時からの知り合いで、サンゴ学会という新しい分野のなかでYさんは名蔵近辺の発掘を主にしています。 島の人は先生の講演を聴いた事がある方が大勢いるはずなので、知っている方も多いでしょう? 今回は調査途中経過の講演じゃなく実際の発掘調査の模様を公開すると言う事で、この後姿がY教授ですが、土木作業員にしか見えません(笑)。 何所まで掘るのかどうやって決めてる(分る)のか聞くと、発掘調査をある程度やっていると、道具の先から伝わる微妙な土質の違いで、ココからは違う層だなと分るそうです。 凄いですネェ。

今回の調査でも炭化米や土器など色々見つかったようでが、オイラが興味を持ったのは、サガリバナやサキシマスオウの根っこ部分などが出て来たということです。 

石垣島のスオウはある程度高さのある所(2~30万年前の海進時の高さ)には残ってるんですが、低い場所(6000年位前の海進時の高さ)に生えてるのが殆どありません。 サキシマスオウはマングローブの後方に生える植物ですが、そういう場所に行っても見つからず気になっていたら、今回の発掘場所は田んぼの直ぐ側。 高さ的にもほぼ一緒で、名蔵アンパルの後方、バンナ岳の裾あたりです。 そう、ここが本来スオウ等があって良い場所で、そんな場所からのスオウの根っこが出て来たと言う訳で、謎は解けた!、です。 

マングローブ地帯が陸化していくと硫化物のせいで強い酸性土壌ですから普通の農作物は良く育ちません。 こんな場所を人間が最初に利用する時はそういう土壌に強いイネ科の植物、田んぼにするんです。 だから昔(1000年位前の層だそうです)スオウなどが生えてた森は伐採されて田んぼになったせいで、今現在低い場所でのスオウの群落を見る事が出来なんでしょう。

もちろん田んぼになってない場所も多々あり、これだけが理由ではないと思いますが、これも一つの理由である事に間違いない!・・・、と思います(笑)。 如何でしょう? 皆様のご意見お待ちしています。 ニッパヤシやマヤプシキ(これは数本ある)が石垣島に無い理由も色んな人のご意見、「ニッパヤシ、あそこにあるよ!」など募集中です!

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第4回講座 安良村跡および一帯の自然観察と閉講式 最終回

2012年08月27日 | 何でも

今回でシリーズ全て終了。 最終回です。 画像は下見時ですが、ずっと猪垣だと思っていた石垣が違うと言う説明を今回の講師・Hさんがしてくれてる所です。 Hさんが言うには、この石垣をずっと追っかけて歩いてみると大きな輪になっていて、この後行く場所には牛の薬浴場があり、石垣沿いに牛を歩かせることによって効率良く薬浴させる為の物だと分ったそうです。 コーディネーターのMさんも知らなかったので、オーノフリャー(豚便所)に続き今回初めて分った事の一つです。 

ただ講座当日に分った事ですが今回担当のM先生、実はおじぃちゃんが昔牧場で働いていて、小さい頃にこの場所にも来た事があったそうです。 当時は今の放牧場と同じように下草だけで見通しが良く、こんな森とは大違い。 当然車でこの辺りも走れたそうで、本人も数十年ぶりに来て思い出しビックリしたそうです。 ほんの数十年前の事もこうやって伝えられずにいると、もしあと数十年たってこの事実を知る人が一人もいなくなれば、今回のように発見は出来たかもしれないけど本当はどうだったのかは確証出来ないまま終わっていた事になります。 

ひやぁ~、危なかった。 さぁこれでまた次の世代にこの石垣が何の為の物だったのか確証付きで伝えられますね。

そしてこれが今回の目玉の一つ、オイラが過去に見た中でも一番かと思う位のギランイヌビワの巨木です。 今回はココでの集合写真が新聞に出てましたね。

下見の時に見たこの別のギランイヌビワも非常にデカイですよ。 一緒に写ってるHさんと比較すると分りますよね。 ただ残念な事にこのイヌビワは折れてしまって、良く見ると奥にその折れた一部が写ってます。 ただ板根の部分を見るとまだまだ生きているようです。 また頑張って大きくなってね。 

さぁ、帰りは急斜面を山仲間のOさんが用意してくれたザイルを張って下りて行きます。 これがMさんの講座です(笑)。 チョッと位はハードにやって、持ち物や服装もあんまり細かく言わず、こういう場所だからこういう格好で行こうと自分で考えたり、実際に苦労(痛い目にあえば)すれば次から覚えるだろう、と言う考えです。 立派なアウトドア・マン(ウーマン)が育つ事でしょう。 

自然と付き合っていくにはルールがあり、そのルールを守らないと痛い目に会ったり、時には結構簡単に死にます。 オイラも生意気に色んな人に注意して来ましたが、聞かない人は聞かない、痛い目にあわないと分らないんでしょう。 ただそれが自分だけなら良いけど、例えば子供がいる人は子供に自分の真似をさせないで欲しいんですが・・・、無理でしょうね。 

でも子供って結構しっかりし見てて、園児や低学年の小さい子供でも自分の親よりこの人の方がこれに関しては優れてるなと思うと、親がなんて言おうがそっちの人の言う事をちゃんと聞いたりします。 意外とシビアなんですよ、これが。 

閉講式は明石の公民館をお借りして行いました。 3回以上参加した方には講座修了書をお渡しします。 約30名の参加者ほとんどが受け取る事が出来ました。  

この講座で得た知識をまた伝えて行って欲しいと言う事で、参加者より問題点もご指摘頂きましたが、ケガ人も無く終了です。 今後に活かしたいと思います。 

最後に今回の集合写真を掲載して終わりにします。 お疲れ様でした (^o^)丿。 写って無い方、ごめんなさい。

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第4回講座 安良村跡および一帯の自然観察と閉講式 3

2012年08月24日 | 何でも

さぁ、今度は山側に行ってみましょう! 

琉球石灰岩の間を乗り越えて上に登っていきます。 最初の関所ですよ。 ここで渋滞が出来てなかなか進めません(笑)。 石灰岩の中には色んな岩が混じっていて、一つ一つ調べたら色々分って来て尚更面白くなりそうですね。 

何とか登って進んで行くと、まずは牛の非難小屋です。 牛の?って思うでしょうが、台風の時などは牛さん達も大変ですから非難小屋があった方が良い訳ですが、なんとこれ昭和35年に建てられたものです。 石垣では当時、人でさえ市街地でも木造の建物ばかりだったのに、牛の為にコンクリ家(ヤー)なんて、と反対されたそうです。 ですが当時の内原元市長が「これからの石垣島は畜産で延びる!」、と言って建てさせたそうです。 実際そうなった訳だから先見の明があったん方なんですね。  

普通は山中にあるんですが、結構低くて開けた所にモロコシソウ(サクラソウ科)がありました。 あっでも内地では海岸の側に生えると書いてあるのもありました。 石垣では山中でもなかなか見つからなくなってきて、県によっては絶滅危惧種にもなってます。 別名ヤマクニブーと言うんですが、最初は沖縄の方言名かと思っていたら内地での別名ヤマクネンボの沖縄での言い方だったんですね。 モロコシソウは匂いがクネンボ(ミカン科)に似てるので山のクネンボと呼ばれるそうです。 モロコシはトウモロコシから来てると思いがちですが、クネンボが中国から来たものなのでそれと同じで中国から来た植物だと勘違いして唐土(もろこし)とつけたようです。 本当は日本の自生種です。  

安良川を挟んでの景色です。 クバがはえ、亜熱帯らしい素晴しい景色ですね! 海岸側の森の特徴が良く出ています。 これは下見の時に撮ったものですが、Hさんが何時もの様にビールを飲んでます。 この景色を眺めながらの酒はさぞかし美味いでしょう。 良い子は真似しちゃいけませんよ。 もちろん県民カレッジの時も飲んでません! 

足元を見るとこんな高い場所なのにまだ石灰岩があります。 かなり高い場所のような気がしますが、約80m位の高さなんですね。 石灰岩と自生しているクバ、2~30万年前ここが海だった証拠がいくつか出て来ましたよ。  

石垣島では低い場所に残るサキシマスオウが非常に少ないんですが、その理由が先日何ヶ月かぶりに調査に来てた慶応大のY教授に教えて貰った発掘調査のデータで分りました。 その話もそのうち載せましょうね。 では続くです。

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第4回講座 安良村跡および一帯の自然観察と閉講式 2

2012年08月22日 | 何でも

ここが安良村があった場所です。 記録に登場するのは1734年。 ピーク時には482人。 しかしそのピーク時の1771年に、全国放送のニュースなどでも報じられ石垣の人なら誰でも知っている明和の大津波によってほぼ壊滅状態になります。   

地面に並んでいる四角い石は家屋の礎や、雨端(あまはじ)の柱が建っていた土台石(礎と言うにはチョッと感覚が違う気がするのであえて別扱いとしました)です。 かなり大きな建物だった事がわかります。 雨端とは、東や南に突き出したひさしと言うか屋根の下の部分を言います。 外と屋内の中間部分で、家の中に太陽光が入って来ないようにするのは勿論ですが、沖縄の古民家には玄関が存在しないのでこの空間で応対するそうです。 

他にもこの構造によって蒸し暑さや台風などにも対応。 腰掛けてゆんたくするにも良さそうな空間ですね。 沖縄独特と言う感じで書きましたが、似たような構造(役目)は内地の建物でも昔から多くあります。 現代なら縁側だってそうだし、屋根付きウッドデッキなんかもそうでしょうね。 

隣の細長い石は屋根から落ちた雨水が跳ねないようにする為の物かな? 内側にあれば一段高くなった部分の枠の部分だと思うんですが、この石は外側に並んでるんです。 それともオイラの思い違いで内外が逆なのかな? 後で分ったらまた書き足しておきます。

ここが敷地の内側から見た屏風(ひんぷん)です。 向こう側が入り口だったのが分りますね。 この石垣も前はこんなにハッキリ出てなかったんですよ。 

Mさんが説明しているのがオーノフリャー(豚便所)です。 以前から多分そうだろうと推測されていたんですが、6月の再発掘作業でそれがハッキリしました。 その証拠は下に敷いてある 岩板です。 ただのトイレだったら下は石ころとか土だそうですが、平べったい岩板が敷いてあると言う事は、そこに豚がいた、という事だそうです。  ちなみに画面左の2枚の岩板の真ん中に穴が開いてるのがトイレの便座で、その上にまたがって踏ん張って、穴から上手く落とす訳です。 なかなか技がいりそうですね。 オイラはここで何人かに、その踏ん張るポーズをさせられて写真に撮られました(笑)。

立派なガジュマルが皆さんを歓迎してくれてます。 今回はこの後も凄い巨木が迎えてくれます。 

人が住むのに一番大切なのは飲み水ですね。 そう、これがその為のインヌカー(西の井戸)です。 いまは土砂や葉っぱが溜まって水がありませんが、昔はちゃんとあったはずです。 海の側で塩が混じらないのか?と思うでしょうか、井戸の深さ(満潮時ラインを考えて)や地下水が通ってるライン、そして淡水と海水では比重が違うので上手く上側をすくえば問題無い訳です。 だから全部淡水を取ってしまうと海水が上がってくるので、その時は他所から汲んで来た淡水を上から足してあげるとまた淡水だけを飲む事が出来る訳です。 たしかそんな仕組みだったはず。  

ちなみに海中でも真水が湧き出す所は沢山存在します。 そんな場所には珍しい光景が見られますよ。 調べてみて下さい。

そしてもう一つ、アンヌカー(東の井戸)です。 こちらは底の方に水が残っていました。 以前満々に水が満たされた画像を載せた事があったような気がしまうす。 興味がある方はググッて見て下さい。 

次回は移動して山側に行きます。

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第4回講座 安良村跡および一帯の自然観察と閉講式

2012年08月20日 | 何でも

ようやく最後の第4回講座を迎える事ができました。 あれ?この画像見た事あるなぁ、と思ったら去年も一昨年もここで集合してるんですね。 去年は牧場内の川沿いに残された森のトレッキング、一昨年は安良岳クイツ横断前にココに集合してます。 定員は毎年オーバーの30名以上が参加してくれます。 さぁ今年もみんなで楽しみましょう! 

今回の講師は山仲間(先輩)のHさんです。 今回も今までも多くの埋もれてしまった場所を整備し直してくれたし、何時も山の季節が来ると一緒に登るだけでなく一緒に整備してくれます。   

まずは安良村の側まで車で移動です。 数十台が連なって、もちろん放牧場の組合に許可を貰い、特に牛さん達の側を通る時は脅かさないようにユックリ走りますよ。 

では海岸林のジャングルに突入! この道も数ヶ月したら消えてしまいます。 アダンの葉っぱが痛いので絶対長袖。 蚊も沢山います。 島のベテラン達は遊び方を知っているので軽装の人は一人もいません。 こちらの事前注意もちゃんと聞いてくれるしね。  

まずは御嶽です。 石垣市の史跡指定になってます。 もちろん御嶽は女性の領域ですから男性が入れる所までしか紹介しません。 だけど左から通って左から戻って来るというのを知らない人がいて、右側を通ってしまう方がいました。 この後バチが当たらないと良いけど(笑)。 

やっぱりこの日も、ティダ・カンカン! 照り返しのキツイ砂浜を歩いて今度は安良村跡に行きましょう。

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くろすけ

2012年08月17日 | 生き物

家の横の畑には色んな生き物がいます。 昆虫やミミズはもちろんネズミにカエルに、そしてシロハナクイナ(クイナ科)。 今の時期だとクイナの雛が独り立ちする直前で遠くまで遊びに行っちゃいます。 だけどやっぱりまだ子供ですからオイラを見かけるとビビッて急いで逃げていきます。 でも懲りずにまた遠出してオイラと目が会い、今度こそ怖くなってママの下に一目散。  

「一人で遠くまで行っちゃ駄目だって言ってるのに何でアンタはまた行ったの!」と、さぞかし叱られたでしょう(笑)。

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サガリバナ群落

2012年08月15日 | 何でも

先日サキシマスオウを見て頂きましたが、そういう場所がどういう場所だったか覚えていますか? 

地球の歴史の中では海の高さは何度も変わっています。 代表的なのは約6000年前や数十万年前などの海進(高く) 、1~2万年前などは海退(低く)があります。 しかもそういう場所には途方もない位長い年月が経っているというのにいまだにその痕跡が残されています。 その痕跡の一つがサキシマスオウですが、他にもモダマやタカナタマメ、石灰岩、そしてこのサガリバナモそうです。  

いまサガリバナが残っている場所は主に縄文海進(約6000年前)時に淡水が流れ出る海沿いだったと予想出来ます。 それは河口付近だったり淡水が地下から湧き出す場所だったりです。 沖縄だと今でいうマングローブ見たいな場所が有力かな? ただあくまでも予想なので、もしかしたら昔はヤエヤマヒルギのように海水だけの場所でも育って行けたのかも知れません。  

 ただ石垣島のいくつかあるサガリバナ群落は基本的にみんな淡水のある湿地や沢沿いが殆どで、殆どというかそれ以外で今オイラは思いつきません。 この群落ももちろんいくつもの川の流れを持つ広い湿地帯のような場所で、実際もうちょっと下っていくと陸地の部分は殆ど無くなり、超浅い沼状態になります。  

水の中にはテナガエビやユゴイが透けて見え、多くの群落は薄暗いイメージがありますが、ここは画像のように木漏れ日がさし、透き通った水、非常に明るい雰囲気のキレイな場所でした。 

台風明けなので花も蕾も殆ど無く、せっかく夜にみんなで花見に行こうと下見に来たんですが、残念ながらしばらくは無理ですね。 ただ場所的に面白い所なのでまた散策に来よっと。

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大っきい

2012年08月13日 | 山が好き!

下見の時に見つけたスオウの実と隣は何だと思いますか? 巨大な虫コブです。 虫コブじゃなかったら誰か教えて下さい。

他にも何個か転がっていて、雨の日に流され溜まっていた枝等と一緒にありました。 虫コブは色々見た事あるけどこんな大きいのは初めて。 割ってみれば良かったんだろうけど、まだ在宅中だったら悪いなぁと思い止めておきました。 割らずとも今度は持って帰って観察してみようかしら。

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第4回講座 安良村跡および一帯の自然観察 の下見

2012年08月10日 | 何でも

第三回講座が終わったと思ったらもう第4回講座の準備です。 と言う訳で、コーディネーターのMさんと講師のHさんとオイラの3人で下見に行って来ました。 この日は画像の空では曇っていますが足元を見てもらうと分るようにカンカン照りの暑い日です! そんな中、長袖・長靴・鎌等を持って下見兼整備。 久しぶりにオイラ調子が悪く、途中で何度もカクンッと落ちそうになりました(意識が)。 「Mさん、僕が倒れたら、あとヨロシクです・・・」。

 

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