今、石垣島では開発による沢山の自然破壊が問題視されているんですが、その中で特に問題視されている、「前勢岳・ゴルフ場付リゾート開発」の問題をパンダのマークで有名な世界的自然保護団体・WWFのサイトで取り上げてくれました! これには沖縄県内の自然保護団体だけでなく、日本野鳥の会や日本魚類学会、日本自然保護協会など、国内の名だたる団体が賛同してくれています。先日は沖縄県副知事が現場を視察にいらしてくれました。

日本最南端のラムサール条約湿地「名蔵アンパル」をまもろう
沖縄県・八重山諸島の石垣島には、日本最南端のラムサール条約湿地があります。名蔵湾に面した「名蔵アンパル」です。ここには豊かなマングローブ林が...
WWFジャパン
前勢岳はヤエヤマホタルで有名な山で市街地から一番近く、島人にとっては馴染み深い里山です。またここが開発されると言う事はホタルは勿論、前勢岳水系に棲む絶滅危惧種のキバラヨシノボリやタウナギなどの淡水生物、サンゴや海洋生物の産卵、稚魚たちの生息場所になっている名蔵湾、そして石垣島最大のマングローブ湿地・名蔵アンパルなどにも影響が出るのです。オイラ達はそれを黙って見過ごすわけには行かないのです!
気持ち悪く見えるかも知れませんが、ヤエヤマアオガエル(アオガエル科)の泡々卵塊の中でオタマジャクシが無事、孵っていました。この後雨が降るか水溜りの中にあったので、しばらくして泡々が薄まって(解けて?)オタマ達は水溜りの中に移動するでしょう。
自然界ではこうやってオタマになり誕生出来るのも運が良い方です。現実は産卵してるそばからバエやアブ等が寄って来て卵産んで行ったり、陸からはアリや水の中ではサワガニなどが寄って来て食べられます。それ以前に雨が降らずに水溜りが乾き切って死んでしまう物も多いでしょう。
こちらを見て下さい、これは本当にキモイ! これは卵塊の中に産んで行ったハエやアブ等の幼虫(ウジ)が孵り、アオガエルの卵を全部食い尽くし成長している状況です。これが自然界の厳しい現実なのです。それにしても、ウジ虫達にはちゃんと眼が二つあって、みんなこちら(外)を見ているのがまた、キモ差倍増ですね!
#リフトアップ石垣島エコツアー #ヤエヤマアオガエル
今回でシリーズ最終回です。
クロヨシノボリ(ハゼ科)です。目は開いてますが寝てます。水面ギリギリ、凄く近付いても逃げません。随分青くなってますが、シマ?クロ?なのかな? 岩場だからクロ? 産卵時の卵を撮りたいですね、石の下に産むから発見するの難しいだろうな。
何サワガニか分かり辛いです。オキナワウラジロガシのドングリを大事そうに抱えていました。まさかドングリ食べるの?
サキシママダラ(ナミヘビ科)を撮影してたんですが、時間がかかり過ぎて黒目が鋭い怖い目になってしまいました。本当は夜だから真ん丸黒目の可愛い顔なんですが。この日は赤ライトを忘れてしまいました。
ズングリウマ(カマドウマ科)です。バッタ見たいな形をしているとみんな葉っぱを食べるのかと思う人が多いようですが、意外と肉食だったり雑食です。カマドウマの仲間は夜行性なので夜や洞窟なんかの方が出会えるでしょう。
サキシマキノボリトカゲ(アガマ科)が寝ていました。夜の野に行くと寝ている生き物に良く出会います。中には「こんな格好で寝てるの?」と言ったのもいます(笑)。
このシリーズは今回で終わりですが、夜に撮影した物は今後もドシドシ載せて行こうと思います。
#夜行性 #夜間撮影 #リフトアップ石垣島エコツアー
お正月、あっという間に終わってしまい、代わってやって来たのは沖縄県コロナ第6派到来!
は忘れて観察会と、その下見の時に見たモノを載せます。
アイフィンガーガエル(アオガエル科)です。アイフィンガーはほぼ一生樹上で過ごすと言われていますが、実はこの時見つけたのは地面です(笑)。地面にいたこの子を踏んづけちゃいけないと思って枝の上に載せました。樹上や水の溜まったウロのそば(中)で美しく鳴き、お嫁さんを誘います。ウロの中の水際に卵を産み、時々帰って来て孵ったオタマに無精卵の卵を与えるという、子育てするカエルとして有名です。
サツマゴキブリ、と言いたいところですが違います。おそらく日本最大種のヤエヤママダラゴキブリ(マダラゴキブリ科)の幼虫です。オイラは今まで水陸両用はサツマゴキブリだと思っていたら大間違いで、ヤエヤママダラゴキブリの幼虫こそが水陸両用だったのです。この時もオイラは水の中に完全に潜っている状態で見つけ、水中での状態を撮りたかったのですが、水中でも凄い速さで歩き回り?、カメラで狙っているうちに水上に出て来てしまいました、残念。卵胎生で赤ちゃんを産むゴキブリです。
ミネイサワガニかな?と思いますが、ミミズを捕らえていました。驚かすとせっかくの獲物を放して逃げてしまうので、そっと近づき撮影しました。これだけの獲物、ずっと観察していたらおそらく他の生き物が奪いに出て来たはずなんですが、オイラの根気が足りず撮影後先に進みました。
続く
#リフトアップ石垣島エコツアー
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
石垣島に移住し、もう直ぐ21年。
20年以上お世話になっている石垣島。
100年後の子供達にもこの島の自然を残す為、
今年も頑張ります!