淡水魚調査中には貝も幾つか見られます。特にオイラ達が調査している川は皆、海と川が遮断されていないので色々と見る事が出来ます。ただオイラの知識がおぼつかず、正確さに欠けます。
左上から、イボアヤカワニナ(トウガタカワニナ科)、フネアマガイ(フネアマガイ科)、ヌノメカワニナ(トウガタカワニナ科)、カバクチカノコ(アマオブネ科)だと思いますが怪しいので、分かる方訂正お願いします。 特にヌノメが全然違うような気がする。カバクチの貝殻に付いているのは卵塊です。1個で数百だったかの卵の塊だったと思います。自分で自分の殻に付けたのか他のに付けられたのかは良く分かりませんが、たいてい卵塊や卵塊の跡がいつも殻に付いています。
最後はトウガタカワニナ(トウガタカワニナ科)だと思うんですが、この棘?イガ?がもっと長いのもいます。全て両側回遊だったと思います。回遊には色んなパターンがありますが、主にこの三つです。
両側回遊(りょうそくかいゆう) 川で産卵、川で生まれ海に降りて、ある程度成長したら川を遡って来る。ヨシノボリやテナガエビ、アユなど。
遡河回遊(そかかいゆう) 川で産卵、川で生まれ海に降りて、産卵の時だけ川を遡って来る。主にサケ科
降河回遊(こうかかいゆう) 普段は川で生活、海に降りて産卵、海で生まれ、川を遡って来る。全てではないがウナギや、モクズガニなど。
何でこんな事するのかな?と思うんですが、子孫を残す為の知恵と、進化の過程で海から陸域に進出したのと、逆にやっぱり海の方が良いや、となったりなど色々な理由が複雑に絡み合ってこうなったんでしょう。
ところで、一生の途中で海に降りない、回遊しない生き物は大抵卵がデカい大卵型で、生まれた時にある程度大きい事で敵に狙われ難いとか、生き抜く力が強いとかで勝負するタイプです。ちなみにオイラ達哺乳類も母体の中で海水とほぼ同じ塩分濃度の羊水の中で育ち、生まれて来ますね。これは間違いなく人間も、元はと言えば海で誕生した生き物がご先祖様の証ですね。
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