T師匠と、もう孵化して出て行ったであろうアオウミガメのネストを掘りに行きました。 何の為に掘るかと言うと、何匹ちゃんと出て行ったか、何匹上手く出れずに砂中で亡くなったか、何匹亀になったけど卵の中で亡くなったか、何匹亀自体になれず亡くなったか、を調べる為です。 と言っても完全に正確な数は分りません。 例えば殻が外に出てる時もあって、この時も連絡くれた方がネストの外で殻を2個分拾ったと見せてくれたし、カニが穴掘って食べちゃったり、イヌ等が掘り起こして食べちゃったりもあります。 それどころか他のネストは、ここ数日の大雨でネスト事流されてるのもありました (>_<)。
師匠が掘って、オイラが撮影。 ん?何か立場が逆じゃん?と思う人もいるでしょう、オイラも思います(笑)。 しかし師匠は最初の頃から何も言いません。そう言うのをあまり気にしないというか、自分でドンドン動く人だからです。 ここ数年ではオイラが撮影係りと言うのも定着して、「これ撮っといて、後で頂戴、」と言われるのも当たり前になってきてます。 前回のM島さんも「自分でやる!」、です。 凄い人たちです。
掘り返してみると出るは出るは、殻や中身が残ったままの卵。 かなり腐っているので物凄い悪臭ですが、師匠は平気でモリモリ掘って行きます。
そして亡骸・・・。
全部で50個くらいです。細かい数字を書いておいたんですが、何所に書いたか分らなくなりました。もちろん師匠はちゃんと記録してます。 子亀として出て行ったのは10匹くらいであとは殆ど全滅です。 最近の豪雨続きの前、何日も晴天続きで砂も乾燥して固くなり、湿度が無いと卵が萎んで上手く殻を開けられないそうです。 産まれたのが上の方にあった卵か、下の方の卵が守られて湿気もあって助かったのかまでは分りませんが、何せ自然任せ。厳しい現実ですね。 ちなみに卵が少ないのは、このママガメが今年で5回目の産卵で、そろそろ終わりだからでしょう。
ダメだった卵は全て開いて中身を確認します。 上にも書いたように、亀になったけどダメだったのか、亀にもなれずにダメだったのかを調べる為です。
ここまで育ったのにダメだったなんて・・・。 厳しいなぁ、世に放ってあげたかったなぁ、
そして師匠は今日も行く・・・。
T師匠 「おいっ、もう帰るぞ!」 あっ、帰るのね (^_^;)。