橋の上から林冠部を撮影しました。フローラ(植物相)を見てもヒカゲヘゴ、モダマが生え、ハマイヌビワ、タブノキ、オキナワウラジロガシ等、照葉樹が生え「亜熱帯だな~」と思います。
「あぁ、鳥も飛んでるな」と、良く見たら当たり前にオオコウモリでした(笑)。それが亜熱帯・石垣島です。
#亜熱帯 #オオコウモリ #リフトアップ石垣島 #エコツアー #石垣島あるある
橋の上から林冠部を撮影しました。フローラ(植物相)を見てもヒカゲヘゴ、モダマが生え、ハマイヌビワ、タブノキ、オキナワウラジロガシ等、照葉樹が生え「亜熱帯だな~」と思います。
「あぁ、鳥も飛んでるな」と、良く見たら当たり前にオオコウモリでした(笑)。それが亜熱帯・石垣島です。
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相変わらず石垣島の冬は雨ばかり。これを書いている今も、外は冬の嵐のように土砂降りで荒れ狂っています。
先日は12.7度まで下がったし(石垣にしては寒い!)、昨日なんか東京の方が石垣島より暖かかった。
それでも正月すぎると晴れた日には、もう春の兆しがあらわれ始めるのが石垣島です。
山に行くとドングリ系の特徴ある花の匂いが漂っているし、カンヒザクラ(バラ科)も咲き始めました。
オキナワウラジロガシ(ブナ科)も、あちこちで芽が出ています。
この子は割れて胚を半分失っているんですが、今のところ大丈夫です。
ですが寒さに弱いため今日みたいな寒い日が続くと枯れ死する事も多く、心配です。
影響が出る前に根も葉もいっぱい伸ばして、がんばれー。
いっぽう寒い冬の風物詩、リュウキュウツチトリモチ(ツチトリモチ科)や、画像はキイレツチトリモチ(ツチトリモチ科)です。
しかも、他の地域のことは分かりませんが、石垣のキイレは山の中にしかありません、う~さぶ。
#カンヒザクラ #オキナワウラジロガシ #キイレツチトリモチ #リフトアップ石垣島エコツアー
林道を歩いていると面白そうな斜面があったのでガサガサ入って行ったら、モダマの群落にあたりました。極太のツルが地面をうねり、バラバラになった種子入のサヤ(バラサヤ)や、剥がれた外側のサヤがアチコチに落ちています。「大昔は、この辺りも海の側だったんだな~、」とか思いながら散策していると、
その前に、話を進める上で分かりやすいように、モダマのサヤの構造を説明をしておきます。
⇓まず、大きいのだと1mくらいの巨大なのが出来ます。
外側に固いサヤ、内側にもそこそこ固いサヤ?があり、その中に種子があるという二重構造で守られています。ダイズも枝豆を食べた時に分かると思いますが、外側のサヤを摘まんで食べようとすると、もう一枚薄サヤが残っている時がありますよね。
モダマの種子は一つ一つ独立した部屋に納まっています。落ちる時は外側のサヤが捲れて薄サヤの状態で、それがバラバラに千切れて落ちて来る「バラサヤ状態」のが良くあるパターンです。たまにお店で外サヤもキレイなままの、ぶら下がってる時と同じ状態で売られているのがありますが、あれは熟す前、青いうちに付け根から切ったものです。
余談ですが、以前モダマのサヤが高く売れると言う事で、島中あちこちで取られました。そういう人達は無理やりツルを引きずり下ろしたり、ツルを切ったり無茶苦茶なやり方で取るので、バンナ公園などの身近な場所で子供などがモダマのサヤは勿論、花も見れないような状況が数年続いた事があります。
話を戻します。落ちていたバラサヤを拾って薄サヤを破いて見ると、中の種子は既に腐っていて分解が始まっていました。自然界では全てが発芽出来る訳ではない、発芽しても殆どが成長途中でダメになるのが現実です。今度は良く見てキレイなサヤのを拾って破いて見ました。
なんと! サヤの中で根が出て芽も出ていました。冬の石垣島は雨ばかりなのでそのせいでしょうか? モダマの種子は海流散布などで広がります。そのため丈夫で固いドングリの皮(殻?)みたいなのに守られています。そうでないと長い漂流生活に耐えられないからです。そして運が良ければどこかに漂着し、条件があえば固い表皮が腐って破けて(穴が開いて)発芽します。ですがこれはサヤもキレイなままだったし、固い黒皮も付いたままそのままパカッと開き芽と根が出ています。ビックリ! オイラが薄サヤを破かなければ、薄サヤさえも自力で脱いで(脱げて)いたんでしょうか?
芽(ツル)を見るとこんな若い時に既にひねりが入っていて、木肌状態なんですね。これにもビックリ!
これこれ、オイラが今まで見た事があったのはこんな感じです。薄サヤも取れ、固い皮も取れた状態。左のなんて片胚ですよ。それでも元気に育ってます。ツルの先はもうかなり伸びていて先端を見つける事が出来ないくらいでした。当たり前ですが、全てが同じなんて事はないんですね。
今回のように、本等に書いてある事や自分の知識や常識が違ってた、なんて事は自然を相手にしているといくらでもあります。現場が全てです!
#モダマ #海流散布 #リフトアップ
コブラン(マツバラン網ハナヤスリ科、絶滅危惧I類)、ランと付きますがマツバランなんかと同じシダの仲間です。日本では屋久島、種子島、琉球列島と、小笠原の父島、母島にのみ生息すると言われます。これら島々に共通するのは自然豊かな山や沢があり、島ならではの特異な動植物が多く、同時に「今守らなければ取り返しのつかない事になるギリギリの状態にある島々」と言う事です。
画像を見て「ん、何だこれ、ただのオオタニワタリじゃないか」と思った方、オオタニワタリの葉の間、画像の真ん中を見て下さい。そこにオオタニワタリの葉より細く束になって垂れているのがコブランです。平縮れ麺見たいな葉と、今回の画像では写っていないと思いますが栄養葉の途中から胞子葉がニョキっと出るのが特徴です。
コブランが生きて行くには普通の植物と同じで主に葉の光合成から作られる栄養と、根の部分からは落ち葉とかが菌によって分解発酵された時に出来る養分で生きています。だったら落ち葉が溜まったフカフカの地面に良く育つのか?と思ったらそうではなく、沖縄とかだとオオタニワタリの中心に溜まった落ち葉等の腐食層を利用して生きています。オオタニワタリは他の木の幹に着いている事が多く、場所と落ち葉、葉や幹に付いている菌類なども頂いてるとは思います(もしかしたらオイラが知らないだけで、他にも何か頂いてるかも知れませんし、逆に何かあげているかも知れません)。
オオタニワタリの葉の中心を見ると、落ち葉が沢山溜まっています。これが雨水と菌類等で分解発酵され栄養となります。ですから宿主からは場所は借りていますが栄養は頂いていません。ちなみにガジュマルなど絞め殺しの木と呼ばれる仲間も栄養は奪っていませんよ。
折れたヒカゲヘゴの断面です。中心部はもう無くなっています。この糸が絡まったような部分が細根です。水分もある程度溜めるし、菌類もいるでしょう。この部分を板状にしたのがヘゴ板と言う奴です。最近では生きたヘゴを使うのはあんまり良くないだろう、と言う事で人工のヘゴ板が販売されていますね。
小笠原ではヘゴの細根の部分に根付いて生息しているようですが、あんまり栄養があるような場所に見えないですよね。でも同じマツバラン網のマツバラン(マツバラン科、絶滅危惧種)がヘゴに着いて育っている姿は石垣島でも良く見られます。と言うかウチの庭の鉢植えでも見られますが(笑)。
ヘゴではありませんが、一本の木にオオタニワタリが幾つか着生していました。ハブカズラ、地衣類、コケ等他にも色々付いているでしょう。オオタニワタリの腐食層には他のシダも生えています。温帯地域以上に一本の木に色んな動植物が共生しているのが、亜熱帯・熱帯地域の特徴です。ジャングル感満載でしょ!
#腐食層 #コブラン #ヒカゲヘゴ #マツバラン #亜熱帯ジャングル #リフトアップ石垣島
ブログ書かなきゃぁ、と思いながら7月は1つも書いてなかった事に自分で驚きました。怠けすぎ! なので早速先日のお客様と行った時に撮影した画像を載せます。
石垣島は琉球列島の中でも高島(高い山が無い島は低島)で、山があって昔からの生活道が今でも山の中にそこそこ残っています(消えつつある、慣れてないと見えない)。代表的なのがクイツ(越道)ですが、沢沿いなんかはほぼあると言って良いでしょう。今回歩いたのもそんな中の一つです。
八重山では山でも海でも自然と遊ぶ時は長靴が基本なんですが、沢沿いを歩く時、都合良くずっと片側だけで行ける訳ではありません。場合によっては何度も川を渡ります。内地でもそうですが、山歩きや沢歩きを経験した事がない人がこういう場所に行くと、間違いなく道を見失います。そうでなくとも今年も石垣島、相変わらず遭難事故が既に何件か起きてます。内訳は観光客と島に来てまだ間もない移住者です。
さて難しい話はここまで、最初の画像ですがアイフィンガーガエル(アオガエル科)のオタマです。始めに言っておくと今回の画像、全てスマホのカメラです。アイフィンガーのようなウロの中の撮影をする時、上からカメラを構えると当然陰になります。普通のカメラならレンズとLEDライトを一緒に持ってとか、リングライトとか付けて、さらに脚立に乗ったりしながら撮影しないと光が上手く回らないなど、なかなか厳しい条件があったりします。ですがスマホならLEDライトとレンズの位置が近く、レンズが小さいのでその部分だけ穴に合わせ後は画面でピントさえ合わせればOK!。レンズが小さいのでピントも深く、今回はオタマの眼が光って格好良いです (笑)。
同じくスマホで撮影している、お客様のM先生。
先に進むとオレンジ色の丸っこいカニがいました。オカガニの放幼生の観察会をやって間もないので頭がオカガニって思ったんですが、よくよく見たらサワガニ最大種のヤエヤマヤマガニ(サワガニ科)です。このくらい間違うなよって話ですが、一応言い訳すると石垣島に住むオカガニ科の中でもオカガニは結構山奥までいたりします。
サワガニは幼生を海にまで放ちに行く事をやめたカニで、その代わりに大卵少産型と言われ、幼生時代を過ごさず始めから親と同じカニの形をして生まれてきます。そのぶん捕食される確率が低くなると言う訳です。ヨシノボリなど魚の仲間にも同じように大卵型がいて、他に中卵、小卵とか細分化されています。
こんな事をやっているとキリがないんですが、面白くて仕方がありません。
#リフトアップ石垣島 #沢歩き #沖縄のカニ #撮影
オモトソウ(ホンゴウソウ科、絶滅危惧ⅠA類)だと思うんですが、どうでしょう?
2016年10月、神戸大学大学院理学研究科の末次健司特命講師ら研究グループの、京都大農学部、西岡龍樹氏が発見した新種です。
上からツボミ、雄花枯れ気味、雌花で、良く枝分かれします。6月~10月との事ですが、8月くらいから枯れてるのを良く見るので雨が降らないと直ぐに枯れたり、雨の後、台風の後なんかにバァ~と出るのかも知れません。オイラもまだまだ勉強中で、キチンと同定出来ているか自信がありません。参加型ブログですからご意見宜しくです(笑)。
バランスの取れた自然豊かな場所に育つ植物なので、これらが自生する場所は貴重な自然と言う事で保護対象域の指標植物にしても良いんじゃないでしょうか。ただそういう場所で撮影していると大変なのが、ヌカカやヒルと言った厄介な生き物も多いと言う事です!(>_<)
#菌従属栄養植物 #オモトソウ #リフトアップ石垣島
気が付けば、新年から随分サボっていたようです。自分では何枚もこれを使おうと用意していたのにUPしないままでした。さてさて今日は、久しぶり、数年ぶりに行った場所でオキナワウラジロガシの発芽ラッシュでした。
今季はウラジロガシのドングリ年で(何だそれ(笑))、アチコチで沢山の大きなドングリが見られます。年が明けてからは大雨が続き、その後暖かい日があったので、その時に一気に発芽したんじゃないかと思います。
子供達に人気があるドングリなので、人に拾われる前に発芽出来て良かったね~。
以前、我庭でも何本か1m位まで育った事がありますが、その後は土が合わなかったのか枯れてしまいました。友達に聞いたら皆そうらしく、最初はドングリの栄養で育っていますが、その後は土が合わないと上手くいかないようです。
ドングリ系の花の匂いも10日くらい前からしていたので、ココにもあるかなと探して見るとすぐそばでオキナワジイの花が咲いていました。ウラジロガシもバンナ公園の橋の上で咲いているのを見ましたが撮影はしてません。
淡水魚の調査中も魚やエビが卵持ちばかりで、自然ばかり相手にしているせいか「そういう季節なんだなぁ」と人一倍い早く気付けるのは幸せな事です。
#オキナワウラジロガシ #ドングリ #リフトアップ石垣島エコツアー #オキナワジイ
今から一月半くらい前、山に行くとユウコクラン(ラン科)があちこちで咲いていました。画像の場所では群落をつくり、上から下まで15株くらいあったでしょうか。雨が降った時だけ水が流れるような、ちょっとした高低差があるような場所では、これ程の群落じゃないにしても、ちょいちょい小群落が見られます。何故でしょう?
「地下茎で繋がってるの?」と言われた事があります。普通そう思う人が多いでしょう。惜しい!
答えは、ユウコクランは葉の部分が落ちた後、葉の付け根部分が膨らんで来て、芽が出て来て、その内ポロッと取れて(高芽と言います)、母体から離れ育っていきます。同じような戦略はシダの仲間なんかが良くやります。同じ石垣島にある、ナンヨウリュウビンタイなんかもそうです。ですからその高芽が低い方に転がったり雨で流され、下側に増えて行くんです。
地下茎で増えるのも勿論母体と同じですが、このやり方も母体と同じ遺伝子なので全く同じコピーです。ユウコクランも花が咲いた後サヤを作って種子(新たな子)をバラ撒きますが、それとは別にこのコピー(新たな自分自身)で増えるやり方と、二通りで増えていくのです。凄い! オイラも人生やり直したい?!(笑)。
#リフトアップ石垣島エコツアー #高芽
首里城の火災後、再建する為に石垣島からも5~6本のオキナワウラジロガシ(ブナ科)を調達する、と県(国)から通達があり、石垣市長や一部の人は「名誉な事だ」と言う事で、内々に条件に合うウラジロガシの巨木を探していました。その後候補に挙がったのが今回の巨木達です。
「名誉な事なのか?」
この話がオイラ達自然関係者や崎枝地域に棲む方の耳に入ってから即座に「絶対反対!」と言う意見で一致しました。何故なら、ウラジロガシは名前の通り樫の仲間なので物凄く成長が遅く、その代わりに固くて丈夫な材になります。地域によっては国指定の天然記念物になるくらい立派に成長し、日本最大種のドングリを作る事でも有名です。いわば豊かな森の象徴なのです。台風の通り道になっている石垣島では風当たりの強い尾根などでは育つ事が出来ず、強風が当たらない自然が色濃い谷間などに生えています。細く見えても成長が遅いので樹齢100年とかはざらで、しかもこの巨木達は皆、自然木なのです。
また、地域の人が「せめて切られる樹々にお祈りを捧げたい」と石垣市に頼んだそうですが、「場所を教えると人が見に行って環境破壊になる」と言って教えてくれなかったとの事です。
「えっ、環境破壊って?!」
良い意味で石垣島は沖縄と比べまだまだ信仰や祭事などが色濃く残る地域です。それなのに地域の山を長く守り続けてくれた樹々が切られるというのに祈りを捧げられないのは、かなり心がわじわじする事なのです。
その後オイラは必死に探しまくり、候補木も含め幾つかのウラジロガシを見つけました(全部ではない)。その1本目がこの木です。威風堂々、何て素晴らしいんでしょう! もちろんオイラ達より歳上です(笑)。
目の前で良く見ると木肌の周囲に均等にこんな傷跡がありました。
詳しい方に聞いて見ると、周囲に突き刺して中に空洞が無いかなどを調べる「樹木診断機」の跡じゃないか?との事です。検索すると直ぐ出て来ます。
ウラジロガシが育った森です。様々な樹々、様々な生き物、菌類などが共に暮らし助け合い、流行りの言葉でいう「多様性」って奴を生で見る事が出来ます。机上でいくら勉強したってなかなか実感がわきませんが、現場に行って直に見たらすぐに分かります。
豊かな森(山)は沢山の酸素を作り、そして水を貯め込み、ゆっくりと地下を流れ栄養を蓄え、やがて海へ辿り着き、海の生き物達の命も支えます。もちろんオイラ達人間も。
オイラ達はウラジロガシを守る為に県知事に訴えたり、チェンジオルグと言うネット上の投票サイトを使い世間に訴えたり、やれる事はみんなやりました。
その日は突然やって来ました。
別件で沖縄県副知事が石垣にいらして、我々にもう一つデカい環境破壊の現場を案内・説明して欲しいと言う事で現場を回っていた時です。石垣島最大のマングローブ林・名蔵アンパルの橋の上で説明を終え、後ろを振り向くと屋良部半島。一緒にいたYさんが「以前お話しました屋良部半島のウラジロガシも何とかならないでしょうか?」と言った感じで尋ねると「あぁ、あれはもう中止になったでしょ、違うか?」とお付きの人をチラ見、「余りにも地元の人の反対が多かったので切れない、と言う事になったはずだよ」との事でした。
オイラ達は唖然として言葉が出ません。
暫くして「あれは本当なのかな?、勘違いしいてるのかな?」
と言うくらいこの時は半信半疑でしたが、別の方面に探りを入れて見るとどうやら本当だと分かり、やっと現実味が出て仲間に連絡し喜びあいました。ただ沖縄県の正式発表までは広めないで欲しいと言う事で、たしか1月31日の正式発表までは内々で黙っていました。
アチコチからから「おめでとう」の連絡が来て、内地から応援してくれていたお客様にも連絡し、大変喜んで頂きました。「黙ってないでチャンと声を出せば叶うんだね!」と沢山の人から言われたのが印象に残ります。
日本中で反対票を投じてくれた方々、激励の言葉をかけてくれた方々、心配してわざわざオイラを探しあて内地からウラジロガシを見に来てくれたお二人、等々。
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました m(__)m。
#リフトアップ石垣島エコツアー #オキナワウラジロガシの巨木
お正月、あっという間に終わってしまい、代わってやって来たのは沖縄県コロナ第6派到来!
は忘れて観察会と、その下見の時に見たモノを載せます。
アイフィンガーガエル(アオガエル科)です。アイフィンガーはほぼ一生樹上で過ごすと言われていますが、実はこの時見つけたのは地面です(笑)。地面にいたこの子を踏んづけちゃいけないと思って枝の上に載せました。樹上や水の溜まったウロのそば(中)で美しく鳴き、お嫁さんを誘います。ウロの中の水際に卵を産み、時々帰って来て孵ったオタマに無精卵の卵を与えるという、子育てするカエルとして有名です。
サツマゴキブリ、と言いたいところですが違います。おそらく日本最大種のヤエヤママダラゴキブリ(マダラゴキブリ科)の幼虫です。オイラは今まで水陸両用はサツマゴキブリだと思っていたら大間違いで、ヤエヤママダラゴキブリの幼虫こそが水陸両用だったのです。この時もオイラは水の中に完全に潜っている状態で見つけ、水中での状態を撮りたかったのですが、水中でも凄い速さで歩き回り?、カメラで狙っているうちに水上に出て来てしまいました、残念。卵胎生で赤ちゃんを産むゴキブリです。
ミネイサワガニかな?と思いますが、ミミズを捕らえていました。驚かすとせっかくの獲物を放して逃げてしまうので、そっと近づき撮影しました。これだけの獲物、ずっと観察していたらおそらく他の生き物が奪いに出て来たはずなんですが、オイラの根気が足りず撮影後先に進みました。
続く
#リフトアップ石垣島エコツアー