風が強い日、お客様と東シナ海側の海岸を歩いていたら、「プシュ」とか「パンッ」とか破裂するような音がするなぁと思って足元を見たら、カツオノエボシ(カツオノエボシ科)が沢山漂着していました。 これを踏ん付けた時に浮き袋が破裂して音が鳴ってたんですね。 裸足で踏まなくて良かった。
カツオノエボシって実はこれ一つの生き物じゃなくてヒドロ虫って言うのが集まって出来た集合体なんですが、どうやって繋がってるかって言うと、ニューロン(神経細胞)がシナプスで繋がってるような感じだと思ってくれれば良いです。 分かり辛い? じゃぁ、箱根・彫刻の森美術館の「交叉する空間構造」と言う作品を検索してみてください。 これなんかも近い感じがします。 えっ、余計分かり辛いですか?
「電気クラゲ」と言う俗称で誰でも知ってる猛毒のクラゲですが、間違った知識を持ってる人も多いので改めて書いて置きます。 まず刺された時ですが、直ぐに海から上がって下さい。 酷い時は呼吸困難やショック症状で死亡者も出てます。
陸に上がったら処置ですが、お酢を掛けては駄目です! 真水も駄目! 刺された時に使って良い液体は海水だけ。 もし洗い流したい時は海水でやって下さい。 そして45度くらいの火傷しないギリギリのお湯に最長20分浸すと痛みが緩和するようです。 だけど海岸にそんな物あるわけ無いので、前もってステロイド系か抗ヒスタミン系の軟膏を持ってくか、病院に直行!←これが一番でしょう。 特に2度目の人はハチ毒とかと同じようにアナフィラキシーショックもあるので病院に行った方が良いでしょう。 それと干からびてる時は触っても大丈夫だと思ってる人も多いですが、毒は出にくいけどやられる時があるのでこれも触らない方が良いです。
オイラの従兄弟は子供の頃、田舎の海で一緒に遊んでる時にやられ、パックリと皮膚が裂けていたのを覚えています。 しかもおっさんになった今も、痛々しい痕が残っています。