おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「各国市場における業績好調企業のターゲット」をみましたが、今日は「地域ニーズに合った商品の展開」をみます。
この図は本田のベトナムにおける二輪車価格イメージと市場シェアの推移を示したものです。
ホンダ【青折線】を筆頭とする日本のオートバイメーカーは、ベトナムをはじめとするASEAN市場を独占していましたが、中国企業【紫折線】が1998年からコピー部品を寄せ集めてオートバイを組み立て多数の低価格バイクを供給した結果、2001年には中国がマーケットリーダーになりました。
これに対してホンダは従来の製品の半分から3分の2程度の価格【緑棒線】という「Wave α」を開発し、2004年には再びリーダーに返り咲きました。
このホンダの取組の根幹には機能や部品を絞ることで市場が求める価格を追求したこと、さらに現地調達化を徹底するものづくりを進めたことが、品質問題でつまずく中国からのシェア奪還につながったといえます。
今、苦境にあえぐ日本のものづくり企業に明るい示唆を感じさせる内容ですね!
昨日は「各国市場における業績好調企業のターゲット」をみましたが、今日は「地域ニーズに合った商品の展開」をみます。
この図は本田のベトナムにおける二輪車価格イメージと市場シェアの推移を示したものです。
ホンダ【青折線】を筆頭とする日本のオートバイメーカーは、ベトナムをはじめとするASEAN市場を独占していましたが、中国企業【紫折線】が1998年からコピー部品を寄せ集めてオートバイを組み立て多数の低価格バイクを供給した結果、2001年には中国がマーケットリーダーになりました。
これに対してホンダは従来の製品の半分から3分の2程度の価格【緑棒線】という「Wave α」を開発し、2004年には再びリーダーに返り咲きました。
このホンダの取組の根幹には機能や部品を絞ることで市場が求める価格を追求したこと、さらに現地調達化を徹底するものづくりを進めたことが、品質問題でつまずく中国からのシェア奪還につながったといえます。
今、苦境にあえぐ日本のものづくり企業に明るい示唆を感じさせる内容ですね!