中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

サービスをお金に換える!

2012年10月14日 05時36分17秒 | 2012ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「縮小対象となる労働者と雇用維持のための取組」をみましたが、今日は「1人当たりの雇用者報酬額」をみます。

この図は内閣府「国民経済計算(2009年度)」による製造業、建設業、サービス業の就業者数と雇用者への報酬をまとめたものですが、これをみると、製造業の就業者数は2000年から2009年の10年間で217万人減少し、建設業でも131万人減少していることが分かります。

その一方、サービス業の就業者数が大幅に増加し、結果として、製造業・建設業の就業者数の減少分をサービス業が増加したということです。

これは非常に良いことであり、同じ状況にある方も多いと思いますが、問題は1人当たりの雇用者報酬額です。

1人当たり雇用者報酬額、つまり年収をみると、製造業は466万円、建設業は421万円に対して、サービス業は309万円となっており、サービス業へ転職されると収入が急減するということです。

日本のサービスは世界一と言われいますが、もてなすこと、もてなされることが当たり前とされており、その高い品質を料金に転嫁できないのがサービス業の課題です。

したがって、製造業や建設業からサービス業に参入された方は、いかにしたら自分のサービスをお金に換えられるかについて、これまでの経験を踏まえて検討する必要があるということですね。

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