中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

新興国を攻略するための普遍的な課題

2012年10月02日 05時00分41秒 | 2012ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「インドの乗用車車種別販売構成」をみましたが、今日は「「誰のためのものづくりか」の再考」をみます。

現状の日本のものづくりは、スマイルカーブで付加価値の高い「企画・マーケティング」や「販売」が競争劣位にあることが判明しています。

では、それはどのようにすることで克服できるのでしょうか?

この図をみると、「企画・マーケティング」においては、「経営戦略」、「組織・マネジメント体制」、「グローバル人材の不足」という点が指摘されおり、特に、海外生産拠点を有する企業では、海外生産拠点が無い企業に比べ、「グローバル人材の不足」を指摘する声が大きくなっています。

一方、「販売」面で劣位を強いられている原因としては、圧倒的に「価格競争力」が弱いと回答している企業が多く、次いで「グローバル人材の不足」、「販売チャネル」と続いています。

白書は新興国市場を獲得していくには、マーケティング面においては「現地ならでは」のニーズや事情を汲み取るため戦略・組織の構築と人材の育成が求められ、また販売面においては現地に合った価格競争力の実現と製品を販売していくためのチャネルの構築、人材の育成が課題といえるとあります。

ドラッカーは企業の唯一の目的は「顧客の創造」であり、顧客ニーズへの対応と創造が具体的な対応であると語っていましたが、「現地ならではの」という非常に基本的なことこそ最も難しい、というは普遍的過ぎて困ってしまいますね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★