おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「「誰のためのものづくりか」の再考」をみましたが、今日は「各国市場における業績好調企業のターゲット」をみます。
この図は各市場において業績が好調な日本の企業がターゲットとしている購買層をグラフにしたものですが、何らかのターゲットを想定している企業の比率は、日本市場で36%なのに対して、中国・ASEANともそれぞれ55.4%、45.2%と大幅に多くなっていることが分かります。
特に新興国市場や所得層の変動が大きい中国についてはその傾向が強いことから、綿密なターゲティングが必要ということが読み取れます。
他方、中国、ASEANともに「所得には関係のない特定のターゲット層」と答える企業が相当数いることにも気づかされます。
我々は中小企業が中国や新興国へ販路を開拓する際に、富裕層をターゲットとして設定することをつい求めがちですが、所得にこだわらず顧客が本当に求めているものは何かということを深く考えている企業が成功しているということを忘れてはいけませんね。
昨日は「「誰のためのものづくりか」の再考」をみましたが、今日は「各国市場における業績好調企業のターゲット」をみます。
この図は各市場において業績が好調な日本の企業がターゲットとしている購買層をグラフにしたものですが、何らかのターゲットを想定している企業の比率は、日本市場で36%なのに対して、中国・ASEANともそれぞれ55.4%、45.2%と大幅に多くなっていることが分かります。
特に新興国市場や所得層の変動が大きい中国についてはその傾向が強いことから、綿密なターゲティングが必要ということが読み取れます。
他方、中国、ASEANともに「所得には関係のない特定のターゲット層」と答える企業が相当数いることにも気づかされます。
我々は中小企業が中国や新興国へ販路を開拓する際に、富裕層をターゲットとして設定することをつい求めがちですが、所得にこだわらず顧客が本当に求めているものは何かということを深く考えている企業が成功しているということを忘れてはいけませんね。