中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

なぜその人を右腕人材とするのか??

2018年05月05日 04時41分09秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」218ページ「第 2-2-20図 経営者を補佐する人材の有無(小規模法人・個人事業者)」をみましたが、今日は219ページ「第 2-2-22図 経営者を補佐する人材と考える理由(小規模法人・個人事業者)」をみます。

下図から経営者を補佐する人材がいる小規模事業者に対して、その人物を経営者を補佐する人材として考える理由を組織形態別に見ると、「後継者または後継者候補だから」が最も多く、小規模事業者ではその傾向が強くなっていることが分かります。

白書は、小規模事業者においては、経験の豊富さや人柄もあるが、後継者・後継者候補を「右腕」として登用し、経営を補佐してもらいながら、経営の引継ぎに備えていると推察される、とあります。

ここまでを踏まえ、白書は、小規模事業者、特に個人事業者では経営者の判断に依存している者も多い。組織形態にかかわらず、経営者を補佐する人材がいる経営者は、後継者を含む「右腕」となる人材とともに経営を行っている。こうした、組織体制の整備や経営者を補佐する人材を確保することは容易にできるものでないため、経営者は事業承継に直面する前の段階から、後継者の代を視野に入れた組織づくりや経営者を補佐する人材の確保・育成を心掛けることが重要である、とあります。

今、30歳代前半の後継者がいる宿泊事業者のコンサルティングを行っていますが、これを読むと、補佐する人材を確保することの難しさ、そして有り難さを改めて感じてしまいますね~。

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