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“鳳凰”とは、中国の伝説の鳥で実在はしません。しかし、孔雀に似たその姿は気品を漂わせ、人の心に強い印象を残します。日本でも平等院や金閣寺などの屋根の上に、その姿を見ることができます。1万円札の裏にもありました。身近な所では、祭礼のお神輿の上にも。
映画「鳳凰 わが愛」(07)は、日本と中国の合作です。なにしろ製作を務めるのが、俳優で主演もする中井貴一他2名。監督は、この作品がデビュー作のジヌ・チェヌ。監督が自ら読んだ新聞記事に感動し、映画化を決めました。しかもこの物語は、実話。
1920年代の中国。恋人を助けようと些細なことで、ある男に怪我を負わせてしまった、リュウ・ラン/劉浪(中井貴一)。彼は懲役15年の刑を言い渡され、投獄されてしまいます。しかし、その恋人の突然の死。彼は、失意と犯人への復讐で反抗的な態度を取るようになります。
夫の暴力に耐え切れず、殺してしまった女、ホン/周紅(ミャオ・プゥ)。2人は、男女混合の懲罰場で出会います。やがて2人は心を通わせるようになり、数十年の時が流れます。
刑務所の中で行われた氷の彫刻大会。リュウ・ランは“鳳凰”を彫ります。鳥と蛇がひとつになった“鳳凰”は、酉年のホンと巳年のリュウ・ランを現しています。制限の厳しい刑務所の中で、2人の愛は深まっていくのでした。
1931年の満州事変、そして日中戦争。激動の時代を生きた男女の愛と苦悩。監督のジヌ・チェヌは、満州事変勃発と同じ日(1969年9月18日)生まれ。運命的なものを感じて、この作品に挑みました。日中友好35周年記念作品と銘打ったこの作品は、チェン・カイコーやチャン・イーモウのような雰囲気を湛えています。
“鳳凰”、それは不死鳥のイメージ。欧米では“フェニックス”と比較されます。実際は別物なのですが…。果たして、この恋の行方は?
映画「鳳凰 わが愛」(07)は、日本と中国の合作です。なにしろ製作を務めるのが、俳優で主演もする中井貴一他2名。監督は、この作品がデビュー作のジヌ・チェヌ。監督が自ら読んだ新聞記事に感動し、映画化を決めました。しかもこの物語は、実話。
1920年代の中国。恋人を助けようと些細なことで、ある男に怪我を負わせてしまった、リュウ・ラン/劉浪(中井貴一)。彼は懲役15年の刑を言い渡され、投獄されてしまいます。しかし、その恋人の突然の死。彼は、失意と犯人への復讐で反抗的な態度を取るようになります。
夫の暴力に耐え切れず、殺してしまった女、ホン/周紅(ミャオ・プゥ)。2人は、男女混合の懲罰場で出会います。やがて2人は心を通わせるようになり、数十年の時が流れます。
刑務所の中で行われた氷の彫刻大会。リュウ・ランは“鳳凰”を彫ります。鳥と蛇がひとつになった“鳳凰”は、酉年のホンと巳年のリュウ・ランを現しています。制限の厳しい刑務所の中で、2人の愛は深まっていくのでした。
1931年の満州事変、そして日中戦争。激動の時代を生きた男女の愛と苦悩。監督のジヌ・チェヌは、満州事変勃発と同じ日(1969年9月18日)生まれ。運命的なものを感じて、この作品に挑みました。日中友好35周年記念作品と銘打ったこの作品は、チェン・カイコーやチャン・イーモウのような雰囲気を湛えています。
“鳳凰”、それは不死鳥のイメージ。欧米では“フェニックス”と比較されます。実際は別物なのですが…。果たして、この恋の行方は?
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