だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

カトケン・オペラを見よう!

2008-05-18 20:41:38 | 演劇
3月に上演された加藤健一事務所の「思い出のすきまに」は、カナダの作家マイケル・ヒーリーの作品。記憶力に障害を持つアンガスと幼馴染のモーガン、そして都会からやって来たマイルズの3人の物語。いつものドタバタ・コメディではなく、しっかりしたドラマでした。

加藤さんの舞台の良いところは、毎回いろいろなジャンルの作品をチョイスしてくれること。基本的には笑いのある作品なんですが、たまにシニカルだったり、感動的だったり…。それと人気の舞台を時を置いて、忘れた頃に再演してくれること。

今度は12年ぶりの再演です!正確には再々演。1990年初演、96年再演の「レンド・ミー・ア・テナー」です。作家はケン・ラドウィッグ。そう!「クレイジー・フォー・ユー」「バッファローの月」「特急二十世紀」などを書いた人。副題に“オペラ騒動記”とあります。

過去の舞台を見た方には説明不要ですが、この作品のテーマは“オペラ”。そう、加藤さんも歌います!オペラの本場イタリアから人気のスター歌手ティトー・メレリ(大島宇三郎)が、アメリカの地方都市にあるオペラハウスにやって来ます。

興奮と緊張でソワソワの劇場支配人ソーンダーズ(有福正志)から、お守り役を仰せつかったのは雑用係のマックス(加藤健一)。開演前の楽屋のドタバタをたくさんの出演者で、面白おかしく見せてくれます。しかし物語の神髄はここから。

長旅の疲れと妻のマリア(塩田朋子)の蒸発で、突然寝込んでしまったティトーを自殺したと勘違いしたマックス!さぁ~、どうする!?支配人は、マックスにティトーの代役を命じます!もう~、最高に楽しいこと請け合いです。劇場に行きましょうね!!

今回はキャストが変わります。木場勝己、高畑淳子、熊谷真実、六角精児という初演のキャストから、日下由美、一柳るみ、大峯麻友、横山利彦たちへと。わくわく!

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