報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

梅雨寒

2013-06-13 22:04:04 | 日記
 何と、まさかまさかのポテンヒットさんによる“ケンショーレンジャー”が復活してるぅ!?しかも大光栄にも、私が友情出演!?
 ポテンヒットさん、あざざざざざざ~っす!!(←あっつぁさんか!)
 不朽の名作の復活に、私の駄作が更にかすんでしまいまする。
 だが、しかーし!ここでめげてはアマチュア作家失格である。私は私の道を行くのみ!

 それで、だ。手元に届いた顕正新聞1238号に、クリエイターが登壇しておられる。男子部40隊の方だ。しかし本名なのだろうか?聞いたことがない。試しに多摩準急先生に照会してみたところ、
「ああ、それ俺だよ」
 とのこと。なーんだ、そうか。いやー、世間って狭いねぇ……って、ウソこけぇぇッ!!
 他の知り合いのクリエイターさん達にも照会中だが、どうもいい返事は返ってきそうにない。
「どの作品に出入りしたか(手掛けたのか)全く紹介されていないのが怪しい」
 とのことだ。
 そうなんだよ。せっかく小説10万部も売れたんだから、顕正新聞でも紹介してもらえばいいのに。
 あ、ダメか。どんなに出来のいい小説でも、浅井会長は自分より才能のある人間を嫌うと聞いた。あまり目立つと潰されるのがオチか。
 多分、何かのラノベだと思うが……あ!……うん。1つ思い当たる節がある。確かにペンネームなどで活躍しておられるのだろう。だから顕正新聞で登壇した本名では、照会できないのかもしれない。ラノベ作家が全員必ずしもウィキペディアに載っているとは限らないし、本名を公表していなければ闇の中である。
 私だってペンネームで活動してるもんだから(因みに“ユタ”ではない。これはあくまで、ネット上のハンドルネーム)、本名で顕正新聞に掲載されても、検索されない自信はあるにはあるな。私の本名を知る信仰者は、ごく一部だしね。
 ま、私よりネットワークに優れた日蓮正宗信徒さんがいらっしゃるので、そちらに追跡はお任せしよう。

 あと、先だってお亡くなりになられた声優、内海賢二氏におかれましては、追善供養の為に唱題・回向させて頂きます。
コメント (2)
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意外と穏やかな東京

2013-06-13 00:37:47 | 日記
東海・関東、14日まで大雨の恐れ(読売新聞) - goo ニュース

 昨日の東京はスッキリしない天気であったものの、そんなに強い雨が降るというわけでもなく、時間帯によっては雨が止んでいることもあり、台風が来ている割には穏やかな方だったのではないかと思う。
 しばらくはスッキリしない天気が続くらしいが、ようやっと梅雨らしくなったというべきか。

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 “新人魔王の奮闘記”より。前回の続き。

 海を越えた隣国で、革命が起きた。しかも革命の首謀者は、かつて春明の冒険者仲間だったという。
 アルカディア王国政府では、情報収集に奔走していた。
 それから1週間が過ぎた頃……。
「失礼致します。副侍従長の横田です。先般の党大会における大感動は未だ冷めやらぬものであります」
「今度は何だ?次の党大会は、しばらく先だぞ?」
 首相執務室に横田が入って来た。
「私の愛鳥フローレンスにはやや劣る伝書鳩が届いてございます。スティーブン殿下よりのお手紙です」
「なに!?」
 春明は手紙を読んだ。そこにはお騒がせてしまってすまなかったという謝罪の言葉と、それまでの事情と経緯などを説明したいので、御足労願いたいという内容だった。

「OK.行ってきなさい」
 首相が勝手に国を離れるわけにはいかないので、ルーシーの許可を取った。意外にも、ルーシーは二つ返事で許可した。
「文句の1つでも言ってくるのよ。おおかた、前国王以下、旧政府関係者を粛清した後でしょうからね」
「分かった」
「支援が欲しいのなら、それも結構。だけど侵略目的の革命だったなら、塩まいて戻ってきなさい。うちはそうはいかないからってね」
「スティーブンは、そんな奴じゃないよ。きっと、正義感でやったんだと思うよ」

 そんなやりとりをした後、春明は護衛のサイラスを連れて、魔界高速電鉄の駅へ向かった。
「海を越えて行くのなら、便利な乗り物に乗っていきなさい」
 というのが、ルーシーの指示だった。あいにくと、その乗り物は魔王城の近くから出ているわけではない。魔界高速電鉄環状線に乗って、その近くまで行く必要があるとのこと。
〔まもなく2番線に、環状線外回り急行、到着致します。……〕
「お、ちょうど急行が来た」
 霧の向こうからやって来たのは、こげ茶色の電車。鉄道博物館にでも行かないとお目にかかれない古めかしい電車だった。
 混んでいない車両に乗り込むと、電車はすぐに発車した。
「えーと、下車駅は……」
「サウストン・ステーションですね」
 サイラスが答える。彼は座席に座ることなく、春明の横に立っている。SPという立場は理解しているようだ。
「急行止まるよな?……止まるな」
 春明はドアの上の停車駅案内図を見た。
「それにしても、いいのかね?」
「何がですか?」
「妹のリーフちゃんさ。結局家に帰らないで、ルーシーの専属召使になったけど、プライドの高いエルフが召使なんて大丈夫?」
「魔王陛下は特別な御方だから構わないですよ。オレがアベさんの護衛をやっているのもね。御二方は、オレ達の英雄だから……」
「そうか。ま、やってることはオレもスティーブンも変わらないか」
 春明は笑みを浮かべた

 目的地の駅で環状線を降り、更に郊外へ向かう軌道線(路面電車)に乗り換える。
「ん?ここか?」
 そして、ルーシーが密かに進めていたプロジェクト、“王立空艇団”の基地に到着した。
「大きな船だな」
 サイラスが仰ぐようにして見上げた。
「ん?待てよ。空艇団って、空挺じゃなくて、空艇???」
 春明が首を傾げていると、詰め所らしい建物の中から1人の男が出て来た。
「おーっ!アベ総理ですね。私、この船の船長を務めさせて頂きますオーゼルグと申します。以後、お見知りおきを」
「あ、ああ」
 口髭を生やした船長は、魔族の1人だと思われる。しかし、屈託の無い笑顔を浮かべていた。
「もう離陸準備はできております。どうぞ、船内へ」
「離陸!?」
 滅多に感情を高ぶらせないサイラスが、久しぶりに狼狽した。
 この前、感情を高ぶらせたのはいつだっただろうか?確か、民主党人民軍を討伐に行った時ではなかったか。年端も行かぬ妹を嬲られて、率先して敗残兵の処刑を行った。
「あー、どっかで見たと思ったら思い出した。これ、飛空艇だろ?FFに出てくる……」
「FF?何ですか、それは?」
「人間界では、ある意味有名な乗り物だ。ルーシーのヤツ、内緒でこんなの作らせてたのか?動力源は何だ?」

 飛空艇は無事に離陸した。スピードはヘリコプターくらいか。
「船長、これは何で飛んでるんだ?陛下から何も聞いて無いんだ」
 春明がオーゼルグに言うと、オーゼルグは得意そうに応えた。
「それでは人間代表のアベ総理と、亜人代表のサイラス殿にお見せしましょう。我が飛空艇の“動力源”を!」
 2人は船倉に近い機関室へと誘われた。
コメント (20)
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