報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
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 実際のものとは異なります。

“愛原リサの日常” 「リサの捕食行動」

2020-10-06 19:39:17 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[10月6日16:00.天候:曇 東京都墨田区某所 東京中央学園墨田中学校・東校舎1F3年3組教室]

 斉藤はスマホの時計を見た。

 斉藤:(そろそろ時間だわ……)

 斉藤は自分の鞄を持つと、そっと教室を出た。
 そして急いで昇降口に向かい、上履きから靴へと履き替えた。
 一旦は正門から外へ出たが、再び通用門から構内に入る。
 で、また上履きに履き替えて校舎内に戻った。
 学校関係者の目を気にしながら、西校舎の階段を昇る。

 

 東校舎のそれは、これから下校する生徒達で賑わっていたが、西校舎のそれは明らかに少なかった。
 美術室に向かう美術部員や音楽室に向かう吹奏楽部員、図書室に向かう図書委員や文芸部員くらいである。
 白衣を着た生徒は、科学室に出入りする科学部員だろうか。
 それらの生徒達の目を掻い潜り、明らかに人けの無い西校舎3階まで上がる。
 視聴覚室や技術室、技術準備室などがあるが、そこを使う部活は現在は無いからである。
 高等部に行くと、映画研究部が視聴覚室を使っているらしいが、中等部にはそれが無い。
 その為、西校舎の3階は、まるで別世界のようにシンと静まり返っているのだ。
 その独特な雰囲気に、在りもしない怪談話が実しやかに広まったりしているのも頷けるというもの。

 愛原リサ:「サイトー、遅かったね」
 斉藤:「ひっ!?」

 トイレの近くまで行くと、それまで人の気配など無かった柱の陰から、突然ぬっとリサが現れた。

 リサ:「誰にも見られなかった?」
 斉藤:「う、うん。大丈夫よ」

 改めて後ろを振り向いたが、誰もいない。

 リサ:「よし。じゃあ、早速入ろう」
 斉藤:「何だか怖いわ。本当にこのトイレに小島さんと入ったの?」
 リサ:「そう。そしてこれからサイトーを、コジマと同じ目に遭わせてあげる。同じ個室に入ってね」

 

 トイレの中は照明が点いてないせいか、とても薄暗い。
 ましてや今日は曇だから、窓から差し込む日の光りも弱いものだった。

 

 リサ:「ここだよ」

 リサは奥から2番目の和式の個室に向かった。

 斉藤:「ちょっと待って。電気を点けないと暗いわ」
 リサ:「ダメ。電気を点けたりしたら、中にいるって外からバレる」
 斉藤:「しかも和式って。私、洋式じゃないとダメなの」
 リサ:「別に用を足すわけじゃない」

 

 リサは和式の個室に斉藤を連れ込んだ。
 そして、ドアを閉めて鍵を掛ける。

 斉藤:「はっ……はっ、はっ……!」

 斉藤は緊張からか、肩で息をしていた。

 リサ:「しょうがない」

 リサは斉藤と向き合うと、そのままキスをした。

 斉藤:「んんっ!?」

 驚いたサイトーだったが、すぐにリサを抱きしめた。

 斉藤:「し、幸せーっ!」

 斉藤の緊張と恐怖は、どこかへ飛んでしまったようだ。

 リサ:「サイトー、キツい。それより、早いとこ下着を脱いで」
 斉藤:「は、はい!」

 斉藤はリサから手を放すと、自分のスカートの中に手を入れた。
 斉藤はショーツの上に黒いオーバーパンツを穿いていた。
 体操着としてのスパッツではないのは、今日は体育が無かったからだろう。
 それを自分の鞄の中にしまう。
 リサは下着は脱がず、代わりに上着を脱いだ。
 ブラウスを脱ぐと、その下は黒いブラジャーだった。
 スポブラではなく、普通のブラなのは、やはり体育が無かったからである。
 学校によっては下着の色にまで指定が及ぶ所もあるようだが、東京中央学園にはそこまではない。

 リサ:「じゃあ、始めるよ。……スカートも脱いだ方がいいんじゃない?」
 斉藤:「ええっ!?それは……」
 リサ:「まあ、いいか。ただ、コジマは少し漏れて、スカートの内側が少し汚れちゃったからね」
 斉藤:「い、一体何を……!?」

 リサは第0形態から第1形態へと変化した。
 額から一本角が生え、両耳は長く尖り、両手の爪も長く尖る。
 そして、口には牙が生え、両目も金色に光る。
 更にリサは背中から赤黒い触手を2本出した。
 リサの背中には痣があるのだが、これはこの触手をしまっている場所なのだ。

 リサ:「あ……あ……ああ……」

 リサ、まずは触手の一本をサイトーの股間へ滑り込ませる。

 リサ:「……よく見えないからスカート捲くってくれる?」
 斉藤:「は、はい……」

 暗闇でも見えるリサだが、遮蔽物の先まで見通せる力は無い。
 斉藤は恥ずかしそうにスカートを捲り上げ、ノーパン状態の下半身を晒した。
 リサの触手が細くなり、斉藤の尿道を狙う。

 リサ:「もうちょっと足開いて。……そう」
 斉藤:「いっ……!?」

 リサの触手が斉藤の尿道へと入って行く。

 斉藤:「ああ……いや……」

 斉藤は足をガクガクと震わせた。
 リサの触手が尿道から膀胱へと向かっていく。
 まるでカテーテルを差し込まれたかのようだ。
 その為、刺激によって斉藤に強い尿意が押し寄せた。

 斉藤:「り、リサさ……!お、オシッコ……!オシッコ出ちゃう……!」
 リサ:「いいよ、出して」
 斉藤:「ああっ!」

 斉藤、ついに堪えきれなくなり、失禁した。
 だが、尿は体の外に飛び出すことはなく、リサの触手に掛かる。

 リサ:「ははッ!サイトーの老廃物……!」

 リサは笑みをこぼして、斉藤が放った老廃物の液体を触手で吸い取った。
 それでは足らないのか、更に膀胱まで触手を伸ばし、まだそこに残っている老廃物を吸い取った。
 まるで、ストローで吸い取るかのように。

 斉藤:「ひいいっ!オシッコしてないのに、し、してる、みたいっ!」
 リサ:「サイトーの老廃物、美味しい……!老廃物でこれだけなんだから、きっと血肉も美味しいんだろうねぇ……」

 リサは口元に笑みを浮かべた。
 そこから鋭い牙が覗く。

 リサ:「もう無いの?……分かった。じゃあ、後ろの老廃物も食べてあげるねぇ……!」
 斉藤:「ひっ!?な、なにを……!?」

 リサのもう一本の触手が、リサの口元に向かう。
 リサはその触手を自分で舐めた。
 ある程度湿った触手が、今度はサイトーの肛門を探す。

 斉藤:「り、リサさん!?も、もしかして!?」
 リサ:「サイトー、声が大きい。黙って」
 斉藤:「ご、ごめんなさい!で、でも……」
 リサ:「私に抱き付いていいから」
 斉藤:「は、はい!」

 斉藤、リサを抱き付く。
 そして、もう一本の触手はリサの肛門を探し当てた。

 リサ:「キツいな。入らないから力抜いて」
 斉藤:「は、はい!」

 だが、今の斉藤の心境ではそれは困難だった。
 グググとリサの触手がサイトーの肛門に入ろうとするが、なかなか入らない。
 リサの触手が細くなる。
 それでも、なかなか入らない。

 リサ:「キツいな。しょうがない。無理やりねじ込むか」

 ズブッ!という音がして、リサの触手が斉藤の肛門に突き刺さった。

 斉藤:「ひぎぃぃぃっ!痛い!痛い!リサさん、痛いよぉぉっ!」
 リサ:「力抜いて!本当にケガするよ!」

 ズブズブとリサの触手が肛門から直腸、大腸へと入って行く。
 まるで内視鏡カメラのような細さと動きで、リサの触手が斉藤の腹部内側へ入った。

 リサ:「血の味がしない。コジマはお腹の中、血だらけだったのに……。まあ、いいわ。サイトーのも美味しそうだね」
 斉藤:「はぁぁ……ん……」

 リサは斉藤の下半身から根こそぎ老廃物を『捕食』した。
 目の前に斉藤の首筋があった為、何度もそれに噛み付きたくなる衝動に駆られたが、それは愛原学との約束を破ることになる。
 リサの『食事』は下校時刻になるまで続いたのである。
コメント (3)
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