[10月29日17時00分 天候:晴 福島県南会津郡桧枝岐村 旅館ひのえまた]
現場から移動した愛原達は、今宵の宿に向かった。
旅館は村の中心部にあって、恐らく1番大きな宿泊施設なのではないだろうか。
愛原「ここだな」
リサ「おー!すっごいホテル!」
高橋「本当に、ここに泊まっていいんスか?」
愛原「善場主任紹介だから、間違いない」
恐らく、リサがいるからだろう。
この村には民宿もそれなりの数、存在している。
もしも緊急時、どこの民宿か分からなくなると不都合なので、ランドマーク的に1番大きな旅館を指定したのかもしれない。
愛原「まあとにかく、疲れたから、お言葉に甘えて、あとはゆっくりさせてもらうとしよう」
高橋「そうっスね」
旅館の中に入る3人。
美人若女将「いらっしゃいませ。ご予約のお客様でございますか?」
愛原「キミの心の宿に泊まりに来た、愛原と申します」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0206.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0150.gif)
美人若女将「はあ?」
高橋「ズコーッ!」
リサ「先生……!
」
リサ、右手からパチッと火花を散らし……。
リサ「またわたし以外の女を見て!お仕置きだっちゃーーー!」
バリバリバリバリバリ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0161.gif)
(リサの電撃がさく裂!電圧は【お察しください】)
愛原「ギャーーーーーー!!」
高橋「オマエはラムちゃんか!」
美人若女将「あ、あの、お客様。当館で、“うる星やつら”ごっこは、ちょっと困ります。著作権の問題もありますし……」
高橋「そ、そうっスね。サーセン!リサ、このくらいにしとけ!」
リサ「もうっ!」
愛原「あひ……あひ……」
高橋「今日から1泊で予約している高橋……じゃなかった。愛原っスけど……」
美人若女将「愛原様でございますね。東京からお越しの愛原様、3名様でございますね」
高橋「そうっス」
美人若女将「お待ちしておりました。それでは、こちらの宿泊者カードにご記入を……」
高橋「先生……は、まだ痺れて無理か。俺が書いてもいいっスか?」
美人若女将「はい。結構でございます」
リサ「チェックインが終わるまでは、しばらく痺れて動けないからねッ!」
リサ、白目が黒くなり、瞳が銀色に光る。
マスクをしているので分からないが、マスクの下には牙が隠されている。
高橋「……っと、こんな感じでいいっスか?」
美人若女将「はい、ありがとうございます。先にお支払いの方、よろしいでしょうか?」
高橋「支払い……料金……」
高橋は愛原の方を見た。
愛原はまだ痺れながらも……。
愛原「あっ、そこのかわいいお姉さん。どこから来たの?」
リサ「全然懲りてないし!」
バリバリバリバリバリ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
愛原「ぎゃーーーーーー!!」
ナンパされた女性「なに?あのオッサン」
彼氏「見ちゃダメだよ」
高橋「おい、リサ。いい加減にしろ」
リサ「だって!」
高橋「先生、料金の支払いだそうです」
愛原「そ、そそ、そうか……。こ、こここ、このカードを……つつつ、使え……。ば、ばばば、番号は……」
高橋「ああ、番号は聞いてます。あとは控えと領収証をもらえばいいんスね?」
愛原「そ、そそ、そうだ……。あっ、そこのきれいな仲居さん!」
リサ「おらぁーっ!」
バリバリバリバリバリ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
愛原「ぎゃーーーーーー!!」
高橋「うるさくて、サーセン。支払いはカードでオナシャス」
美人若女将「か、かしこまりました。ただいま、控えを発行させて頂きます。で、領収証の方なんですけど、チェックアウトの際にお渡しさせて頂きます」
高橋「了解っス」
美人若女将「こちらが、お部屋の鍵になってございます。あちらのエレベーターで、5階へどうぞ」
高橋「あざーっス」
愛原「幼女先輩、こんばんは!」
幼女「? こんばんは」
リサ「子供にまでナンパすなーっ!」
バリバリバリバリバリ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
高橋「おい、リサ、やめろ。先生が感電死しちまう」
リサ「だって!」
高橋「だってじゃねぇ!」
リサ「でもぉ……」
高橋「でもじゃねぇ!……先生、大丈夫っスか?」
愛原「か、肩こりと腰痛が治っちゃったよほぉ……!」
高橋「そりゃ良かったっスね。静電気除去シート、良かったらこれで除電を」
愛原「あ、ああ、済まない」
リサ「電撃何回も放ったから、お腹空いちゃった」
高橋「もうちょっとで飯だから、我慢しろ」
リサ「はーい」
3人はエレベーターに乗り込んだ。
愛原「あー、エラい目に遭った」
高橋「先生がフザけるからですよ」
リサ「そうだよ。浮気はダメだよ。正に、『ダーリン、浮気は許さないっちゃよ』だよ」
愛原「空は飛べないだろうが……」
リサ「そりゃそうだよ」
そして、客室フロアの5階に到着する。
愛原「えーと……この部屋だな。うう……まだ手が震えてるよ……」
リサ「先生が悪いんだよ」
高橋「俺が開けますよ」
高橋が部屋の鍵を開ける。
ドアを開けると、畳の香りが広がった。
愛原「畳のいい匂いだ」
高橋「やっと旅行気分って感じっスね」
愛原「うん」
愛原達は部屋の中に入った。
高橋「ん?畳部屋、1部屋だけっスか?」
愛原「……そのようだな」
部屋の広さは8畳間である。
それにプラス、窓際に椅子とテーブルが置かれている。
別に、3人で寝る分には十分な広さだ。
しかし、リサは……。
リサ「先生、一緒に寝ようね
」
愛原「ちょっと、善場主任に確認してみる」
愛原はスマホを取り出した。
そして、善場主任に連絡した。
愛原「……というわけですが、これで良いのでしょうか?」
善場「構いませんよ。リサの監視、しっかりお願いします」
愛原「仮にも、女子高生の女の子ですよ?」
善場「見た目はそうですが、彼女はBOWであって、人間ではありません。それに、前にも申し上げましたよね?今はリサも変異したばかりということもあり、しばらくは監視強化でと」
愛原「た、確かに……」
善場「宿泊費用に関しても、こちらで出しますので、後で領収証の提出をお願いします」
愛原「わ、分かりました」
愛原は電話を切った。
高橋「何ですって?」
愛原「『監視強化を、しっかりお願いします』との御依頼だ」
高橋「と、いうことは……」
愛原「つまり……」
リサ「おー!?」
高橋「人食い鬼と同室か……」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_deject.gif)
愛原「俺が監視されるようなもんだで?」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0252.gif)
リサ「わぁい!先生と一緒の部屋ーっ!」\(^o^)/
それぞれの温泉の楽しみ方、これから始まる。
現場から移動した愛原達は、今宵の宿に向かった。
旅館は村の中心部にあって、恐らく1番大きな宿泊施設なのではないだろうか。
愛原「ここだな」
リサ「おー!すっごいホテル!」
高橋「本当に、ここに泊まっていいんスか?」
愛原「善場主任紹介だから、間違いない」
恐らく、リサがいるからだろう。
この村には民宿もそれなりの数、存在している。
もしも緊急時、どこの民宿か分からなくなると不都合なので、ランドマーク的に1番大きな旅館を指定したのかもしれない。
愛原「まあとにかく、疲れたから、お言葉に甘えて、あとはゆっくりさせてもらうとしよう」
高橋「そうっスね」
旅館の中に入る3人。
美人若女将「いらっしゃいませ。ご予約のお客様でございますか?」
愛原「キミの心の宿に泊まりに来た、愛原と申します」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0206.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0150.gif)
美人若女将「はあ?」
高橋「ズコーッ!」
リサ「先生……!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0152.gif)
リサ、右手からパチッと火花を散らし……。
リサ「またわたし以外の女を見て!お仕置きだっちゃーーー!」
バリバリバリバリバリ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0161.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
愛原「ギャーーーーーー!!」
高橋「オマエはラムちゃんか!」
美人若女将「あ、あの、お客様。当館で、“うる星やつら”ごっこは、ちょっと困ります。著作権の問題もありますし……」
高橋「そ、そうっスね。サーセン!リサ、このくらいにしとけ!」
リサ「もうっ!」
愛原「あひ……あひ……」
高橋「今日から1泊で予約している高橋……じゃなかった。愛原っスけど……」
美人若女将「愛原様でございますね。東京からお越しの愛原様、3名様でございますね」
高橋「そうっス」
美人若女将「お待ちしておりました。それでは、こちらの宿泊者カードにご記入を……」
高橋「先生……は、まだ痺れて無理か。俺が書いてもいいっスか?」
美人若女将「はい。結構でございます」
リサ「チェックインが終わるまでは、しばらく痺れて動けないからねッ!」
リサ、白目が黒くなり、瞳が銀色に光る。
マスクをしているので分からないが、マスクの下には牙が隠されている。
高橋「……っと、こんな感じでいいっスか?」
美人若女将「はい、ありがとうございます。先にお支払いの方、よろしいでしょうか?」
高橋「支払い……料金……」
高橋は愛原の方を見た。
愛原はまだ痺れながらも……。
愛原「あっ、そこのかわいいお姉さん。どこから来たの?」
リサ「全然懲りてないし!」
バリバリバリバリバリ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
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愛原「ぎゃーーーーーー!!」
ナンパされた女性「なに?あのオッサン」
彼氏「見ちゃダメだよ」
高橋「おい、リサ。いい加減にしろ」
リサ「だって!」
高橋「先生、料金の支払いだそうです」
愛原「そ、そそ、そうか……。こ、こここ、このカードを……つつつ、使え……。ば、ばばば、番号は……」
高橋「ああ、番号は聞いてます。あとは控えと領収証をもらえばいいんスね?」
愛原「そ、そそ、そうだ……。あっ、そこのきれいな仲居さん!」
リサ「おらぁーっ!」
バリバリバリバリバリ
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愛原「ぎゃーーーーーー!!」
高橋「うるさくて、サーセン。支払いはカードでオナシャス」
美人若女将「か、かしこまりました。ただいま、控えを発行させて頂きます。で、領収証の方なんですけど、チェックアウトの際にお渡しさせて頂きます」
高橋「了解っス」
美人若女将「こちらが、お部屋の鍵になってございます。あちらのエレベーターで、5階へどうぞ」
高橋「あざーっス」
愛原「幼女先輩、こんばんは!」
幼女「? こんばんは」
リサ「子供にまでナンパすなーっ!」
バリバリバリバリバリ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
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高橋「おい、リサ、やめろ。先生が感電死しちまう」
リサ「だって!」
高橋「だってじゃねぇ!」
リサ「でもぉ……」
高橋「でもじゃねぇ!……先生、大丈夫っスか?」
愛原「か、肩こりと腰痛が治っちゃったよほぉ……!」
高橋「そりゃ良かったっスね。静電気除去シート、良かったらこれで除電を」
愛原「あ、ああ、済まない」
リサ「電撃何回も放ったから、お腹空いちゃった」
高橋「もうちょっとで飯だから、我慢しろ」
リサ「はーい」
3人はエレベーターに乗り込んだ。
愛原「あー、エラい目に遭った」
高橋「先生がフザけるからですよ」
リサ「そうだよ。浮気はダメだよ。正に、『ダーリン、浮気は許さないっちゃよ』だよ」
愛原「空は飛べないだろうが……」
リサ「そりゃそうだよ」
そして、客室フロアの5階に到着する。
愛原「えーと……この部屋だな。うう……まだ手が震えてるよ……」
リサ「先生が悪いんだよ」
高橋「俺が開けますよ」
高橋が部屋の鍵を開ける。
ドアを開けると、畳の香りが広がった。
愛原「畳のいい匂いだ」
高橋「やっと旅行気分って感じっスね」
愛原「うん」
愛原達は部屋の中に入った。
高橋「ん?畳部屋、1部屋だけっスか?」
愛原「……そのようだな」
部屋の広さは8畳間である。
それにプラス、窓際に椅子とテーブルが置かれている。
別に、3人で寝る分には十分な広さだ。
しかし、リサは……。
リサ「先生、一緒に寝ようね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart.gif)
愛原「ちょっと、善場主任に確認してみる」
愛原はスマホを取り出した。
そして、善場主任に連絡した。
愛原「……というわけですが、これで良いのでしょうか?」
善場「構いませんよ。リサの監視、しっかりお願いします」
愛原「仮にも、女子高生の女の子ですよ?」
善場「見た目はそうですが、彼女はBOWであって、人間ではありません。それに、前にも申し上げましたよね?今はリサも変異したばかりということもあり、しばらくは監視強化でと」
愛原「た、確かに……」
善場「宿泊費用に関しても、こちらで出しますので、後で領収証の提出をお願いします」
愛原「わ、分かりました」
愛原は電話を切った。
高橋「何ですって?」
愛原「『監視強化を、しっかりお願いします』との御依頼だ」
高橋「と、いうことは……」
愛原「つまり……」
リサ「おー!?」
高橋「人食い鬼と同室か……」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_deject.gif)
愛原「俺が監視されるようなもんだで?」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0252.gif)
リサ「わぁい!先生と一緒の部屋ーっ!」\(^o^)/
それぞれの温泉の楽しみ方、これから始まる。