[10月30日20時30分 天候:晴 東京都墨田区菊川 愛原のマンション]
夕食を終えた私達は、やっとこさマンションに帰宅した。
愛原「おー、荷物来てる」
マンションの宅配ボックスを覗くと、リサ宛の荷物が届いていた。
愛原「新しいサイズの制服だな。あと、何だこれは?」
リサ「多分、わたしが注文したブルマじゃない?」
愛原「あー……」
それを持って、マンションの部屋に入る。
愛原「やっと着いたな」
高橋「風呂沸かしますね」
愛原「ああ」
リサ「先生、早速着てみていい?」
愛原「そうだな。一応、合わせてみよう」
リサ「んしょっと……」
リサはパーカーを脱いだ。
気が抜けたからか、第1形態に戻っている。
愛原「ここで着替えるな!自分の部屋で着替えろ!」
リサ「えー……」
愛原「えー、じゃない」
リサは渋々、自分の部屋に向かった。
高橋「先生、明日の朝飯は魚でいいっスか?」
愛原「いいよ。魚なんてあるんだ?」
高橋「冷凍なんで、日持ちは卵よりもいいんスよ」
愛原「それはいいな。そうしてくれ」
高橋「うっス。洗濯機回すんで、洗濯物はここに入れてください」
愛原「宿泊先がビジホなら、コインランドリーで洗っちゃうところなんだがな」
高橋「まあ、そうッスね」
私も荷物を片付けていると、リサが部屋から出てきた。
リサ「先生、見て見て」
リサは制服の冬服を着ていた。
愛原「おー、さすが新品はきれいだな」
モスグリーンのダブルのブレザーに、エンジ色のリボン、冬はグレーのプリーツスカート。
リサ「因みにブルマも穿いてみた」
リサはスカートを捲り上げた。
制服のブレザーよりは、もっと濃い無地の緑のブルマがそこにあった。
リサ「これもピッタリ」
愛原「ああ、うん。それは良かった」
リサ「夏服はまだ無いの?」
愛原「それはまた後で買おうと思うんだ」
スカートが夏用のモスグリーンのプリーツスカートなので、これが1番高い。
半袖のブラウスと盛夏服のポロシャツも似たようなものだ。
リサ「そうなんだ。あっ、せっかくだから体操服も着てみようかなぁ!」
愛原「そう?」
リサが再び部屋に戻る。
しばらくすると、ジャージを着たリサが出てきた。
こちらは、明るい緑色である。
あまり濃い緑だと、芋っぽく見えるからかもしれない。
中学生くらいまでならそれでもいいのかもしれないが、高校生ともなると……。
愛原「どう?きつくない?」
リサ「キツくない」
リサはジャージの上を脱いだ。
その下には、半袖の体操服がある。
丸首と袖の部分は、スクールカラーの緑が縁取りされている。
ジャージのズボンを脱ぐと、ブルマではなく短パンがあった。
愛原「まあ、これでもいいっちゃいいんだけどね……」
リサ「で、ブルマ」
ブルマだけは学校指定ではない為、同じ緑色なのだが、やっぱりちょっと色合いが異なる。
今の短パンと同様、無地であるところは合わせているのだが。
1度は廃止になっているので、当時のメーカーが再販しないのである。
『魔王軍』がブルマを復活させたが、無地の緑であることだけは共通していて、その色合いやメーカー、ディテールなどはバラバラである。
リサが最初に購入した緑のブルマも、バレーブルマのようなダーツ線が入っているタイプであった。
後に、まだ東京中央学園にブルマがあった頃、ダーツ線は無かったということで、リサもダーツ線無しのタイプを購入している。
かつての写真を見ると、ダーツ線の入っているブルマを穿いていた女子生徒の写真があったので、リサもそれを真似したようなのだが、後の調査で、女子バレー部の当時のユニフォームのブルマだったことが判明している。
その女子生徒が、どうして体育の授業で、バレー部のブルマを穿いていたのかは不明である。
ただ、リサが間違うくらいだから、体育用のブルマと大したデザインの違いは無かったのかもしれない。
だからなのか、女子陸上部のレーシングブルマは、更に目立つラインを入れて区別しているようだ。
愛原「うん、いいね」
リサ「短パンは穿かないから、先生にあげる」
愛原「いやいや。予備に取っておけよ」
リサ「でも、ブルマも2枚あるし」
愛原「それでも、必要な時は必要なんだろ?それと、あれは?ブルマが廃止になった代わりに導入された、黒いスパッツ」
リサ「ああ、あれね」
愛原「平成後期~令和の今、制服女子のスカートの下といったらそれだろう」
リサは部屋から一分丈のスパッツを持って来た。
リサ「これもブルマがあるから、今は要らないんだよね」
愛原「まあ、あくまでも予備に取っておけよ。私服とかで使う機会もあるんじゃないの?」
リサ「どうだかねぇ……」
高橋「おい、リサ。洗濯機回すから、早く汚れた服出せよ」
リサ「ちょっと待って。先生に匂いを嗅いでもらってから」
愛原「何でだよ!」
リサ「え?先生、『教え子の下着を盗んで愉しんだ件について』ってエロ動画……」
愛原「観てない観てない!」
高橋「くぉら!リサ!先生をバカにすんじゃねぇ!」
高橋、リサにゲンコツを食らわせる。
リサ「いってーっ!」
高橋「先生、そんな変態動画観ちゃダメっス!」
愛原「だから、観てねーっつってんだろ!」
高橋「もし何でしたら俺のオススメ、『アッー!な男子校パラダイス』っつー動画が……」
愛原「そんなホモビ、余計観ねーわ!」
リサ「これは先生の下着~。下着はネットに入れて洗う~」
愛原「男の下着なんて、そんな御大層な扱いしなくていいんだよ。リサの下着こそ、ネットに入れて洗わないと」
高橋「ちょっと待てや、コラ!先生の下着を洗うのは、不肖の弟子のこの俺の仕事だ!」
リサ「お嫁さんの仕事でしょ?」
高橋「誰が嫁だ、コラァ!」
愛原「ぶっちゃけ、押しかけ女房的な所はあるな」
リサ「ほら!聞いた!?先生、認めてくれたよ!?」
高橋「先生、マジっスか!?特異菌に感染してるんじゃないっスか?!」
愛原「『的な』とは言ったけど、『ガチで』とは言ってないよ。そもそもリサ、婚姻年齢に達していないんだから、法律的にも無理だって」
民法改正で、女性が結婚できる年齢は16歳から18歳へ引き上げられた。
リサは10月1日生まれだから、来年がそうなるのか。
リサ「ぷっくーっ!」
リサは頬を膨らませた。
〔ピピッ♪ もうすぐ、お風呂が沸きます〕
愛原「おっと。もう風呂が沸くみたいだな。俺は先に風呂に入らせてもらうよ」
高橋「は、はい。その服も、洗濯しますんで」
愛原「よろしく」
何だか、日常に戻ったようなやり取りだった。
夕食を終えた私達は、やっとこさマンションに帰宅した。
愛原「おー、荷物来てる」
マンションの宅配ボックスを覗くと、リサ宛の荷物が届いていた。
愛原「新しいサイズの制服だな。あと、何だこれは?」
リサ「多分、わたしが注文したブルマじゃない?」
愛原「あー……」
それを持って、マンションの部屋に入る。
愛原「やっと着いたな」
高橋「風呂沸かしますね」
愛原「ああ」
リサ「先生、早速着てみていい?」
愛原「そうだな。一応、合わせてみよう」
リサ「んしょっと……」
リサはパーカーを脱いだ。
気が抜けたからか、第1形態に戻っている。
愛原「ここで着替えるな!自分の部屋で着替えろ!」
リサ「えー……」
愛原「えー、じゃない」
リサは渋々、自分の部屋に向かった。
高橋「先生、明日の朝飯は魚でいいっスか?」
愛原「いいよ。魚なんてあるんだ?」
高橋「冷凍なんで、日持ちは卵よりもいいんスよ」
愛原「それはいいな。そうしてくれ」
高橋「うっス。洗濯機回すんで、洗濯物はここに入れてください」
愛原「宿泊先がビジホなら、コインランドリーで洗っちゃうところなんだがな」
高橋「まあ、そうッスね」
私も荷物を片付けていると、リサが部屋から出てきた。
リサ「先生、見て見て」
リサは制服の冬服を着ていた。
愛原「おー、さすが新品はきれいだな」
モスグリーンのダブルのブレザーに、エンジ色のリボン、冬はグレーのプリーツスカート。
リサ「因みにブルマも穿いてみた」
リサはスカートを捲り上げた。
制服のブレザーよりは、もっと濃い無地の緑のブルマがそこにあった。
リサ「これもピッタリ」
愛原「ああ、うん。それは良かった」
リサ「夏服はまだ無いの?」
愛原「それはまた後で買おうと思うんだ」
スカートが夏用のモスグリーンのプリーツスカートなので、これが1番高い。
半袖のブラウスと盛夏服のポロシャツも似たようなものだ。
リサ「そうなんだ。あっ、せっかくだから体操服も着てみようかなぁ!」
愛原「そう?」
リサが再び部屋に戻る。
しばらくすると、ジャージを着たリサが出てきた。
こちらは、明るい緑色である。
あまり濃い緑だと、芋っぽく見えるからかもしれない。
中学生くらいまでならそれでもいいのかもしれないが、高校生ともなると……。
愛原「どう?きつくない?」
リサ「キツくない」
リサはジャージの上を脱いだ。
その下には、半袖の体操服がある。
丸首と袖の部分は、スクールカラーの緑が縁取りされている。
ジャージのズボンを脱ぐと、ブルマではなく短パンがあった。
愛原「まあ、これでもいいっちゃいいんだけどね……」
リサ「で、ブルマ」
ブルマだけは学校指定ではない為、同じ緑色なのだが、やっぱりちょっと色合いが異なる。
今の短パンと同様、無地であるところは合わせているのだが。
1度は廃止になっているので、当時のメーカーが再販しないのである。
『魔王軍』がブルマを復活させたが、無地の緑であることだけは共通していて、その色合いやメーカー、ディテールなどはバラバラである。
リサが最初に購入した緑のブルマも、バレーブルマのようなダーツ線が入っているタイプであった。
後に、まだ東京中央学園にブルマがあった頃、ダーツ線は無かったということで、リサもダーツ線無しのタイプを購入している。
かつての写真を見ると、ダーツ線の入っているブルマを穿いていた女子生徒の写真があったので、リサもそれを真似したようなのだが、後の調査で、女子バレー部の当時のユニフォームのブルマだったことが判明している。
その女子生徒が、どうして体育の授業で、バレー部のブルマを穿いていたのかは不明である。
ただ、リサが間違うくらいだから、体育用のブルマと大したデザインの違いは無かったのかもしれない。
だからなのか、女子陸上部のレーシングブルマは、更に目立つラインを入れて区別しているようだ。
愛原「うん、いいね」
リサ「短パンは穿かないから、先生にあげる」
愛原「いやいや。予備に取っておけよ」
リサ「でも、ブルマも2枚あるし」
愛原「それでも、必要な時は必要なんだろ?それと、あれは?ブルマが廃止になった代わりに導入された、黒いスパッツ」
リサ「ああ、あれね」
愛原「平成後期~令和の今、制服女子のスカートの下といったらそれだろう」
リサは部屋から一分丈のスパッツを持って来た。
リサ「これもブルマがあるから、今は要らないんだよね」
愛原「まあ、あくまでも予備に取っておけよ。私服とかで使う機会もあるんじゃないの?」
リサ「どうだかねぇ……」
高橋「おい、リサ。洗濯機回すから、早く汚れた服出せよ」
リサ「ちょっと待って。先生に匂いを嗅いでもらってから」
愛原「何でだよ!」
リサ「え?先生、『教え子の下着を盗んで愉しんだ件について』ってエロ動画……」
愛原「観てない観てない!」
高橋「くぉら!リサ!先生をバカにすんじゃねぇ!」
高橋、リサにゲンコツを食らわせる。
リサ「いってーっ!」
高橋「先生、そんな変態動画観ちゃダメっス!」
愛原「だから、観てねーっつってんだろ!」
高橋「もし何でしたら俺のオススメ、『アッー!な男子校パラダイス』っつー動画が……」
愛原「そんなホモビ、余計観ねーわ!」
リサ「これは先生の下着~。下着はネットに入れて洗う~」
愛原「男の下着なんて、そんな御大層な扱いしなくていいんだよ。リサの下着こそ、ネットに入れて洗わないと」
高橋「ちょっと待てや、コラ!先生の下着を洗うのは、不肖の弟子のこの俺の仕事だ!」
リサ「お嫁さんの仕事でしょ?」
高橋「誰が嫁だ、コラァ!」
愛原「ぶっちゃけ、押しかけ女房的な所はあるな」
リサ「ほら!聞いた!?先生、認めてくれたよ!?」
高橋「先生、マジっスか!?特異菌に感染してるんじゃないっスか?!」
愛原「『的な』とは言ったけど、『ガチで』とは言ってないよ。そもそもリサ、婚姻年齢に達していないんだから、法律的にも無理だって」
民法改正で、女性が結婚できる年齢は16歳から18歳へ引き上げられた。
リサは10月1日生まれだから、来年がそうなるのか。
リサ「ぷっくーっ!」
リサは頬を膨らませた。
〔ピピッ♪ もうすぐ、お風呂が沸きます〕
愛原「おっと。もう風呂が沸くみたいだな。俺は先に風呂に入らせてもらうよ」
高橋「は、はい。その服も、洗濯しますんで」
愛原「よろしく」
何だか、日常に戻ったようなやり取りだった。