第56回尊徳祭が、小田原市尊徳記念館を主会場にして、10月12
・13日に開催されました。講談師・田辺一巴(いちゆう)氏による
「二宮家復興」「服部家の改革」の講談講演があり、出席しました。
「積小為大」とは、小を積んで大を為すこと。百万石の米も一粒
の米が集まったものであり、千里の道も一歩ずつ歩いて到達するも
のだの意。
荒地内の堀の左右に菜種をまき、収穫した菜種を油に換え、夜学
の灯油とした。独立して家を再興するために学を志し、その費用捻
出に自家の荒地(免税地)を使うことを思いつく。その過程で、“
小を積んで大を為す”現実的な蓄積の道を歩み出すのです。
「五常講」とは、信用組合制度。五常(仁・義・礼・智・信)の
五徳の実践と、連体的な責任制度とで無利息・無担保の融資を行う
こと。
服部家の奉公人はみな家計を助ける重荷を担っていた。不時の出
費に悩まされることも多く、立替えをしているうちに考えついた。
一人一人の生活の設計を考えて、借金の返済から、将来にそなえて
貯蓄の面倒までみたのです。
写真は記念館の近くにある報徳小学校の「まごころの像」。村普
請の時、まだ少年だったので不足分として、わらじの提供を申し出
たのです。 小田原梅干
・13日に開催されました。講談師・田辺一巴(いちゆう)氏による
「二宮家復興」「服部家の改革」の講談講演があり、出席しました。
「積小為大」とは、小を積んで大を為すこと。百万石の米も一粒
の米が集まったものであり、千里の道も一歩ずつ歩いて到達するも
のだの意。
荒地内の堀の左右に菜種をまき、収穫した菜種を油に換え、夜学
の灯油とした。独立して家を再興するために学を志し、その費用捻
出に自家の荒地(免税地)を使うことを思いつく。その過程で、“
小を積んで大を為す”現実的な蓄積の道を歩み出すのです。
「五常講」とは、信用組合制度。五常(仁・義・礼・智・信)の
五徳の実践と、連体的な責任制度とで無利息・無担保の融資を行う
こと。
服部家の奉公人はみな家計を助ける重荷を担っていた。不時の出
費に悩まされることも多く、立替えをしているうちに考えついた。
一人一人の生活の設計を考えて、借金の返済から、将来にそなえて
貯蓄の面倒までみたのです。
写真は記念館の近くにある報徳小学校の「まごころの像」。村普
請の時、まだ少年だったので不足分として、わらじの提供を申し出
たのです。 小田原梅干