新年おめでとう御座います。良き正月を過ごされましたでしょう
か。日経新聞元旦版に、五木寛之氏(作家)がタイトルの題で寄稿
されていらした。ご紹介したい。
これからは「三蜜」ならぬ「三散」の時代になるだろう。
1.「拡散」:SNS(交流サイト)のちょっとした情報が一夜で世界
に広がる。
2. 「分散」:会社や学校でリモートが増え、一極集中だった企業の
拠点が散らばる。
3.「逃散(ちょうさん)」:封建時代の貧しい農民が土地を放棄し
て逃げ出す事を意味する歴史用語だが、現代版が難民。体制と
折り合いがつかなければ、逃げるしかない。
100歳人生。未知の領域=「下山」への不安も迫っている。長生き
を不安にさせるのは「痛み」だ。痛みこそ不安の源泉であり、医学
が痛みの解放に向かってないのは非常に不満だ。
登山には成長の喜びがあり、下山には成熟の喜びがある。
80歳くらいから行動範囲が狭まったが、身近なことに幸福を見い
だせるようになった。
・ 好奇心は尽きず、身届けたいことが山ほどある。
・ 劇的に変わる地球上の動きにドキドキするほど関心がある。
自分の好きなことを見つけ携われたら、これ以上の幸福は無いの
ではなかろうか? 国民皆保険制度もあることだし。
小田原梅干し:梅丸