マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ハムレット

2012年02月13日 | 舞台・映画
シアタークリエでハムレット観劇。

主演が井上芳雄君だし他のキャストも素晴らしいのでとても期待してたんですが、今ひとつピンと来ないハムレットでした。

楽曲も全部ロックかというとちょっと違うし。

ロミジュリや劇団新感線のシェイクスピアの様な舞台を期待してた私には、なんとも中途半端な感じに思えたし。

ストーリーの端折り過ぎで展開がびっくりするほど早いので、ハムレットの苦悩が伝わってこないで怒りや憎しみばかりが強調されてるように感じられたし。

ハムレットに捨てられて狂ったオフィーリアと兄レアティーズの哀しいシーンが一番心に残りました。

伊礼君の歌は良かったですね。山路さんもコミカルな感じで良かったです。

涼風さんの王妃ははまり役でした。周りが暗い色調の中でただひとり鮮やかな真紅のドレスを纏った彼女は女という魔性の化身のように思えました。

前半は退屈だったけど、中盤の役者たちが集まってきて芝居をするあたりから面白くなってきました。

この辺は楽曲もスペイン風で楽しいですね。

劇団新感線がハムレットをやったらどういう風になるのかな~

でもハムレットよりもリア王の方が向いてるかもね。