マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

督促OLの修行日記

2013年03月16日 | 
この本を書いたのは榎本まみさんというOLさん。 

新入社員として入社した信販会社で支払いが滞っているお客さんに督促を行うコールセンターに配属され多重債務者や

支払い困難者から日々怒鳴られ恫喝されお金を回収する中で学んだことが綴られていて、同じような経験をした人だけ

じゃなく、なんで私だけがこんな目に・・・?!と悩んでいる人にも人間関係を円滑にするちょっとしたヒントがちり

ばめられています。

私も督促電話を掛ける時はあまり良い気分ではないのですが、N本さんに比べたらまだ私のお客さんなんて良い方だわと

思えて気が楽になりました。

参考にさせていただきます。

55歳からのハローライフ

2013年03月14日 | 
村上龍さんの新刊「55歳からのハローライフ」。

結婚相談所、空をとぶ夢をもう一度、キャンピングカー、ペットロス、トラベルヘルパーの5つからなる短篇集。

世代が同じせいか、う~ん、わかるわかる、そうだよねぇと共感することしきり。

大変面白く読ませていただきました。





ノートルダム・ド・パリ

2013年03月14日 | ミュージカル
シアターオーブで観劇。

席は2階最前列センター。

新しい劇場なのに前後の席の間隔が狭いので通路から中に入った席だと出入りが大変です。

構造も複雑で迷路みたい。

眺望はとてもいいです。

さて「ノートルダム・ド・パリ」ですが、楽曲が美しく素敵です。  

フレンチミュージカルの特徴は歌い手とダンサーが分業だということらしいけど。

オペラ歌手よろしく朗々と歌いあげてる周りでダンサーたちがアクロバティックな動きやダンスで盛り上げます。

台詞は一切無いのであらすじを読んでおかないと話の展開が読めません。

歌は素晴らしいんだけど演じていると云うよりはコンサートみたいだったので物語の中にどっぷり入り込んで感情移入・・・というようにはならなかった。

曲がいいだけに残念。


カテコだけは撮影OKだそうです。

シアターオーブから見える東横線のかまぼこ型ホーム


もうすぐ取り壊されてしまうそうです。






静嘉堂文庫美術館

2013年03月14日 | 美術館・展覧会


静嘉堂文庫で国宝の曜変天目茶碗と油滴天目茶碗を観てきました。

私はお茶のことはよくわからないのですが、この2つは本当に美しく素晴らしかったです。

特に曜変天目は世界に3つしか存在しないそうで、その中でもこちらが一番綺麗なのだそうです。


赤坂大歌舞伎 怪談乳房榎

2013年03月11日 | 歌舞伎


赤坂ACTシアターで怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)を観てきました。

勘九郎さんの一人三役の早変わりと言ったらそりゃあ見事なもので。

劇場中、ため息。

「とんび」のアキラ君じゃないけど、お父上の勘三郎さんは勘九郎さんの中で確実に生き続けていると分かった演目でした

早変わりだけでなく、姿形も声色も全然違う三者を一瞬のうちに演じ分けるサービス精神はやはり血なんでしょうね。

声が特に勘三郎さんにそっくりで・・・これまた劇場中ため息でした。

今日は、笹野高史さんと尾上松也さんもご観劇でした。

笹野さんはどのように思われたのでしょうか・・・

Kバレエ・カンパニー シンデレラ

2013年03月06日 | バレエ
渋谷のオーチャードホールに行って来ました。

お目当ては熊川哲也さん率いるKバレエカンパニーの「シンデレラ」。

前回公演は、観たい!!と思った時には既に遅し・・・チケットが取れなかったため今回は気合を入れました。

その甲斐あって一階通路すぐ後ろの見やすく出入りもしやすくトイレも近い(これ重要よね)というお席。

テレビの特番で見て観たい!!と思ったシンデレラのお家やカボチャの馬車などの舞台装置がまず素晴らしく、熊哲さんこだわりの衣装も素敵。

とにかくと~っても美しいんです。

なんともファンタジックでロマンティックな舞台。

小さい子供から大人まで楽しめる、女性ならば皆大好きな夢のような世界でした。

ラストシーンなんてディズニーのシンデレラみたいでしたね。

子供の頃テレビで観てたディズニーランドという番組を思い出してちょっとノスタルジックに。

王子様は宮尾俊太郎さん。カッコイイシンデレラは松岡さんが体調不良で降板のため日向智子さんに変更になっていました。ちょっと残念。

意地悪な継母と二人のお姉さんたちがとても面白くて良かったです。

熊川さんも客席で観てらっしゃいました。

カテコもかなりの盛り上がりで最後には舞台上に熊川さんも引っ張りだされて退出する時お茶目に踊りながら舞台袖に消えていったのが可愛かったです。

暗闇の中でもシルエットだけで彼だと分かってしまうなんてやっぱ凄いなあ・・・




野村萬斎さんの「マクベス」

2013年03月01日 | 舞台・映画
世田谷パブリックシアターで「マクベス」を観てきました。

席はB列。前から2列目だったので細かい表情やキラリと光る汗や涙までよく見えました。

萬斎さんのオーラは凄かった!!  

舞台に出てきた瞬間、ビリビリ感じました。

三人の男性が入れ替わり立ち代り魔女や王や家来など色々な役を演じられていて、しかも舞台転換等の黒子的な役割もされていたのが面白かったです。

ストレートプレイなのにそんじょそこらのミュージカルのダンサーよりも飛び跳ねたり転がって体全体を痙攣させるように激しく動き回っていて、その身体表現にビックリ。

萬斎さんも三番叟のように高く飛び跳ねたり、剣を振り回したり・・・でも舞のように美しい動きに目は釘付けでした。

秋山菜津子さんのマクベス夫人もとっても良かったです。

あの人数だからこその疾走感あふれる舞台、今まで観たどのマクベスよりも面白かった~

舞台装置や衣装も含め斬新な演出なので、マクベスって辛気臭いお芝居でしょ?って思っている人にこそ観て貰いたいなと思います。

この舞台を見ながら劇団☆新感線の「メタルマクベス」をまた観たいな・・・と。