たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

彼岸花の盛りは過ぎても、何やら懐かし結縁寺でした

2021-10-08 10:49:26 | 散策の詩
令和3年10月8日 今日は二十四節気の「寒露」です。
明け方に窓を開けると気持ちいい空気が流れ込んできます。
空高く澄み、雲が流れ、いい秋日和になっています。



NHKラジオ「今日は何の日」によると、
「木の日」(十プラス八)だそうです。
へー、そうなんだ。雑学が増えました。

今回は昨日に続いて、
「結縁寺」の周辺風景について記しました。



周辺の谷津は、
「にほんの里100選」(2009年・朝日新聞主催)に選ばれているという。
「結縁寺」は里山の懐かしい原風景の中に包まれるように佇んでいました。
山門の「朱い屋根」が色鮮やに目に残っています。



境内には大きなイチョウの樹があり、銀杏の実が鈴生りでした。
手作りの木のベンチがあちこちに置かれていて、
腰掛けて休んでいると、実が落ちてきます。ポツン。





ぽとぽつん 銀杏玉降る 結縁寺
(秋の銀杏の木の下で詠む、たにしのアブ句)



拾い放題のようです。
クルマで駆けつけてきた夫婦もいました。



門前の風景は、静寂な里山の風致に満ちていました。
結縁寺のお寺の周辺は草木や花が咲き誇ることで有名です。
結縁寺のため池です。





門前からコスモス畑に向かう左手に「熊野神社」がありました。
急な階段に恐れをなして、上まで上らないで、
階段下から遥拝し写真に撮りました。









結縁寺所在地:千葉県 印西市 結縁寺516
アクセスバス:北総線千葉ニュータウン中央駅からバス高花行き「高花団地入口」下車徒歩8分
ふれあいバス:南ルートか中ルート「高花団地入口」下車徒歩8分



新・印西八景「彼岸花の結縁寺」の彼岸花は刈り取られていた。

2021-10-07 11:52:26 | 散策の詩
令和3年10月7日 新政権人気は”ホドホド”のようです。 
岸田文雄(キッシーと呼びましょう)政権がスタートしました。
早速解散、総選挙作戦に打って出ました。
「本格政権」はそれからということのようです。

キッシーの公約は「所得倍増」です。
「年金が倍」になることを楽しみにしています。
「そんなわけねーだろう」と徘徊友だちが言っています。

年金からも所得税が徴収されているわけだから、
年金所得「倍増」まではとは言わないから、
少しは色を付けてよね~。キッシーさん!!



まあ、戯言はこのくらいにして、9月も半ばの頃でした。
郊外のイオンモール内を徘徊していたら、
印西市の観光案内サティライトコーナーがあって、
幾つかのパンフレットを頂いてきました。
その内の「新・印西八景マップ」で「結縁寺風景」を知りました。



彼岸花、コスモス、蓮の花が季節ごとに魅せているという。
ちょうど時期ではないかということで出かけて行きました。
案内によりますと、
この季節、門前の彼岸花が見事だとされていますが、
何故か大半は「刈り取られて」、
ちょぼちょぼ、僅かに残っているだけでした。









「結縁寺(けちえんじ)晴天山西光院結縁寺」は、
長閑な風景の中に埋まるように小さなお堂のお寺さんでした。



縁起については、門前の由来案内によりますと、
開基は奈良朝の神亀年間に僧・行基が全国歴遊の際、
この里の小堂に逗留して、天春るる時、
白蓮井戸に影現するを観て、
自ら弥陀三尊の像を謹刻し一宇を建立したという。


「千葉県公式観光物産サイト・まるごとeちば」から借用しました。




「千葉県公式観光物産サイト・まるごとeちば」から借用しました。

また、「銅造不動明王像」を安置することでも、
知られていると記されている案内記もあります。
銅造不動明王立像(どうぞうふどうみょうおうりゅうぞう)は、
鎌倉時代後期に造像された国指定の有形文化財として、
結縁寺の本堂内に安置されている。
毎年9月28日に御開帳が行われる、護摩壇での祈祷も行われるという。



山門に至る「彼岸花の道」の入り口(門柱?)の左右には、
六面に六地蔵を形どった仏像が彫りこまれています。
脇には蓮池があり「大賀蓮」も咲くようです。



境内に入ると六地蔵が鎮座していました。
手入れされた境内は静かで、
秋の気配が、少し色付いた古木に漂っていました。









大きな銀杏の木があり、銀杏の実がびっしり付いていました。
(この項つづく)

猛暑も峠か 8月が終わります。晩夏の徘徊

2021-08-31 12:36:59 | 散策の詩
令和3年8月31日 明日から秋へ9月ですね。
でも、「危険な夏」は引き続き居座り、緊急事態中です。
でも、時候的には、秋へ移り変わる「晩夏」ですね。



馬追虫の 
髭のそよろに来る秋は 
まなこを閉じて 想いみるべし 長塚節



変わり映えのない「徘徊爺」の日常が過ぎてゆきます。
「心ときめく」非日常なんて起きるわけがない。
起きるとしたら「躓いて転倒・骨折」入院くらいか。



「危険な夏」を初夏から→梅雨→盛夏→晩夏へと、
うだるような厳しい暑さ、熱中症、コロナに抗して、
83歳、ようやく秋口にたどり着きました。
日々の徘徊の道すがら「秋の気配」を感じる時候になりました。



月替わり「ブログ更新ネタ」を「晩夏」と綴ってみました。
この季節になると、何十年も頭に浮かぶ一節は、
冒頭の長塚節の「馬追いの髭のそよろ~」です。



徘徊しないと、体調が変になるので出かけます。
自然公園の杜、蝉しぐれも激しさが消えて、
「夕暮れ」「オーシンツツクツク」「オイシイヨ」
ツクツクボウシの鳴き声が混じります。



休憩するベンチの草叢を踏めばバッタなど、
虫が飛び跳ねまわります。
「営み中の一組」がいました。ウマオイかな??
ガラケー携帯で撮った夏の虫たちを載せました。



バッタもキリギリスもコウロギもスイッチョも、
巨大なオニヤンマやクロアゲハも飛び回っています。
ケータイでは撮れないので見ているだけです。
自然公園の晩夏は虫たちの営みの最中です。



公園内で行き逢う徘徊爺らの「晩夏の話題」、
「3回目のワクチン」は何時からかなー、
なんて、話して「さあ、帰るとしようか」
草叢で何やら鳴きだした。空は鱗雲。

今夜は「8月の満月」です。月夜は狸のぽんぽこ踊り

2021-08-22 13:18:00 | 散策の詩
令和3年8月22日 今夜は満月です。
アメリカでは8月の満月を“Sturgeon Moon”と呼ぶ。
「スタージェンムーン」(チョウザメ月)というのだそうです。

アメリカの先住民は季節を把握するために、
各月に見られる満月に名前を、動物や植物、
季節のイベントなど名称を付けていたという。

Webのウェザーニュースからの知識です。
気になる今夜の天気は雲が多くなりそうという予報です。

「たにしの爺」はここ数日、深夜は寝室で独りお月見、
「満月に近付く」お月さんを楽しんでいます。
半開きの窓の外から、布団の端まで「白光の帯」が届き、
「青白いお月さん」が通り過ぎて行きます。



1時間ほどで、お月さんは、窓の枠から外れていきます。
タブレットで写真に納めてありますが、
寝乱れた姿はお見せ出来ません。



ところで、月は自ら光っているわけではなく、
太陽の光を反射することで輝いて見えています。
満月とは、地球から見て太陽と月が正反対の方向に並んだ、
太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間です。



もう一度、ところで、満月と言えば「タヌキ・狸」ですね。
直ぐに浮かぶのは童謡「証城寺の狸ばやし」
♪♪証 証 証城寺/証城寺の庭は/ツ ツ 月夜だ
みんな出て 来い来い来い/おいらの友達ァ
ぽんぽこ ぽんの ぽん
  ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪



もう一度、ところで、本当に、……
狸たちが腹をポンポコ叩くのでしょうか??
イラストによくある、頭に葉をのせて楽しげに踊るの??
月夜には「ぽんぽこ狸のイメージ」合うのかな……



もう一度、ところで、たにしの爺は徘徊の途中、
「狸一家」と出会うことがあります。
良く行く例の自然公園の遊歩道の下です。



すっかり人に慣れていて、逃げたりしません。
親の姿は見かけませんが、子タヌキが遊んでいます。
観察者によると5匹いるそうですが、
爺は3匹でいるところを見ました。



あいにくカメラを持っていなかったので、
ガラケー携帯で撮ったので鮮明ではありません。
今夜の満月に「ぽんぽこ踊り」するのかな~

♪♪証 証 証城寺/証城寺の萩は
ツ ツ 月夜に 花盛り
おい等は浮かれて/ぽんぽこ ぽんの ぽん

緑陰の逍遥、ふり返れば、風と共に、杜の妖精が通り過ぎた

2021-06-06 09:08:29 | 散策の詩
令和3年6月6日 紫陽花の季節ですね。
現(うつつ)に見ゆるまで美しきは紫陽花なり。
泉鏡花「森の紫陽花」で書かれている一節です。



紫陽花、アジサイの花――、
いつもの徘徊逍遥の径にも、休憩で座るベンチの脇にも、
花の姿や彩りもさまざまに、妖変の色合いで咲いている。



徘徊逍遙の足を「自然公園」まで伸ばしました。
濃さが一段と増して緑の樹間が狭くなりました。
木の葉、草が動いて「風の色」が見られました。





小池の水面には「さざ波」を残して水色。
青草の上には「葉波」をゆるがせて緑色。
水色の風、緑色の風が吹き渡りそよいだ。



たにしの爺が渡る緑陰の径で、
「一瞬の薫風」と行き替った。
振り返ったら後ろ姿が見えた。
スカーフが風になびいていた。



幻だったのか、リアルだったのか。
もしかして、爺の妄想だったのか。



空気が押されて、流れて、風になる。
空気は見えない、従って風も見えない。
見えない風も「感じる」ことは出来る。



「杜の妖精」が「風」になって過ぎたのか?
「紫陽花」の妖姿に惑わされたのか……??

……玉簾の中もれ出でたらんばかりの女の俤、顏の色白きも衣の好みも、紫陽花の色に照榮えつ。蹴込の敷毛燃立つばかり、ひら/\と夕風に徜徉へる状よ、何處、いづこ、夕顏の宿やおとなふらん。
泉鏡花「森の紫陽花」より。



泉鏡花「森の紫陽花」については、
5年前の6月6日にブログに書いています。
読んでみたい方は右のバックナンバーから、
2016年6月6日で検索してみてください
全文はWebの「青空文庫」で読めます。
「青空書院 泉鏡花 森の紫陽花」で検索。

緑の薫風、立夏の風に泳ぐ鯉

2021-05-06 20:28:12 | 散策の詩
令和3年5月6日 連休が終わって良かった。 
かつての「爺ん家の鯉幟」に会ってきた。
「房総風土記の丘」に寄贈させて頂いた鯉です。





3人の男の子で立てた「鯉幟」でした。
もう、30年くらい前になりましょうか。
成長して立てなくなって、同施設に贈りました。





真鯉に緋鯉に子鯉の3匹セットです。
どれがどれだか、微かな記憶に残るばかりです。
この時期、大勢の子どもたちに見られて光栄です。





駐車場には、他所の県のナンバーが目立ちました。
入り口の木戸番に体温測定と手先消毒と、
住所氏名電話番号カードを提出し「房総の村」へ。





鯉幟は「おまつり広場」の大木を柱にして、
天高く盛大に泳いでいました・
広場には「催し屋台」が出て子どもたちが遊んでいました。





久しぶりに施設内を歩き回り、
昔ながらの初夏の田舎風景を体験しました。
大木戸付近、商家の町並みは混んでいましたが、
下総の農家、安房の農家の付近は閑散としていました。



令和3年の2月がスタートしました

2021-02-01 11:56:38 | 散策の詩
令和3年2月1日 曇天模様になっています。 
明日は節分ですね。暦のズレで2日になった。
124年ぶりのことだという。3日は立春になる。



節分、立春……暦の上では春の訪れですね。
春はセンバツからとか、球春、プロ野球キャンプインとか。
月並みな言い方で、面白くもありませんね。



荒涼の冬野風景を集めて、
花が咲き、鳥が鳴く、春の「萌え」を待つ。
83歳の老爺が「やっほー」と叫ぶ季節は遠いのでしょうか。



たにしの爺は、もっぱら徘徊・逍遥の日々です。
1月に予定されていた「診療予約」を2件キャンセルしました。
死に至らない通院は「不要不急」外出になるのか否か、微妙ですね。



この季節の徘徊は日差しはあれど、風が冷たいです。
道すがら目に入る風景は「冬の枯野」です。
落葉樹は落葉し、草は灰色に枯れ果てた姿を晒しています。



せめて樹々の「萌えー」にあやかりたく、
冬の花を探しに徘徊に出かける日々を続けています。
「冬の花」と言えばヤブツバキ、サザンカが代表ですね。





そんな中、セリやクレソンは緑の葉を伸ばしています。
枯れて見える樹々はまもなく、一斉に芽吹き「萌えます」。
黄昏、老化の進む爺には「萌えー」の季節は巡る来るでしょうか。



ところで、最近、徘徊路で行き逢う人が増えました。
男性は一人歩きが多いですが、女性は3人組が多い。
マスク、サングラス、帽子姿でしゃべりながら歩く。



良くしゃべる。良く歩く。高齢者の健康に良い。
大勢で食べる。大勢でしゃべる。コロナの拡散。
「緊急事態宣言」1ヵ月延長へ。皆さん節度と自制です。



師走日和 己が影を追いながら徘徊路を一部、紹介します

2020-12-27 12:34:43 | 散策の詩
令和2年・2020年も残り少なくなりました。
当地の日和は、ここしばらく晴れ日が続きました。
大晦日から正月は寒波来襲、大雪との予報です。


ちょっとした坂道からです

これまで経験したことがない異常な年越しになります。
老人がコロナ自粛で動かないでいると、
運動不足でフレイル(虚弱)を増長すると、
警告されています。


柿の木のある道から入ります

たにしの爺は、その点は大丈夫で歩行というか、
90分、4キロ余りの徘徊が日課になっています。
日光浴を兼ねて「体内抗体」を養成しています。


日陰道を歩きます

今回は、今年の締めブログとして、
何時もの徘徊路の一部を写メで紹介します。


左右はこんな光景です

車の通る道を横切る個所もありますが、
基本は両側はナシ畑や竹藪が多い、
車も通れない人通りも少ない裏道です。


両側が畑になります

冬至も過ぎた師走日和の徘徊路には、
カメラを構えた自分の影が長く伸びています。


下総海上航空基地から飛んでくるp3c訓練哨戒機が上空に

徘徊コースは当市の南部地区で、
中沢ナシ畑の周辺は考古学の宝庫です。


両側が竹藪の道に入ります

23,000年前の旧石器時代の石器や、
縄文時代の代表的な遺跡もあります。


竹藪の道を抜けると小さな石仏に出会います

鎌スタの近くにある根郷貝塚からは、
人骨が出??していて重要な考古資料になっています。
徘徊する道端にも「貝塚」の痕跡が見られます。


カメラを構える己が姿の影が伸びます

写真で見ると「寂しそうな道」ですね。
正月が過ぎると「ロウバイ」が香り、
ウグイスが鳴き始め、早春を告げてくれます。
サクラとナシの花が同時に咲き出します。


プロ野球日ハムの二軍球場の鎌スタが見えます

夏は「蝉しぐれ」の道になり、
緑陰の涼風の渡る道になります。


小さな農業用水路沿いに出ます

秋には紅葉が過ぎると枯れ葉道になり、
たにしの爺の「詩情」を誘います。


6月には紫陽花の道になります

異常な一年でしたが、
まあ何とか、救急車入院騒ぎもありましたが、
大病もなく年を超せそうです。


公民館サークルの友だちのみどりさんの家の前を通ります

「ブログ開設」から5503日と、
ログインページに出ていました。
カテゴリー分類のトータル数は1076回、
約5日に1回記事投稿している勘定になるのかな??
82歳過ぎの知的訓練として、徘徊して、文章を綴ることは、
好奇高齢者のアンチエイジングになっています。


用水路の小径に出て公民館で休憩し帰路につきます。

この一年、たにしのブログを通り過ぎた皆さん、
良いお年を、お迎えください。

「秋の終わり」と「冬の始まり」を映す「残紅葉」

2020-12-20 13:27:02 | 散策の詩
師走も残り10日余になりました。
当地のお天気模様は日替わりで、
「晴天と曇天」が続いています。





新潟を中心に北陸地方が「大雪」になっています。
関東地方は晴れていても風が冷たいです。





紅葉の遅い千葉の里山も茶色が目立ち、
「残り紅葉」「散り紅葉」になり、
落ち葉が舞い踊り、
「枯木立」姿を変えようとしています。





いつも行く自然公園の「もみじ山」、
今年は「色映え」がよくありません。





初冬の道、冬の色濃く、残紅葉、ハラッ……
紅葉たち、それは、格調高い死装束、大地への尊厳。
一枚の葉に宿る宇宙の営み。そして神。と、
詠った詩人が居た。



たにしの爺の徘徊路は、その葬送の小径かもしれない。
ちあきなおみさんの歌う「冬隣り」が聞こえた。幻聴か??





♪♪あなたの真似して お湯割りの
焼酎のんでは むせてます。
         ……♪♪

コロナの師走 令和2年‐2020年12月になった

2020-12-03 14:34:47 | 散策の詩

今日は師走の3日です。
まあ、普通は挨拶ことばを付けて、
「早くも」なんて言うのでしょう。

何もすることもない「徘徊人」にとって、
月日の流れが「早い」とか「遅い」とか感じて、
何か事をなす訳けもないので「走る」ことはない。



黙っていても月日が過ぎて往くだけです。
今日の師走空は日差しの薄い、
寒そうな一日になっています。



「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
………………………………」
芭蕉さんは、このように名文を残されましたが、
徘徊人は、師走の山里をうろつくだけです。



それでもまあ、妄想を描き立てながら、
ブログのネタ探しに、五感を働かせています。



何もしない。誰とも話さない。
何処にも行かないで、
ブログを更新するのは結構、難儀です。



掲載の写真は文章とは関係ありません。
最近、突如遭遇した「異景観」です。
たにしのカメラで撮った実写です。

65歳以上の高齢者はGOTOを控えよ、
と菅さん、小池さんが言うので、
当分は「道野辺徘徊」で年を越します。



犬猿の仲だった菅さん、小池さん、
なんかいい空気になっているようですね。

柿の実ひとつ、貰った日 「旅ラン男」に出会う。

2020-10-21 15:58:51 | 散策の詩
21日は「胃カメラを飲んだ」日。


たにしの爺の胃袋の内部


鮮紅色の「我が胃」をたっぷり見ながら、時には「げふぉー」
「腹に一物なし」のお墨付きでした。


次男が舎人から旅ランで運んだ柿一つ

18日はサプライズな「柿の日」だった。
以下の記事が先にできていたがアップが遅れたので、
「胃カメラの日」を追加した。




一見、弱弱しいけれど逞しいヌカキビ

令和2年の秋は鬱陶しい。
長らく続いている「コロナ籠り」のダメージが心と身体に、
ボディブローのように効いているのでしょう。
その上、天候が不順で青空、秋晴れが続かない。


引っ付く実、オモナミ

そんなわけで「たにしの爺」ブログネタも、
「ネガティブ」ワードがスパイラル状態だ。


草の陰に隠れるスズメウリ


18日の日曜が少し晴れ間が出たので、いつもの徘徊に出かけました。
帰り道、思いがけないサプライズな出来事、出会いに遭遇しました。
晴れてきた昼近く、コンビニでおにぎりと牛乳を買って、
いつもの自然公園に出かけました。


秋の道野辺に欠かせない風景カラスウリ

ウィークディーには散策者も少ないですが、
今日は日曜で結構、家族連れなど密状態です。
秋の自然公園は「やさしい花」が多いです。




湿地を覆うみぞそば

一面に咲き広がっていた「ツリフネソウ」の赤い花が消えて、
実を抱え込んだ細い青いサヤに変わっています。
やがて弾けて、実をばら撒くのでしょう。
インパチェンス。たにしに爺も弾けたい。




咲き誇っていたツリフネソウは青い鞘の実になっている

いま一番、湿地帯を蔽っている花は「みぞそば」です。
白、ピンク、赤味に染まって金平糖に似た小花が一面に広がっている。



草花のスキマを埋めるのは繊細な「ヌカキビ」です。
弱弱しい細い枝葉が揺れ、穂先にびっしり稲穂状の実が付いている。
物凄い繁殖力でエリアを広げている。
蔦の茎に絡み、カラスウリの赤い実が見え隠れしている。



長田谷津と呼ばれる大町自然公園は細長い遊歩道が、
湿地帯の中に続いている。一周約15分、1000m余り。
秋のこの時期が「たにしの爺」のLyricismを満たす。


ノブドウも意ログき始めている

帰路は市川総武霊園の銀杏欅並木を歩いて正門に出る。
正門の脇に来たら一人の男が「旅ラン」している。
こっちに向かって手を振っている。「はて??」

なんと、舎人に住んでいる次男ではないか。
「どうしたのだ」うん、「走っている」
休日は50キロ走ることにしているけれど、
近場は飽きたので、「こっちへ来た」という。

それにしても「舎人」からよく来たもんだ。
近くの喫茶店に入って、しばしの時を過ごした。
「旅ラン男、次男」は背負った小さなリュックから、
幾重の紙で包んだ「円い物」を解きながら、
「貴重な物」をお裾分けに持ってきたという。

3年前に建てた家の庭に植えた柿の木が、
今年、実を3っつ生らしたので、
一つ持ってきたというのだ。

未だ齧ってないので「渋い」か「甘い」か分からないという。
初生りの柿一つ届けに、舎人から走ってきた柿の実。
未だ齧って、渋、甘、試してない。

さすが帰路は霊園前からバスで京成本八幡へ、
本八幡から京成日暮里、舎人ライナーで自宅へ。


長男が送ってきたリンゴと次男宅に3つ生った柿の一つ

最後まで読んでくださった方、お疲れさんでした。
サプライズな秋の日のあらましでした。
写真はすべてガラケー携帯で撮ったものです。
なんか、ブロガー歴15年にもなって、見栄えのないページになっているなー。
雑多な項目を並べすぎたようだ。

天高く、旅客機の機影に乗って、GOTOトラベル

2020-09-17 11:11:53 | 散策の詩
猛暑も薄らぎボチボチ徘徊をするようになりました。
82歳「たにしの爺」今年の夏は「ウツッ!!クーっ」

新型コロナウィルス禍もありまして……、
何せ「することがない。出かけることがない」
面白いブログ更新のネタも思いつかない。
[尾モ白イ]犬にも、出会わない。



もともと「たにしの爺ブログ」には、
面白くなく、それほど常連読者は居ません。
更新すると見てくれる方は数人くらいです。

それでも「アクセス解析」を見ると、
9月6日から12日までの週間PV、UUは、
閲覧数は2345PV、訪問者は1402UUでした。
ご来訪ありがとうございました。

ほとんど新規アップ記事ではなく、
過去記事にアクセスされています。
10年も前の記事も幾つかあります。
キーワード検索で見られたのでしょうか。



昨今の記事は「まあ、くだらい愚痴ばかり」
好奇高齢者を任じてみても、知的な要素がほとんどない。
花を見ても、写真も撮る気がまるで無くなってしまった。

日本植物分類学の草分け、牧野富太郎さんは、
植物学を極める傍らで多くの詩歌をも残されています。
その一節に、〈憂鬱は花を忘れし病気なり〉
「花に対すれば常に心が愉快でかつ美なる心情を感ずる」
と記されたという。



たにしの爺、最近の「憂ウツ鬱気分」は、
花の写真に関心を失ったせいなのかもしれない。
最近の徘徊は空を見て歩くことが多いです。

夏の空から、秋の空へ。夕焼けがきれいになった。
雲がよく動いています。
成田空港に向かう航空機の機影が、
雲間を飛んでいきました。



世界的コロナ禍の影響で「航空業界」が大赤字だという。
もっとも飛行機に限らずJRなど運輸機関が動けば、
人と一緒に、新型ウィルスを運び拡散する。

ウィルス感染拡大防止のベストは「人が動かない」こと。
それでは「経済が死んでしまう」ということで、
観光支援事業「GoToトラベル」が展開されています。
「利用者は延べ1300万人を超えた」という報道もあります。

「マスクを拒否した」乗客が居たので、
飛び立った旅客機が引き返したというニュースもありました。
一日中、マスクをして旅行するなんて、
どんな気分なんだろうか。



そこで「たにしの爺さん」は雲に乗って、
マスク無し「GoToトラベル」に行くことにします。
行き先は、幸い住むという「山のあなたの、空遠く……」

写真はガラケー携帯で撮ったものです。
最後まで読んでくれて恐縮しています。
ありがとう。

ゴジラ入道雲が現れた。最近の西の夕空は美しい。

2020-08-28 09:51:47 | 散策の詩


徘徊の帰りは夕焼けだった。
昨夕の徘徊で遭遇しました。
帰路の丘の畑を歩いていた。
夕焼けに染まる西空を見た。



黒雲がゴジラの姿に変った。
携帯で撮りながら歩るいた。
一緒にゴジラ雲も移動した。



短パン、半袖で一時間近く徘徊すると、
うるさい小虫が顔面にまとわりついて苛立つ。
露出している二の腕や足には蚋や蚊が食いつく。
人間の発する熱源を嗅覚して寄ってくるのだ。
まるで地上用戦術兵器ロケットのように、
目標めがけて音もなく襲ってくる。
家に帰ってみれば、刺された跡は腫れて、
痒いの痒いの飛んでイケー。



この時期、夏空が、秋空に変わっていく。
徘徊路で聞くセミ時雨も涼しげになった。

たにしの爺、猛暑とコロナ禍の疲れを癒す。
そうだ、旅に出よう。
で、車検費用に回そう。


クルミ煮干し(クルミごまめ)を作りました

2020-05-07 10:28:19 | 散策の詩

大型連休が終わりましたね。
実態は大型連休始まって以来初の「自粛連休」でした。
緊急事態宣言は継続のままです。
365日連休の高齢者には、大型も小型もないけれど、
新型コロナウィルスの感染のリスクは続きます。

専門家の先生が言う「長丁場」の自粛生活に、
人や社会が変わっていかななければ当面は、
感染を止めることが出来ないと言うことです。

昨日は雨で徘徊は自粛してクルミ煮干しを作りました。



ごまめクルミ、クルミ煮干し、煮干しクルミなど、
それぞれの家で、いろいろな言い方があります。
要はクルミの実と煮干し、ごまめと炒ったお菓子です。



①日本産のクルミを用意して、割って、中の実を取り出します。



②煮干し・ごまめ、ハチミツ、砂糖を用意します。



③クルミの実と煮干しをフライパンに居れて炒ります。



ほどほどのところでハチミツを垂らしてまぶします。
炒り過ぎて焦げないようにしましょう。
クルミも煮干しも生食できるものです。

④砂糖を振っておいた包装紙などに、広げて塗します。





⑤熱気が無くなったところでタッパーに入れる。





お茶菓子やお酒の摘まみにイケます。
小分けして持ち歩きにも最適です。

クルミの薄皮の渋みがほどよく効いて、病みつきになります。
酒のつまみや副菜にとっても重宝です。
ただし、食べた後の歯の手入れが必要になります。



爺のふる里は信州ぐるみ(信濃くるみ)の産地でした。
なかでも信州東部地区(いわゆる東信地方ですね。)
佐久平、小諸、東御、上田、坂城、千曲市辺りまで、
信越線、千曲川、北国街道・国道17号線に沿った地勢。

浅間山から連なる湯ノ丸高原、菅平高原、志賀高原と、
千曲川に挟まれた丘陵地帯です。
千曲川の向こうは蓼科、美ケ原高原、車山、白樺湖に連なっています。



なかでも東御市周辺はクルミの一大産地でした。
昔からくるみ栽培が盛んで、
村中がクルミの巨木に囲まれていました。

爺の生家も千曲川に近く、堤防にはクルミの木が植わっていました。
昨秋の台風19号では千曲川の堤防が切れて、
災害が広がりましたが、
爺の少年時代にも千曲川が氾濫し堤防が崩れ、
クルミの木が根こそぎ流されていく光景を見ました。

そんなわけで、クルミは実家から送られてきたり、
道の駅・雷電くるみの里から取り寄せたりします。
使用したクルミは昨年の暮に取り寄せた残りです。

この道の駅は東御市「湯ノ丸高原」の麓にあって、
国道17号線の小諸駅から上田に向かう途中にある。
江戸時代の怪力無双力士・雷電為右衛門の生地で、
日本の道百選に選ばれた街道「海野宿」にも近い。
クルミの生り方についてはホームページで見てね。
雷電クルミの里

その後、同地方はクルミに代わって、
巨峰ブドウの栽培が主になり、
最近の見聞によりますと、
ワインブドウの栽培が中心になって、
一大ワイナリーになっているという。

ワインレストランが街道沿いに並ぶようになったとか。
「ワインシティ東御」って言うのだそうです。

一度は食べてみたい別所温泉前山寺のクルミおはぎ、
一度は寄りたいね海野宿名物のくるみソバとおはぎ、
クルミを使ったお菓子が有名です。
クルミ柚餅子、クルミおはぎ、クルミそば
一度は寄ってみたい東御の「ワインレストラン」

お眼めの休養で、しばしブログアップを休憩します

2019-05-21 09:17:33 | 散策の詩

記事を書いたり、写真を加工したり、ウェブを閲覧したりする。
PCに長時間付き合っていると目によくありません。
加齢黄斑変性の治療中で、お眼めの酷使はよくありません。
そんなことで、ブログアップをしばらく中断します。

「たにしのブログ」を閲覧してくださるのは、
キーワードから繋がる「過去記事」が主ですので、
更新を気にしないで休めます。
では、