歩ける、外出できる高齢者の楽しみの一つ、
「たにしの爺」的に言えば「三館めぐり」ですね。
美術館、博物館、図書館です。
この中で無料で利用できる施設は「図書館」ですね。
歩いて行ければ交通費コストもかからない。
「たにしの爺」の徘徊歩きの途中で留まる休憩所は、
公民館と図書館です。
最近は大型活字の本しか読めなくなったので、
図書館に行かないと「大型活字」の本が借りられない。
その図書館で無料で「映画も見られる」。
当市の図書館では、年に10回ほどですが、
「シネマトーク」映画会が開催されます。
1月に上映された「ギフテッド」を鑑賞しました。
この映画の内容については全く知りません。
上映前の図書館学芸員による解説によって、
「ギフテッド」(Gifted)とは”天才児”能力者で、
「天から才能を授かった人」という意味だと知りました。
幼少時から異様な能力を示す天才児がいる。
数理的計算、抽象能力や語学感覚、記憶力など、
常人をはるかに超えたIQ指数の子どもが現れる。
小学生でありながら特定の分野で、
大学院生の能力レベルを超えている。
映画「ギフテッド」のテーマは
そのような子どもにとって「本当の幸せとは……」
天才数学者だった姉の忘れ形見の7歳の姪メアリーと、
叔父であるフランクは、
ボートの修理で生計を立てて幸せに暮らしていた。
メアリーは小学校に通っていても楽しくない。
数学の天才児だと分かる。
フランクの母イブリンが現れ「英才教育」を勧めて、
フランクの元から引き離してしまう。
亡くなった姉との約束で「普通に育てたい」フランク。
一番大切な「才能」とは、「本当の幸せとは」??
全く予備知識もなく知らなかった映画を観て、
新しい「知の扉」を広げることになりました。
40人くらの収容席でスクリーンも大きくなく、
こじんまりした空間ですが良質な映画作品を選んで、
市民に供する「図書館」の事業を評価します。
「ギフテッド」公式サイト
この映画でたにしの爺が気に入ったセリフがあります。
「年上の間違いを正すなって」「嫌われるから」
メアリー役のマッケンナ・グレイスの愛らしさ、名演技が見所ですね。
思いがけなくいい映画を見ました。