24節気の一つで、暑気が至り一年で最も暑い「酷暑」の時期。毎年7月23日ころ。
蒸し暑さで、体力の消耗が激しくなるため、
夏バテ防止に精力のつくウナギを食べる。
いわゆる「土用の丑の日」ある。
今年ほど「ウナギ」に関心が集まったことがない。
ウナギが悪いのではない。
食べ物で、暴利を貪ろうとする経済行為が、
いまの日本に蔓延るようになってしまった。
福祉厚生医療、企業会社雇用……官から民まで、
「騙しの構図」が定着してしまった。
青息吐息、国民の悲鳴 炎天下に噴出している。
ムフフ…の福田首相は夏休みでホテル暮らし。
念力のゆるめば死ぬる大暑かな 村上鬼城
暑気払いにはウナギより、清涼剤がいい。
タニシは映画館でいい映画を観ること。
「……ヒロインの所在なさげでありながら芯のあるキャラクターに、若手女優きっての演技派、蒼井優がさらに奥行きを与えている」という毎日新聞の映画評に惹かれ、
蒼井優主演の最新作を観に行った。「百万円と苦虫女」
就職浪人中の主人公のヒロイン鈴子・蒼井優。
捨てられていた子ネコを助けたことがきっかけで、
前科一犯になってしまう。周囲から孤立してしまう。
「非存在な自分になりたくて」彼女は家を出た。期間限定のアルバイトで、海の家や山中の農家で働き、百万円たまったら、その土地を離れる生活をはじめるが……。
蒼井優という女優をはじめて知ったが、頼りなさ気で、なんという薄い体型、細い手足、今風に言えば省エネ体型と言える。
困ったときに顔をしかめてちょっと笑う。苦虫顔?
人とのかかわりを避けた「非存在な自分に」なりたいのに、いつのまにか、抜き差しならない人間関係が押し寄せてくる。
そんなヒロインが、地方都市のバイト先で知り合った大学生(森山未来)の情に絆されて、
「好きです」なんて言われて……、せっかく貯めてきたお金まで貢ぐ。
もう、タニシの爺様は切ない。なんでそうなるの、悔しいではないか。
そうなるんだったら、桃畑の朴訥なお兄ちゃん(ピエール瀧)にあげる方が許せる。
「私何をやっているのだろうか」とつぶやくヒロイン。
結局、真っ蒼な空の下、街を出て行く蒼井優が清々しい。
蒸し暑さで、体力の消耗が激しくなるため、
夏バテ防止に精力のつくウナギを食べる。
いわゆる「土用の丑の日」ある。
今年ほど「ウナギ」に関心が集まったことがない。
ウナギが悪いのではない。
食べ物で、暴利を貪ろうとする経済行為が、
いまの日本に蔓延るようになってしまった。
福祉厚生医療、企業会社雇用……官から民まで、
「騙しの構図」が定着してしまった。
青息吐息、国民の悲鳴 炎天下に噴出している。
ムフフ…の福田首相は夏休みでホテル暮らし。
念力のゆるめば死ぬる大暑かな 村上鬼城
暑気払いにはウナギより、清涼剤がいい。
タニシは映画館でいい映画を観ること。
「……ヒロインの所在なさげでありながら芯のあるキャラクターに、若手女優きっての演技派、蒼井優がさらに奥行きを与えている」という毎日新聞の映画評に惹かれ、
蒼井優主演の最新作を観に行った。「百万円と苦虫女」
就職浪人中の主人公のヒロイン鈴子・蒼井優。
捨てられていた子ネコを助けたことがきっかけで、
前科一犯になってしまう。周囲から孤立してしまう。
「非存在な自分になりたくて」彼女は家を出た。期間限定のアルバイトで、海の家や山中の農家で働き、百万円たまったら、その土地を離れる生活をはじめるが……。
蒼井優という女優をはじめて知ったが、頼りなさ気で、なんという薄い体型、細い手足、今風に言えば省エネ体型と言える。
困ったときに顔をしかめてちょっと笑う。苦虫顔?
人とのかかわりを避けた「非存在な自分に」なりたいのに、いつのまにか、抜き差しならない人間関係が押し寄せてくる。
そんなヒロインが、地方都市のバイト先で知り合った大学生(森山未来)の情に絆されて、
「好きです」なんて言われて……、せっかく貯めてきたお金まで貢ぐ。
もう、タニシの爺様は切ない。なんでそうなるの、悔しいではないか。
そうなるんだったら、桃畑の朴訥なお兄ちゃん(ピエール瀧)にあげる方が許せる。
「私何をやっているのだろうか」とつぶやくヒロイン。
結局、真っ蒼な空の下、街を出て行く蒼井優が清々しい。