公民館サークルの「街旅」で港区の浜松町界隈に行った続きの最終回です。
「世界貿易センタービルディング展望台」を降りて、
国指定の名勝「旧芝離宮恩賜庭園」に寄った後、
さらに海岸に向かって歩くと「竹芝ふ頭」になります。
伊豆諸島への客船の発着場です。
ちなみに「伊豆諸島」とは台風シーズンの天気図に必ず出てくる、
「新島」「式根島」「神津島」「大島」「三宅島」「八丈島」ですね。
海のアクティブティの拠点として人気です。
この竹芝ふ頭の客船ターミナルから一日に何便も出ています。
夏の夕涼み「東京湾納涼船」もここから出港します。
私たちはふ頭のベンチで、それぞれ弁当ランチにしました。
「新東京丸」乗船予約時間は13時30分です。乗船ターミナルまではふ頭に沿って、
ホテル・インターコンチネンタル東京ベイの脇を通って行きます。
乗船手続きを済ませマリンガールの案内で客室に入りました。
「すごい」大きな団円テーブルを囲んで、
リクライニングソファが置かれています。
カントリースタイルのガイド説明のおじさんが、
ウクレレをかき鳴らしながら「ウェルカム生演奏」で迎えてくれました。
傍らには案内の女性も待機しています。
大きな窓側にも椅子があって目前が海面です。
ガイドおじさんのレクチャーがあって、
「新東京丸」は静かに出航しました。東京港ぐるり90分の旅です。
出航するとすぐ右手には海上バス、レストラン船の発着用の「日の出ふ頭」。
さらに国内貨物のセメントや紙類の雑貨を扱う「芝浦ふ頭」が見えてきます。
貨物の荷降ろしが目に入ります。
レインボーブリッジが前方に見えてきました。下を潜ります。
続いて北海道と東京港の定期航路の基地「品川ふ頭」。
国際物流の中心となる日本屈指のコンテナふ頭「大井コンテナふ頭」が迫ってきます。
大型コンテナ船が同時に7隻が着岸して作業が可能だと言う。
ガイドおじさん、このコンティナヤードの説明に一番、熱が入って、
コンテナ集積・荷降ろしの情景を細かく紹介してくれました。
いま日本で一番、扱い量があって、実績を上げているのは「東京港」だと。
東京湾は単に海だけれど。「東京港」は最大の海上輸送基地であり、
日本を代表する国際貿易港として、
日本人の生活と産業社会を支える物流の中心となっている。
貿易立国・日本が世界の港と結ばれる拠点だと強調されていました。
さらに進んでいくと「羽田空港」の発着誘導ラインが遠望でき、
発着する旅客機が視界に入ってきます。
遠くには京葉工業地帯のコンビナート、海ほたる。
ディズニーランドの建物も見えてきます。
説明おじさん、ガイドの合間にはウクレレかき鳴らし、
カントリーソングもサービスしてくれます。拍手、拍手。
東京港については昔のことから、最新事情まで何でも知っている。すごいおじさんです。
どういう経歴の方か、聞き漏らしましたが、とにかく為になって、楽しいおじさんでした。
中央防波堤外側埋立地、新海面処分場埋立地の外側を回って、
東京ゲートブリッジの下を潜り、お台場の脇に出てきました。
いま、海の森を作るプロジェクトが進行しています。
中央防波堤外側埋立地にゴミと残土の山に苗木を植えて、
水と森の街をつくる「海の森」を作るという。
新東京丸は臨海副都心のお台場を海上から眺めながら帰港します。
2020東京五輪では、トライアスロン、ボート、カヌーなど、
また国際プレスセンターの施設が予定されています。
また、世界最大級のクルーズ船が着岸できる新客船ふ頭も、
「青海」地区に建設中だということです。
日々変化と発展を続ける東京港、そのリアルな姿を目の当りにすることができました。
いっぱい説明してくれたガイドの、
ウクレレガイドのおじさん、ありがとう。楽しい船旅でした。
長々とすいませんでした。
なお、説明文と写真は一致していません。
視察船 新東京丸についてはこのサイトで