「一月往ぬる。二月逃げる。三月去る」という云い方があるという。
寒中の1、2月に身を縮めているうちに、花が咲き始めたと思ったら、3月も終わっていたという、月日の速さを表現したものでしょう。
光陰矢の如し 学成り難し
「サクラ咲く」「サクラ散る」この知らせで、喜びと、失意を味わう季節でもあり、人事異動発令で、人生の苦渋を味わった人も。
昨今は昇進し部課長になったからといって、喜ぶのは早い。
ノルマと長時間勤務でへろへろ。
その上、会社と部下から管理能力を問われ、過労死寸前の中間管理者が増えている。
この季節、タニシ的には「春耕」ならぬ「深耕」
深耕細作……深く耕し土中に酸素と太陽の日差し与え、深掘り畝盛りをしないといい収穫が出来ない。
ところが最近、ビジネス現場で「深耕」という言い方がトレンドになっている。
経営セミナーとか経営方針などの記事に良く出てくる。
タニシのデスク現場でも目にする。
「……組織改編で指導力強化・市場深耕を図る」や「……上記のケースは既存顧客深耕営業の典型として、」など。
知的深耕……タニシは三館めぐりです。
映画館、博物館、図書館。