かねてから撮りたいと思っていた花、
ほととぎすの花に出会った。
山というには低い丘に登った帰り途、
山野の樹の下や傾斜地などの、日当たりの弱いところに自生するのが特徴だという。
花びらにある紫色の斑紋が、鳥の時鳥の胸の斑紋と似てので、
ホトトギスの名が付けられたと記されている。
花言葉は「永遠にあなたのもの」
ところで、オバマと太郎の違いについて考えてみた。
次期アメリカ大統領になるオバマ氏については、
当初、大統領候補として登場してきたとき、
この人がアメリカの顔になるのかな、と思っていた。
ところが、国民に向かって話すメッセージ力の素晴らしさで、
リーダーとしての資質を、国民に圧倒的な力強さを植え付けてしまった。
その原動力は「発する言葉」の信頼性、安心感、任せられる期待感だったと思う。
わが国の太郎サンはどうか。
なんとも軽薄、マンガとアキバを売り物に、
商店街やコチカメの駅前をひょこひょこ歩き回る。
居酒屋でアホ学生と一杯。カップラーメンが400円だという庶民感覚。
ときどきの集会や会合に出ては、
サービスのつもりで話すたびに繰り返す失言。妄言。
原稿を読めば漢字が正しく読めない。
迷走している「定額給付」についても、
選挙目当てに「国民サービス」つもりで、軽い気持ちで言ったこと。
こんなに大騒ぎなるとは、本人は夢にも思わなかったに違いない。
なんという想像力の欠如だろう。
場当たりサービス的な、首相の言葉で日本の政治壊れてしまった。
自民党や民主党が、ましてや公明党などがぶっ壊れてもいいが、
国民が壊れてしまうのでは、たまったものではない。
その最大責任は麻生太郎首相にある。
首相として依って立つべき「政治哲学」がない。
誰に向かって言葉を発しているのか基準がない。
時々刻々発言のたびに、その場サービスで話す。
100年に1度の危機が国を襲っているというなら、
首相として国民に安心と希望を抱かせるような、
哲学を持った言葉を発して、なすべきことを実行する。
出来ないなら、潔く退陣すべきだ。
このままでは日本が壊れてしまう。
太郎さん、話する方を眺めれば、ただ空虚な妄言ばかりなり。
タニシがアブ句を噴いた。
壊れる前に、冬眠するに限る。