たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

夏終わる 8月31日 去り往く夏か 散る花火

2012-08-31 22:06:41 | Lyricism


晩夏‥‥今年の残暑は厳しすぎる。
夏の果‥‥一瞬の華がスーッと消えていく花火の際。
花火師さんの火薬を調合する想像力に、ただ脱帽するばかりです。











花火大会ほど贅沢なショーはない。
100万円単位の豪華なコストパフォーマンスが「一瞬で消えて行く」

2012年の8月15日 67年目の「祷りの日」

2012-08-15 16:24:21 | Nationalism

◎川村記念美術館の夏
写真の蓮の花は千葉・佐倉市の「DIC川村記念美術館」の蓮池に咲く伝説の大賀ハスです。
(1951年に植物学者の大賀一郎博士によって、千葉市花見川区の泥炭層から発見された約2000年前の古ハス)。
ちなみに 大賀ハスは千葉県の天然記念物になっているそうです。
また、アート広場の周縁には画家の名を冠した4種のヒマワリ(モネ、ゴッホ、ゴーギャン、マティス)が咲き揃っていました。



◎感動の華が一杯のロンドン五輪終わる。
日本選手団が五輪参加史上最高の38個のメダルを獲得したロンドン五輪が終わりました。
これまでとは違った価値ある「銀」「銅」が目立ちます。
お家芸の男子柔道は少し情けない結果になってしまいましたが、
これまで獲得できなかった競技でメダルを得たこと、
また何十年ぶりのメダル復活がありました。

そして何よりも特に、卓球、バトミントン、女子バレー、女子サッカーの
ペアあるいは団体の強さと美しさには、大大〃〃「天晴」ですね。
感動をありがとう。



◎今日は67年目の「終戦の日」
8月は盂蘭盆会・ご先祖様への、平和への「祷りの日」でもあります。
しかし「祷り」とはうらはらに、日本列島周辺には不穏な空気が広がっています。
日本固有の領土、北方四島、島根県竹島、尖閣諸島が危ない。



 7月3日、ロシアに実効支配をされている北方四島の国後島に入った、
メドベージェフ首相は「ロシアの領土にとって重要な一部」などと住民に語っています。



 7月10日には、不法に常駐する韓国の守備隊によって実効支配されている島根県・竹島に、
李明博大統領がヘリコプターで上陸し、「わが国の領土をしっかり守って下さい」などと激励しています。
 また11日、ロンドン五輪の韓国サッカー男子選手が、
竹島領有を主張するメッセージを掲げる「政治的活動」を世界にアピールした。
堂々たるオリンピック憲章違反です。



 さらに、東シナ海の島嶼群のひとつ尖閣列島の実効支配と領有化を目指す中国、
公海上の国際規約などくそ食らえといわんばかりの無法行動が続いています。



◎「議員の身分維持が第一」が本音
これらの行為になぜか?日本政府は腰が引けていて、「遺憾」を繰り返すだけです。
領土を侵犯されても耐えるだけの「平和日本」
国の方向性、社会保障、税制、原発、エネルギー政策など、
何一つナショナルコンセサスがないことの反映ではないでしょうか。

 小澤一郎代表を筆頭に「議員の身分維持が第一」の政治家たち、
自らの国家観を実現しようという政治家ではなく、
自らの当選だけを追い求める「税金伴食屋」ばかり。
国会の政治情勢が惨憺たる状況を何とかできる政治家が一人もいない。
  考えさせられる8月15日ですね。
最後までお付き合いくださりありがとう。Byたにしの爺

夜のニュースで知りました 今日は立秋でした。

2012-08-07 22:48:23 | 24節気

各地で猛暑日も、今日は「立秋」。
高原は秋の気配と、テレビに
ススキの揺れる映像が流れました。

厳しい猛暑日から朝晩は涼しく感じるようになります。
いつもと違う空の色、風の匂い、雲の形、
藤原敏行は「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」と詠んでいます。

睡蓮の池に渉る風にも涼の気配。晩夏の始まりですね。

数十年に一度咲く花 アオノリュウゼツラン

2012-08-04 21:54:41 | 花とつぶやき

数十年に一度咲く珍花のアオノリュウゼツランが、
千葉県市川市の植物園で咲いているというニュースを知り、
爺も炎天下見てきましたので報告します。

アオノリュウゼツランは南米メキシコが原産地。
開花までに数十年かかるという。
同園によると、
5月中旬から花茎が伸び始めて、
7月下旬になって、
黄色の花が咲き始めたと、
メディアは伝えています。

同園は今年で開園25年。開園当初に株を植栽し、
これまでに開花したことはなかったという。

写真のように、花茎がいくつにも枝分かれし、
その先に無数の小さな花が咲いています。
下の方から順に開花して上に上っていき、
約1カ月間咲き続ける見込みとか。
すでに下の方は枯れ始めている花もみられます。




アオノリュウゼツランはメキシコ原産で、
開花は40年から50年に一度とされていて、
同園に移植される25年前には、
どこかに植栽されていたのでしょう。

Webの植物図鑑によると、
アオノリュウゼツラン (青の龍舌蘭)
学名 : Agave americana
科属 : リュウゼツラン科リュウゼツラン属
別名 : リュウゼツラン
メキシコ原産の常緑多年草。
葉は多肉質で刺があり、長さ1.5m、幅30cmほどに育つ。


100年目に花を咲かせた後、枯死するということから、
英語名をcentury plant(100年植物)という。
しかし、実際には50年以下でも開花し、
直ぐには枯死しないことも確認されているようです。


温室管理事務所の窓口には花粉を採取した標本があり、
香り(匂い)を嗅がしてくれました。

 えっ、どんな匂いか知りたい???
 南米女性の濃厚な体臭を感じさせる生臭さ、とでも言いましょうか。
 ちなみに、肉厚の葉には鋭い棘があり、
 葉肉はテキーラの原料にもなるという。

8月一杯は咲いているようです。
 一生に一度しか見られない花ですね。