令和3年3月28日 年度末は惜別のシーズンです。
卒業、転勤、引っ越し、なれど「惜別の盃」儘ならず。
「コロナ禍」の春、別れと出会いの宴は御法度です。
卒業パーティー、転勤、新入社員の歓送迎パーティー。
そして桜、――この季節、人集い、飲み、話す。
人はみな、「会食会話」無しには耐えられない。
久しぶりに会えば、気分は高揚します。
「はしゃいだ」後の感染が全国に広がっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/4e/53974823b2e4c3aa8dec53a2b2166a19.jpg)
「はしゃぐ」機会もない、たにしの爺です。
何時もの徘徊逍遥、自然公園のベンチ前に、
柳が芽吹いて春の訪れを告げていました。
「柳」と「惜別」中国の詩人が詠いました。
唐時代の詩人・王維の「送元二使安西」です。
(元二の安西に使ひするを送る)
渭城朝雨浥軽塵
客舎青青柳色新
勧君更尽一杯酒
西出陽関無故人
渭城の朝雨 軽塵をうるおす
客舎青青 柳色新たなり
君に勧む 更に尽くせ 一杯の酒
西のかた 陽関を出ずれば 故人無からん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/8b/4081e2763ab96678b448bab2cba92da4.jpg)
(Webからの解説と爺の妄想を加えて要約します)
王維の友人、元二さんが安西に「転勤」になった。
旅立ちの前日に、渭城の旅館で酒を酌み交わします。
親友の旅立ちの朝、旅館の前には、
芽吹いた柳が雨に洗われて、青々と揺れている。
いざ、朝になると別れが一層、名残惜しく切ない。
「最後にもう一杯酌み交わそうではないか」と王維さん。
西の果て、陽関の先には、君には知る人も、
酒を酌み交わす友も居ないだろうから…もう一献いこう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/65/cc30ff6afe92be42ee7e4f5c7b186517.jpg)
別離の情念が切々と伝わる詩情光景ですね。
古代中国では柳の枝は別れのシンボルだという。
王維も柳の一枝を友人に渡したのでしょう。
安西、渭城と陽関は西域へ向かう地名です。
習近平政権の中国が「人権弾圧」をしていると、
欧米の民主国家が声を揃えて指弾している、
今の新疆ウイグル自治区です。
井上靖さんの西域小説、敦煌、楼蘭の舞台です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/9a/3d905930246ea12491cddacad01a4fef.jpg)
「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」
「コロナ禍」2年目の春――
花・サクラは何時もと同様に咲きました。
新型コロナ変異株が不気味に伝搬しています。
それはみな、「人の為せる業」ですね。
卒業、転勤、引っ越し、なれど「惜別の盃」儘ならず。
「コロナ禍」の春、別れと出会いの宴は御法度です。
卒業パーティー、転勤、新入社員の歓送迎パーティー。
そして桜、――この季節、人集い、飲み、話す。
人はみな、「会食会話」無しには耐えられない。
久しぶりに会えば、気分は高揚します。
「はしゃいだ」後の感染が全国に広がっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/4e/53974823b2e4c3aa8dec53a2b2166a19.jpg)
「はしゃぐ」機会もない、たにしの爺です。
何時もの徘徊逍遥、自然公園のベンチ前に、
柳が芽吹いて春の訪れを告げていました。
「柳」と「惜別」中国の詩人が詠いました。
唐時代の詩人・王維の「送元二使安西」です。
(元二の安西に使ひするを送る)
渭城朝雨浥軽塵
客舎青青柳色新
勧君更尽一杯酒
西出陽関無故人
渭城の朝雨 軽塵をうるおす
客舎青青 柳色新たなり
君に勧む 更に尽くせ 一杯の酒
西のかた 陽関を出ずれば 故人無からん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/8b/4081e2763ab96678b448bab2cba92da4.jpg)
(Webからの解説と爺の妄想を加えて要約します)
王維の友人、元二さんが安西に「転勤」になった。
旅立ちの前日に、渭城の旅館で酒を酌み交わします。
親友の旅立ちの朝、旅館の前には、
芽吹いた柳が雨に洗われて、青々と揺れている。
いざ、朝になると別れが一層、名残惜しく切ない。
「最後にもう一杯酌み交わそうではないか」と王維さん。
西の果て、陽関の先には、君には知る人も、
酒を酌み交わす友も居ないだろうから…もう一献いこう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/65/cc30ff6afe92be42ee7e4f5c7b186517.jpg)
別離の情念が切々と伝わる詩情光景ですね。
古代中国では柳の枝は別れのシンボルだという。
王維も柳の一枝を友人に渡したのでしょう。
安西、渭城と陽関は西域へ向かう地名です。
習近平政権の中国が「人権弾圧」をしていると、
欧米の民主国家が声を揃えて指弾している、
今の新疆ウイグル自治区です。
井上靖さんの西域小説、敦煌、楼蘭の舞台です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/9a/3d905930246ea12491cddacad01a4fef.jpg)
「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」
「コロナ禍」2年目の春――
花・サクラは何時もと同様に咲きました。
新型コロナ変異株が不気味に伝搬しています。
それはみな、「人の為せる業」ですね。