離婚夫婦、10年後は恋愛適齢期。
元妻と夫のベットは、パン・オ・ショコラの味がする?
早くも2月が終りますね。
評判の映画を観てきましたので、報告します。
「ホリデイ」「恋愛適齢期」「ハート・オブ・ウーマン」のナンシー・マイヤーズ監督による恋愛コメディ。恋するベーカリーはR15指定です。
10年前に離婚したジェーン(メリル・ストリープ)。
弁護士で元夫ジェイク(アレック・ボールドウィン)は若い女性と再婚したが、わがままな妻が悩みの種。
ジェーンは3人の子どもを育て上げ、サンタ・バーバラで経営するベーカリー店も大繁盛。
彼女の焼くパン・オ・ショコラはアメリカ一の評判にもなる。
彼女のサクセスの始まりは離婚からだった。
自宅の増改築に取り掛かるジェーン。
設計図を抱えて現れたのはアダム(スティーブ・マーティン)。
彼もまた離婚経験者。
豊かな生活でも、心が満たされない日々を送っている二人、
たちまち意気投合する。夢はさらに広がる。
ところが、ひょんなことからジェーンとジェイクは、ホテルのバーで偶然に再会。
ワインのグラスを重ねるうちに、なるようになる。
10年ぶりのベットの味に……。
お金もあって、子どもから愛され、いい男が二人もいて、
カリフォルニアの高級リゾート地・サンタ・バーバーラの、
広大な土地に住み、3人の子どもはみんな大学卒業。
ベーカリーは大繁盛。
友だち集めて、家族そろって、恋人と、
ワイン飲んで、料理を作って、夜ごと、
パーティ、ホテルのディナーを楽しむ。
悩みといえば、元夫と寝るのは「不倫」だろうか?
設計図家とは、どうしたらいいだろうか?
こんなことしていいのかしら。
この映画には、ネタもストーリーもありません。
メリル・ストリープに会うのはマンマミーア以来、相変わらずパワフルな彼女でした。
サブプライムローンの破綻など、貧富格差の広がるアメリカ。
この映画にはそんな影が全くない。
アメリカは、こんな映画を作っていて、いいのかしら