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アリアーヌ=カトリーヌ・フロ(左)とメラニー=デボラ・フランソア
フランス映画「譜めくりの女」
敏腕で有名弁護士の事務所に、実習生として一人の女性が採用された。
彼女はキチンと仕事はするが、聞かれたことしか話さない。気持ちを一切語らない。
弁護士が長期出張することになり、女性は家の子守役を買って出る。
家に行った彼女メラニー・プルヴォスに、弁護士は妻を紹介する。
売れっ子のピアニストのアリアーヌ・フシェクールだった。
この弁護士さん宅の、まあ立派なこと。お城のような大邸宅。
広い庭にテニスコートと広大な森。地下にはプールもある。
一人息子は母親の血を引いてピアニストを目指している。
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ある日ピアノのレッスンをしている妻ピアニストの「譜めくり」を手伝う。
その完璧な読譜力のとりこになったピアニストは、彼女の「譜めくり」がなければ、不安でコンサートに出られなくなってしまう。
息子のピアノレッスンを依頼された彼女は、速いテンポの難曲を弾かせようと指導する。
弁護士が出張から帰ってくる前日、役目を終えて帰る彼女に、妻のピアニストはお礼をしたいという。
彼女は言う「サインが欲しい」と、ピアニストは、彼女を失っては演奏活動が出来なくなる。
サインする写真の裏に、思い詰めた告白の文字が……
父に聴かせるためレッスンした曲を引き始めた息子は、手の筋が痛いといって、手が止まってしまう
帰ってきた弁護士は、机の上にあった、白い封筒を手にする……
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「譜めくり」をしながら、ピアニストに注ぐ氷のような眼差しと、喝采を浴びるピアニストへの愛撫。
彼女メラニー・プルヴォス(デボラ・フランソワ)もまた、少女時代にピアニストを目指しコンセルヴァトワールの入学試験を受ける。
その試験でメラニーの演奏中、審査員委員長を務める有名なピアニストのアリアーヌ・フシェクール(カトリーヌ・フロ)がファンのサインに応じて、メラニーは調子を乱して、音楽家への途が閉ざされた。
この映画のメーンコピーは
「あなたがいないと、だめになる」
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