たにしの爺、少々、訳けあって、
半月ほどブログ更新をサボっていました。
気が付けば(チョッと白々しいか)今日は大晦日。
師走の空は、蒼く澄み渡って日差しあれど、
長身痩躯の爺に当たる風は厳しく身に染む。
まあ、無事に越し来たこの一年でした。
晴れた日、曇りでも、雨降りでも365日の朝がありました。
夕焼けの日、烈しい風雨の時でも365日の夜がきました。
愉快な日も、辛いなーと感じた日も、笑っちゃう出来事もありました。
まあ、いろいろ望んでみても年金高貴高齢者に叶えられることは少ない。
365日、道野辺徘徊の日々が無事だったことに、感謝する一年でした。
365日と言えば、この歌ですね。
NHK朝ドラ『あさが来た』の主題歌、
AKB48の歌う「365日の紙飛行機」
♪♪♪朝の空を見上げて
今日という一日が
笑顔でいられるように
そっとお願いした
時には雨も降って
涙も溢れるけど
思い通りにならない日は
明日頑張ろう
♪♪♪………………………………
………………………………
(作詞…秋元康、作曲…角野寿和・青葉紘季、編曲…清水哲平)
今年の前半、毎朝聞いていました。
朝にふさわしい、いい歌でした。
徘徊の道は落ち葉に埋まる「山眠る」姿に変わっています。
葉を落とした高木の枝は晴天に突き立っています。
密なる小枝は、まるで天網のごとくに張っています。
樹高千丈 落葉帰根という言葉があります。
樹木が大きく伸びて高く、その枝の先は遥か遠い。
けれども落葉した葉は根元に戻ってくる。
それはまた人も似て、やがて故郷に戻ってくる……。
故郷から遠く離れた地を本拠地として生きてきて、
昨今、生まれ故郷の地に還る人は少なくなった。
少子高齢化、限界集落、消える故郷……。
湧水田のたにしの爺、水飲み百姓の出稼ぎ一世、
気持としては、土着の故郷を持って生きていますが、
転勤、引越しなどにつき合わされた、
二世、三世の「帰る」木の根はあるのだろうか。
来年もまた「365日の朝」を感じることができて、
道野辺の「徘徊の日々」をたまには報告したいと思っています。
この一年、拙いたまたまのブログにお出で戴いた、
ブロガーの皆さん、ありがとうございました。
管理人・湧水田のたにしの爺