群馬県吾妻郡の八ッ場ダムの川原湯温泉に宿泊、
同年クラス会がありましたので行ってきました。
「宿泊助成」制度を利用させていただきました。
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昭和20年4月に小学校に入学し8月15日に終戦でした。
以来戦後の昭和時代から平成を生き令和の時代になり、
齢80歳台になって顔合わせをしようということでした。
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80余人の同年者のうち、参加できたのは男性5人。
神戸から元航海士、横浜から一人、宇都宮から一人、
上田から一人、千葉からは「たにしの爺」で5人。
5年前に開催の善光寺御開帳同年会の半数でした。
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川原湯温泉は「関東の耶馬溪」と言われる名勝地、
吾妻渓谷に沿って点在した紅葉の温泉地でしたが、
八ッ場ダムが作られることによって温泉街が消滅。
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八ッ場ダムは計画から70年、今夏の6月12日に、
本体工事のコンクリートの打ち込みが完了した。
「反対派」「推進派」「民主党政権」中断など、
地域、住民は、長年にわたって翻弄されてきた。
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川原湯温泉街も何軒かの旅館が代替地で再開。
群馬県八ッ場ダム水源地域対策事務所では、
八ッ場ダムを中心とした地域振興策に注力。
一環として「川原湯温泉宿泊助成」事業を策定。
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対象用件として①川原湯温泉に宿泊すること。
②ダム現場見学会に参加すること。
③アンケートを提出すること。
④4人以上の団体・グループであることーーで、
宿泊者は一人3,000円の宿泊代が助成されます。
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同年クラス会もこの助成制度を利用し、
来春のダム湖ができる前に工事現場の現状を見て、
記憶しようと言う趣旨で計画されました。
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実を申せば、吾妻渓谷・川原湯温泉は、
私たちの故郷、上田からは浅間山の裏側で道続きなんです。
四阿山を望み真田の地を経て、菅平、鳥居峠を越えれば、
あるいは小諸から湯の丸から二度上峠、鹿沢温泉経由で、
軽井沢からは白糸の滝、鬼押し出し経由で長野原草津温泉です。
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私たちがお世話になった宿は「やまた旅館」。
こじんまりとした静かな宿でした。
家族経営で自家栽培の野菜料理が中心の、
和みのクラス会になりました。
とても心地よかったです。
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器はすべてご主人の作陶した逸品ものです。
温泉は猛烈な熱さでたっぷり注水しないと入れない。
新設された川原湯温泉のシンボルだった「王湯」も、
宿から手拭ぶらぶら、歩いて10分ほどでした。
ダムが満水になったら、湯船の目の先が湖面という感じです。
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やまた旅館からの朝の眺め
翌日、「八ッ場ふるさと館」で八ッ場ダムの概要説明会、
その後、見学用バスで工事現場を視察見学会でした。
ダムを中心とした地域振興、観光開発に必死な思いの伝わる、
地域対策事務所によるプレゼンテーションでした。
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5つの集落と川原湯温泉を湖底に沈め、
永年、暮らしていた住民を「引き裂いた」ダム建設。
苦渋の思いは末代まで続くのでしょう。
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草津温泉、万座・妻恋鹿沢、伊香保温泉、四万温泉など、
周辺には群馬県の誇る名湯温泉が点在しています。
ダムの底から這い上がる「川原湯温泉」を応援しよう。
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八ツ場ダム水源地域対策事務所
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「たにしのブログ」では八ッ場ダムについて、
これまで4回に渡って記事を書いてきました。
日付は投稿した日です。
バックナンバーのカレンダーから検索してください。
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①八ッ場ダム中止へ 暴走する 前原誠司 国土交通大臣(2009-10-03)
②初秋の上州路 暮坂峠から 野反湖 尻焼温泉 そして八ッ場ダム(2010-09-23)
③秘湯の源泉かけ流し一軒宿と八ッ場ダム工事視察の旅(2016-07-10)
④お題「ダムカードを紹介してください」に参加・投稿