今日で霜月・11月も終わり、明日からけたたましくも悩ましい12月・師走ですね。
総選挙告示もあと5日に迫って、
目まぐるしく離合集散する第3極と称する「駆け込み政党」の収斂活動も収まりつつある。
旗印(スローガン)も出揃ったようだが、公約というにはロードマップが描かれてない。
たにしの爺のあぶく的関心事といえば――
「TPP交渉参加」からは逃げてはいけない。
「反原発」「反消費税」は国内での是非問題だが、
TPP・環太平洋戦略的経済連携協定こそが、
今回選挙の最大争点にして、是非を論ずべきです。
日本は交易立国・貿易が国家経済の基盤となっている。
基盤を支えてきたのは技術力であり、開発力であり、付加価値の高い労働力でした。
これからは、国家の基盤として「交渉力・外交力」が重要になっている。
尖閣・竹島の現実を見てもわかるでしょう。
強靭な交渉力・外交力こそが求められている。
TPPはその試金石なのです。
確かにTPP参加にはマイナス面、リスクもあるでしょう。
しかし参加しないことによる不利益、リスクの方が遥かに大きく、
将来にわたって克服できなくなるリスクとなる。
リスクをプラスに転換する国民的エネルギーが景気回復につながるでしょう。
「一国独歩」の道は国際競争の枠からはずれ、日本が一層の衰退に向かう道です。
参加することによって生じるリスクを克服するのが政治の仕事なのだ。
「TPP」について、もっと情報を公開し、
日本経済の将来、台所に直結するテーマとして、
選挙の最大争点にして、是非を論ずべきです。
たにしの爺は、この先10年も20年も生きているわけでないので、どうでもいいが、そう思う。