久しぶりに上京。三越本店で開催中の「2005報道写真展」を見た。特に今年は、タニシが日ごろ評価している毎日新聞が協会賞をはじめ、各部門でトリプル受賞を果たしている。
最も優れた報道写真に贈られる協会賞は、毎日新聞・佐藤賢二郎記者。死者7万人以上の大地震を現地から精力的に報じた一連の写真「パキスタン地震」
国内一般ニュース部門は、「強い首相 与党は平伏」川田雅浩記者
海外企画部門は、「渇いた大地で スーダン難民の子どもたち」佐藤賢二郎記者
が選ばれている。毎日新聞のトリプル受賞となった。
毎日新聞は部数で朝読の後塵を拝しているが、ニュース部門で新聞協会賞を3年連続受賞するなど、質の高い報道で識者の評価は高い。
写真展を見て、何といっても胸をうつ圧巻はJR西日本の尼崎駅事故。紙のようにマンションに重なって巻きついた電車。すさまじい現場が迫る。パキスタン地震。爆破テロ。自爆テロ。巨大津波……”巨死”の「その一瞬」が迫真に記録されている。
満面に笑みの「小泉首相とチルドレン」たち。
不条理な運命に泣いた人たちの悲痛な表情も。
タニシにとっての「この一枚」は……。