たにしのアブク 風綴り

87歳になります。独り徘徊と追慕の日々は永く切ない。

令和元年の師走、寒木瓜の花

2019-12-02 10:58:07 | 花とつぶやき
令和元年の師走・12月になりました
令和元年は5月から12月まで8ヵ月でした。
平成から令和へ元号またぎの一年間でした。



年号改元奉賀・祝賀行事がいろいろ執り行われました。
なんと、たにしの爺は5月に、
伊勢神宮参拝の機会に恵まれました。
30年ぶりくらいになりますでしょうか。



師走2日の空は雲厚く雨模様です。
たにしは毎朝、ゴミ出しに行く役目です。
前から気になっていた花木がありました。
冬に咲くボケの花「寒木瓜」ですね。



11月の中ごろから咲いていたでしょうか。
薄ピンクの花弁に朝露が宿っていたり、
花弁の裏に朝陽が透けるほどに、
はかない花姿を見て家に戻ります。



今朝はケータイを懐にしてゴミ出し。
盛りを過ぎた今ごろになって撮ってきました。
「木瓜」の花は、ぼけ老人とは関係ありません。
花言葉は「平凡」「退屈」「早熟」「熱情」。
「退屈」辺りがぼけ老人向きかな、あは~

ゴミ出しや 寒木瓜を見て 通う朝 (たにしのアブ句)





桜は天井にあり 今年のサクラは長持ちしています

2019-04-10 07:54:25 | 花とつぶやき



春だというのに、
天から物凄い大音響にびっくり。
春雷というのでしょうか。



8日、通っている「ちょ筋体操教室」の帰り、
曇天が濃くなってきたかと思っているうちに、
フロントガラスに大粒の雨が降ってきました。



この時期、花散らしの冷雨は例年のことです。
明け方まで雨は残っていたようです
日中は日射しはあっても冷感風が強い。



満開から一週間過ぎても、
今年のサクラは健気に頑張っています。
「ぼっち花見」で「ぼっちランチ」を楽しみました。



「花見酒の効用」に背いて酒も料理も少々です。
経済効果を上げるには飲んで食べて買うことですね。
専門家によると今年の「景気は後退期」のようです。



夢一つ置き去る旅の桜かな (凡茶)
春の夜は桜に明けてしまひけり (芭蕉)
さまざまのこと思ひ出す桜かな (芭蕉) 

ぼっち弁 さくらは頭上に 爺一人 (たにしのあぶ句) 

ときは春、平成最後「一人花見」の白日夢

2019-04-04 13:45:45 | 花とつぶやき

春だというのに、
春寒というのでしょうか。
寒の戻りって言うんでしょうか。



曇天の日が続いていましたが、
今日あたりは日差しがあります。
でも、空気は冷たいですね。
満開と言われたサクラも散らずに残っています。



ということで、ちょっと出かけてきました。
サクラの下で「お一人花見」ランチ。
「ぼっちお花見」と言うらしいです。



コンビニ弁当にビール、ビタミン用いちごワンパック。
孤独の花見グルメ……のつもりです。
見た目はみすぼらしいですね。



花があれば、それでいい。
花の下で時を過ごすことで十分です。
風に花が舞い散れば、なおいい。
未だ散る時期ではないようです。



一人花見のいいところは、
気ままに時間つぶしができることです。
お気に入りの枝に下にシートを広げるだけ。



一人で、何かに頷きながら、妄想たくましく、
豊饒で至福なときを、怠惰に過ごす贅沢です。
好奇高齢者、生きていればこその時間です。



でも、ちょっと寂しかないかって??
そんなことを聞くなんて、
「野暮って」言うもんだよ。春だと言うのによ。
佐保姫のささやきに惑わされた「一人花見でした」

冬の陽光にロウバイ香る道野辺の徘徊路

2019-01-14 10:12:58 | 花とつぶやき

厳冬期なれば風はいささか冷たい。
なれど冬の陽光は暖かく届きます。



道野辺の徘徊路を辿り自然公園に至る。
ロウバイの枝先には群れる薄黄色の花。





陽の光を照り返し小波が立つ池を巡る。
近くの木に辛夷の花芽が膨らんでいた。




暖ったかい日和が続いています。今日から師走。

2018-12-01 16:59:17 | 花とつぶやき
木枯らし一号が吹かない師走入りになりました。
東京では39年ぶりのことだそうです。



きょう午前のウェザーニュースによりますと、
関東地方は穏やかに晴れた師走初日となっています。
関東では今季これまでに強い北風が吹いておらず、
東京地方の「木枯らし1号」の発表がないまま11月を終えました。



東京の木枯らし1号は、期間が11月末までと定義されているため、
今年は1979年以来39年ぶりに「発生せず」となりました。
この先もしばらく気温は高めの状態が続き、
週明けの4日(火)頃には20℃以上の気温となる可能性があります。



千葉房総の紅葉はこれからが見ごろになります。
佐倉城址公園の本丸跡堀端の紅葉です。
夕日がモミジの輝きを一層、際立てていました。

銀杏並木、立ち止まる前に散る一片

2018-11-30 12:03:50 | 花とつぶやき
11月も今日で終わりですね。
明日から平成最後の師走の12月になります。

来年は1年の間に「二つの年号」を経験することになります。
年号が変わっても「徘徊老人」に恩恵はないです。



昨日、散り銀杏のしなやかな道を歩きながら、
とある50代のご婦人に聞かれました。
「強い人って、どういう人??」

答えて曰く「嘘をついても、平気な人」かな~。
何を言われても、「応えないで耐えられる人」
「強い人」=「いい人」ではないんですよ。



会話の向こうに銀杏の落葉道が広がっていた。
そうだ、国会議事堂の周りも銀杏並木だった。
霞が関界隈に通っていた頃は、歩きに行った。

晩秋の終わりを告げる輝きか黄昏か。
二人の足どりは散り銀杏の前で緩む。

秋天の一日、「佐倉ふるさと広場」を回る

2018-10-09 13:18:02 | 花とつぶやき

平成最後の2018年の秋は、3連休が多いですね。
強風、雨など台風の余波に祟られて、
行楽には今ひとつのお天気模様でした。

予定されていたイベントや運動会を、
取りやめた団体や学校も多かったでしょう。
当市でも、9月30日に予定していた「防災訓練」が、
台風24号のため中止になりました。



365日連休の「たにしの爺」は、
3連休には余り出かけたくありませんが、
この3連休は天気も良かったので、
464を佐倉方面へ少し走りました。

子ども家族には格好の遊び施設「草笛の丘」。
臨時駐車場も含めて満杯のようでした。



そこを通り過ぎて農山村風景の中を走ると、
「印旛沼サンセットヒルズ」という小公園があります。
バーべキュー広場があって多くの家族が、
テントを張って肉を焼いていました。

爺は少し離れたベンチで弁当ランチをしました。
目の前には手賀沼が広がり、
沼の先には「佐倉ふるさと広場」や、
遠く歴史民族博物館が見えます。



隣接している野鳥公園を回ってみましたが、
鳥の声は余り聞こえない代わりに、
やぶ蚊か、蚋に刺されて、二の腕の何箇所かが、
ぷっくり腫れて、痒みが広がりました。
久しぶりに現れた人間に喜んで集ってきたのでしょう。



このあと、手賀沼の先に見えていた「佐倉ふるさと広場」に回りました。
オランダの風車が回っていることで知られています。
季節ごと花のイベントが行われ、
秋は「佐倉コスモス祭り」です。



本日出かけたメーンの目的地は、
このコスモス祭りでしたが無常にも台風一過、
コスモスは寝ていました。
少し立ち上がっている株もありましたが、
腰の高さでコスモスの揺れる風景はありませんでした。



遠くから来たらしいサイクリストさんたちが大勢いました。
サイクリストさんのカラフルなユニホームに、
ぴっちり包んだ足腰の太さが凄いです。



尻も腿も筋肉の削げ落ちたみすぼらしい、
「ひょろひょろ爺」の足腰の何倍もあるようです。



コスモスは寂しかったですが、
ツーリングサイクリストの腿は羨ましかった。
「たにしの爺」一日秋の遠出の記録帳でした。

猛暑災害の8月が終わります

2018-08-31 11:31:53 | 花とつぶやき

きょう31日も暑いです。
平成最後の8月が終わります。
猛暑・灼熱、台風、豪雨、土砂崩れ、強風……
自然災害に見舞われた平成時代最後の夏でした。



猛暑は自然災害になりました。
熊谷市で41.1度の国内観測史上最高を記録。
青梅市で40.8、多治見市で40.7度など、
6都市で延べ8回の40度超えを記録しました。



朝夕のテレビのトップニュースは、
熱中症注意、外出はしないで激しい運動はひかえよう。
こまめに水分を摂りましょう。冷房しましょう。



巨大ビル、事業所も家庭も、クーラー全開列島の連続でした。
それでも「省エネ・節電」のキャンペーンはありませんでした。
東日本の原発は全て停止中で、電力供給には、
「原発は要らない」を証明した???
そういう「短絡的思考」は、まあ??



台風21号が近づいています。
8月は17、18、19、20号と連発でした。
土砂、洪水災害が全国的に発生しました。



テレビでは終日、記録的短時間大雨情報、
氾濫危険水位、土砂災害警戒警報、
避難勧告のテロップが流れていました。



「特別警報」も何回も発令されました。
「特別警報」とは、命に関わる非常事態状況になるということで、
深刻な状態になる可能性が高いことを伝えるための情報です。



掲載の写真は木蔦(キヅタ)の花です。
日々徘徊する梨園や家庭菜園の垣根に密集して咲いています。
高い木や岩に這い上る常緑蔓性の植物で、年中、
常緑性で黒い房状の実がびっしり生り冬を越します。



実はこの「黒い実」が何なのか分からず、
この黒い実は、何という木の実か知りたい
たにしのブログに掲載しましたら、
「NTの佳人さま」から親切なご教授を受け、知ることが出来ました。



黒い実の謎が分かったので、
花は「どんな状態」か気にしていたのでした。
花も実もあるフィールド徘徊は好奇高齢者の楽しみです。

薄暮の徘徊路に白い妖精・カラスウリの花

2018-08-03 21:24:38 | 花とつぶやき

連日猛暑が続いています。
齢(よわい)80のたにしの爺様、
日中はひたすら家中で静かに動きを止めています。



陽が落ちて少し涼しくなってから、
「ちょ筋」運動の徘徊に出かけます。



道野辺の徘徊路が暗く始めると、
日中では目につかない夜に咲く花に気付きます。



薄闇の中に、ひときわ浮かび上がるのは、
白いレース状の飾りのあるカラスウリの花。



カラスウリは瓜科の実植物で、
ピンポン玉くらいのスジ模様のある実に生り、
秋には橙色の実になり、
葉の落ちた里山で秋の点景になります。



瓜の字の付く実は沢山あります。
南瓜、西瓜、胡瓜、冬瓜、糸瓜、蛇瓜、、苦瓜、冬瓜。
最近、スーパーの店頭でよく見かけるズッキーニも瓜科ですが、
漢字がないです。



ところで以前、
たにしの爺の「眼異変」について記しましたが、
左眼が「加齢黄斑変性」ということで、
7月30日に目玉「硝子体」に注射治療を受け養生中です。
数回にわたって注射をする長期治療になりそうです。
注射は痛いですし、財布にも痛いです。

この黒い実は、何という木の実か知りたい

2018-04-08 11:56:04 | 花とつぶやき

春の嵐の強風が止んで、日差しが戻ってきました。
雲が多いけれど、青空になっています。



いつもの道野辺、徘徊の道すがら、
気になっている黒い実があります。



梨畑の垣根に絡みついています。
秋から越冬しても、艶やかで落実もしません。
房状に実が連なっています。



摘まんでみますと結構、固いです。
ご存知の方はご教示ください。



ヤブツバキの「八幡春日神社」の裏道をたどり、
日本ハム・鎌スタに至る徘徊路で見ています。



プロ野球・日本ハムと言えば、
開幕3連敗で、先行き心配していましたが、
調子を上げて4連勝中です。



大谷翔平選手効果ではないかと思います。
開幕以来「1勝3本」の異次元の結果を出している、
海の向こうでから「大谷選手がエールを送った」。



チームメイトだった「翔平さん」の活躍に、
ハムハム選手も連勝で応えているのでしょう。
大谷選手が調子を上げれば、日ハムも調子が上がる。



もう一つ、この黄色い花は何でしょうか。
ネットの植物図鑑で調べたが特定できませんでした。

今日から4月、サクラから梨の花へタッチ

2018-04-01 13:03:53 | 花とつぶやき

早くも梨の花が咲き始めました。
前日にアップしたサクラのトンネルを出ると梨畑でした。



サクラも早かったが、梨の花が3月に咲き始めるなんて、
当地に住み始めて40年超になりますが初めての気がします。



4月末から連休の頃が最盛期と記憶していました。
年々、早くなるのは気付いていましたが、
サクラと同時進行とは異常なのでしょうか。



徘徊路の周りは梨畑が一杯です。
梨棚は手が届いて作業がしやすいように、
鉄線を張って低く枝を伸ばしてあります。
周りは鳥から実を守るために、青い金網を張ります。



花が満開になると「交配」作業になります。
これからの季節、梨畑は賑やかになります。

満開のサクラの木の下で去る三月

2018-03-31 20:20:47 | 花とつぶやき

今年ほどサクラの期間が好天に恵まれた年はない。
例年、風雨にたたられる日があります。



「春の嵐に、散り行く花か」――。
「お花見」がオジャンになることも多い。





今年は花片が風に乗って空に舞い上っている。



近場のサクラのトンネルを歩いてきました。



2018年のサクラの記録をデータに残して、
来春も、この花を見ることが出来ますよう、
徘徊に精をだして、ちょ筋に努めたいです。



今日で3月はお仕舞です。
明日から4月です。

ギリシア、地中海生まれの恋の花・アネモネ

2018-03-30 15:02:23 | 花とつぶやき

ギリシア語で「風」を意味するアネモネの花
PC、HP学習の爺仲間のお宅から、
つぼみのアネモネ一鉢を頂きました。



見る見るうちに咲き始め、最盛花になりました。
赤い花の色は「血」と「生命」の象徴とされている。
ギリシア神話の美少年アドニスが流した血より、
この植物が産まれたとする物語もあるとwebで知りました。



サクラの開花、満開、散り初めの景色が、
列島を足早に駆け抜けているようです。
花の季節は早々と散り果てる。



ところで、たにしの爺の徘徊の道すがら、
写真のように車道にはみ出した一本桜があります。
切るべき、いや、残すべき――、



周辺住民は悩んでいるようですが。
クルマのためにサクラを切ることは「反対」

爺の意見です。
来年もこの景色を見たいものです。

高木にツバキが盛り、散り椿、地を赤く染める

2018-03-26 20:34:37 | 花とつぶやき

ご近所のサクラ並木は話題のお花見ポイントです。
徘徊と思索を日課とする好奇高齢者のタニシの爺。
八分咲きのサクラ並木には背いて、
いつもの道野辺の徘徊路に足を向けました。



いつもの道には3つの神社があります。
そのうちの一つ「八幡春日神社」は巨木の森で、
なかでも樹齢200~300年超と思われる、
幹周り3m以上のスギ、ムクノキがあります。



また、ヤブツバキの高木が境内の鳥居から続いています。
師走から咲き始め、今ごろが落花が盛んになっています。
落ちた花は一日として持たず萎れて崩れてきます。
花ごと無残な姿になっています。



朽ちていく散り椿が光で浮かび上がらせていました。
枯れ葉と緑の新芽のなかに、鮮やかな紅の散り椿。
光が当たって赤に染まる、見上げると花がいっぱいです。
花が丸ごと落ちることから、落ち椿、散り椿と言われている



この時期ならではのとっておきの風景なのです。
こういう風に群生で落ちると、
樹上と地上で二度楽しめる椿の花とも言える。



花の散り際に美を求める日本人の感性は、
ハラハラと舞い散るサクラに「散華」の美学。
ポタリと落ちる椿花には「落首」を想像した。
「笠へぽつとり椿だつた」 種田山頭火



芽吹くこの季節、花は盛りも散り行く際も、
たそがれて行く爺には、一入、想い憂う日々です。
「春先」「秋口」に襲われる「うつ状態」ですね。
ヤブツバキの森の周りに散る椿。

「作文三上」ブログの「記事映え」目指して

2018-02-14 18:53:00 | 花とつぶやき

最近のことでした。テレビを見ていたとき、
日時とチャンネルは覚えていませんが、
「記憶」とか「脳のはたらき」の話がありました。



「脳の活性化」には文章を綴ることがいい、と言うことでした。
その際、講師の教授が、文章は「三上」で練るのが良いと話しました。
タレントらしき司会者が「三上」って何ですかと言う。



講師の教授が言う。それは文書を推敲する良い場所として、
「馬上、枕上、厠上」が最適だとされていると話しました。
四字熟語でいう「作文三上」のことですね。



文章を作る推敲するのに、適した三つの場所とはーー、
★馬上(ばじょう、馬に乗っているとき)、
★枕上(ちんじょう、寝床に入っているとき)
★厠上(しじょう、便所にいるとき)――の3ケ所。



早速、Webで調べてみました。
中国・宋の学者、欧陽脩の「帰田録」に拠ります。
「余、平生作る所の文章、多くは三上に在り。
乃(すなは)ち馬上・枕上(ちんじゃう)・厠上(しじゃう)なり」



「三上」を現代的に置き換えれば、
★「馬上」――は「電車・汽車」に乗っているときですね。
アイディア、インスピレーションが湧く空間として、
ハイヤーで送迎される経営者は理にかなっています。
「マイカー」では事故につながります。



★「枕上」――はよく分かります。
日本人最初のノーベル賞学者・湯川秀樹博士が、
「中間子理論」を思いついたのは「布団の中」、
と言うのは知られている有名な話ですね。



★「厠上」――これは微妙ですね。
当時の中国の厠・トイレがどのようなものか知りません。
日本のかつての和式トイレを想像したとき、あの姿勢で、
長時間にわたり物思いに籠るのはしんどいですね。



たにしの爺、もう一つ「途上」を加えたいです。
徘徊の道すがらインスピレーションが湧きまね。
「妄想文章」を練るのは明け方の布団の中です。
起きてキーボードに向かい文字に変換されます。



添付の写真は今日、撮り立てのシーンです。
フキノトウが顔を出していました。春の気配。
チョコは長男の嫁からプレゼント。ありがとう。



「インスタ映え」には、ほど遠いですが、
「記事映え」には、なっているでしょうか。