連休を使って東京・上野の美術館巡りをしました。
奈良朝に建立された興福寺創建1300年を記念して、
所蔵の国宝・阿修羅像が八部衆像と十大弟子像などともに、
東京国立博物館平成館で露出展示されています。
とくに阿修羅像については、それぞれ表情の異なる3っつの顔と、
6本の祈りの手をはじめ、全身を周回して拝観できました。
カタログには、阿修羅の表情は静かに自分の心を見つめ懺悔する姿を表したものと解説されています。
NHKで近く阿修羅像の歴史と美について特集するようです。
入館までに40分の行列待ちがあって、
入場規制もされていましたが、
やはり館内はかなりの込みようでした。
激動の20世紀を絵画を通して、人間探求と非人間的な殺戮・戦争を告発してきた巨匠パブロ・ピカソ。その生涯をたどるに絵画展「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」が、この国立新美術館で開かれていた。
美術館は地下1階から3階まで各フロアーを歩くと、なんとも云えない教養的な気分に浸れる。
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各階にはフレンチレストランやカフェがあって、どこも空席待ちの人の列であった。
1階の屋外テラスに1席あったので、一人でコーヒーを味わった。
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晩秋の西日が建物を染めて、美術館そのものがアートであった。
正面のエントランスを出ると、6本木の東京ミッドタウンのホテルが目に飛び込んできた。
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私はそっちには行かないで、青山方面へのプラタナスの続く道を歩いた。
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連休を使って東京・上野の東京都美術館に行ってきた。
昨年秋の国立新美術館で観た「牛乳を注ぐ女」に続いて、
今秋の東京都美術館で観た「小路」など、
7点のフェルメールの本物絵画を鑑賞した。
フェルメールの本物絵画は全部で32点しかない。
(この他真贋未定が4点)これらの作品が
世界中の美術館に点在している。
日本に居ながら8作品に逢えるなんて、
もう2度とないだろう。
フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち
が12月14日まで開かれている。
休日のせいもあって、会場は混んでいた。
入るころは待ち時間はなかったが、
出てみたら入り口は行列「待ち時間40分」の表示。
1階は17世紀オランダの風俗画家たちの作品が20数点あったが、
パスしてフェルメール作品展示の2階へ。
5重くらいに人の列が、作品の前に並びほとんど動かない。
ようやく最初の絵の前に来て、音声ガイドを操作しても音が出ない。
取りかに戻ったらまた並び直しになる。
絵の脇にいた警備の女性に話し、係りに連絡し取り替えてもらい、
ようやく落ち着く。
始めの作品は「マルタとマリアの家のキリスト」
現存作品のうち、最も年代の古いとされる作品だ。
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フェルメールの絵画的主題が風俗画に移行する前の、
時期の書かれた宗教を題材にした物語画である。
比較的大きな作品だった。
ひざまずく女性の赤い着衣の光、
パンを勧める婦人の黄色のスカートの光を強調し、
三人を鮮やかに描き出している。
なお、このフェルメール鑑賞ブログを書くについては、
昨年秋に国立新美術館で「牛乳を注ぐ女」を観たさい、
幸運にもフェルメール研究の第一人者・小林頼子教授の講演を拝聴する機会に
恵まれた。その後、氏の研究論考本を幾つか読ませていただき、そのメモを基
にしていることを、お断りしておきます。
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この「フェルメール関連記事」は、別館を立ち上げました。
ただ今、製作途中です。こちらをご覧下さい。
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東京で観たフェルメールの絵画
プラド美術館展 巨匠たちの殿堂を見た
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たにしの教訓。
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