とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

今年はスキー発祥100周年

2011-01-13 20:15:40 | スキー
昨日の1月12日は、「スキーの日」だった。今から100年前の1月12日に日本で初めてスキーが伝えられたことを記念した日である。1911(明治44)年1月12日、当時のオーストリア・ハンガリー帝国軍人テオドール・フォン・レルヒ少佐(1869~1945年)が、スキー技術を新潟県高田(今の上越市)の陸軍将校らに指導したとされている。当時は1本のつえをストックのように操り滑ったそうである。発祥の地である新潟県上越市では12日に「日本スキー発祥100周年記念式典」が行なわれ当時の服装をした男女が、当時の滑り方を再現し、献花なども行ったという。

ただ、映画「私をスキーに連れてって」によって空前のスキーブームとなった1987年から20年以上経った。国内のスキー人口はピーク時の3分の1近くまで減り、スキー場の数も約2割減少している。当時のゲレンデの主役は若者だったが、近年はめっきり減り、中高年の姿が目立つようになったという。

私も、空前のスキーブームからずっとスキーを愛好している一人であり、目立つ中高年の一人になってしまった。最近の若者はスキーをやる人も少なく、誘っても集まるのは中高年ばかりだ。若者が少なくなった理由は、けっこうお金がかかるし、遠くまで出かけて帰ってくるのは疲れて面倒くさいという理由が大半のようだ。収入も減って金銭的余裕がないとか、他に面白いことがあり興味が湧いてこないという事も考えられる。

若者たちが、こんな楽しいスポーツから遠ざかってしまっているのは寂しいことだ。私も昔ほど熱心にスキー場に通うことはなくなったが、冬の楽しみとして年に1~2回くらいは今後も続けて行きたい。子育てが一段落した人たちは、金銭的、時間的余裕もありこれからのスキー場の主役になりつつあるといえるだろう。スキーは他のスポーツに比べて体力がいらなく、中高年でも始められる。旅行気分も味わえて、白銀の世界をすべる楽しみは捨てがたい。100周年の今年も、スキーに何度か行く予定だ。