平山明神山山頂の展望は良くないので、展望の良い場所に移動する。頂上から少し離れた場所に3箇所ほど見晴らしのいい場所がある。それぞれ、少し歩くだけなので全部行ってみることにした。
まず、最初によったのが小鷹明神の祠だ。大きな岩の祠に小鷹大明神が祀られている。

南が開けており、岩の上に立つと展望がいい。右には鞍掛山、左には宇連山が見える。

小鷹大明神から山頂まで戻り、今度は「東の覗き」という場所に向かう。ここも岩が飛び出ていて木がないので東側の展望が素晴らしい。岩の縁から下は断崖絶壁だ。

「東の覗き」からは、遠く南アルプスを望む。聖岳や赤石岳、更に先には、北岳などが見える。

こちらは「西の覗き」だ。ここからの展望もまたいい。

ここからも山が幾重にも見える。また、森林が広がっている様は山の大きさを感じさせてくれる。

3つの展望ポイントに寄ってから、平山明神山を下山する。再び怖い小明神の岩稜帯を通過するが、帰りはもう慣れたものでサッと通過する。何処が怖い場所だったかも気付かないくらいだった。やがて、分岐に戻ると12時近くになっていた。朝が早かったので、この時間になるとお腹がすいて仕方がない。早く昼食にしたいのだが、落ち着いて休憩する場所がない。やはり、次の大鈴山山頂しかないということで、早く大鈴山に行きたくて先に進む。しかし、大鈴山の上りに入ると、凄い坂が待ち受けていた。ほぼ直登の道が遙か上まで続いている。行けども行けども先が見えてこない。やっと急登を上りきると平坦な笹道に入り、大鈴山山頂に到着した。
山頂に着くと、記念写真を撮る気にもなれず、急いで昼食の支度をする。私とkazukawaさんは、まず冷えたビールで乾杯だ。やっと人心地が付き、遅れ気味だったTさんを待った。Tさんは、思ったほど遅れず、しばらくすると山頂に到着する。実はTさんが持っているフライパンが必要だったのだ。これで、道具が全部揃った。
今回の昼食の目玉は、山菜の天ぷらである。Kazukawaさんが用意してきてくれた山菜(コシアブラ、タラノメ、ユキノシタ)を山頂で天ぷらにあげるというものだ。天ぷら油、小麦粉、ペーパータオル等準備万端で、揚げたての天ぷらを頂く。


私は食べる人となり、ひたすら揚げたての山菜天ぷらをほうばる。

天ぷらのあとは、スイカやパイナップル、ミニトマトも出てきた。

豪華な昼食でお腹一杯となり、しばらく昼寝をする。ポカポカと温かい日差しの中で至福の時間に浸った。その後、思い立って大鈴山山頂1011.5mの記念写真を撮る。

大鈴山から樹林帯を歩き最後のピークの鹿島山912mに到着する。ここは展望がまったくなく、単なる通過点だ。

鹿島山から下っていくと、池葉守護神社がある。

神社の裏手には、樹齢数百年はありそうな巨大な杉が立っている。この神社のご神木だ。また、隣の夫婦杉も立派だ。

さて、神社で休憩していると数人の人が集まってきた。なにやら花の写真を撮りにきたらしいのだ。その人たちの後について山に入っていき珍しい花を教えてもらう。
ヤマシャクヤク

ユウシュンラン(祐舜蘭)。 植物学者工藤祐舜を記念した花。ユウシュンランは、小さくてもすべての株が花を咲かすという。ただ、花を咲かせる力を貯めるまでは、地上に現れないということでなかなか見ることができない花らしい。 珍しい花を見ることができた。

ナベワリ。名前の由来は「舐め割り」の変化したものであると言う。葉に毒があるので、舐めると舌が割れるという伝承によるものとのこと。

珍しい花を見て、池葉守護神社を後にする。

あとは、どんどん下り、駐車場に戻った。15時30分を少し回ったところだった。奥三河の概念を覆す超弩級縦走コースというガイドブックのコピーどおりの山であったことは間違いない。もの凄くきついがスリルがあって面白かった。天候が良かったことで、思ったよりも早く下山できたのが幸いだった。

ただ、このコースは山歩きに慣れた人向きのコースであることは間違いない。初心者や体力、技術が劣る人は止めたほうがいい。また、単独行の場合はお勧めできない。特に、堤石峠から平山明神山のルートは踏み跡が薄く、迷いやすい。ガイドブックにも、一般ルートしか歩いたことのない登山者は、決して入山してはならないと書かれている。
まず、最初によったのが小鷹明神の祠だ。大きな岩の祠に小鷹大明神が祀られている。

南が開けており、岩の上に立つと展望がいい。右には鞍掛山、左には宇連山が見える。

小鷹大明神から山頂まで戻り、今度は「東の覗き」という場所に向かう。ここも岩が飛び出ていて木がないので東側の展望が素晴らしい。岩の縁から下は断崖絶壁だ。

「東の覗き」からは、遠く南アルプスを望む。聖岳や赤石岳、更に先には、北岳などが見える。

こちらは「西の覗き」だ。ここからの展望もまたいい。

ここからも山が幾重にも見える。また、森林が広がっている様は山の大きさを感じさせてくれる。

3つの展望ポイントに寄ってから、平山明神山を下山する。再び怖い小明神の岩稜帯を通過するが、帰りはもう慣れたものでサッと通過する。何処が怖い場所だったかも気付かないくらいだった。やがて、分岐に戻ると12時近くになっていた。朝が早かったので、この時間になるとお腹がすいて仕方がない。早く昼食にしたいのだが、落ち着いて休憩する場所がない。やはり、次の大鈴山山頂しかないということで、早く大鈴山に行きたくて先に進む。しかし、大鈴山の上りに入ると、凄い坂が待ち受けていた。ほぼ直登の道が遙か上まで続いている。行けども行けども先が見えてこない。やっと急登を上りきると平坦な笹道に入り、大鈴山山頂に到着した。
山頂に着くと、記念写真を撮る気にもなれず、急いで昼食の支度をする。私とkazukawaさんは、まず冷えたビールで乾杯だ。やっと人心地が付き、遅れ気味だったTさんを待った。Tさんは、思ったほど遅れず、しばらくすると山頂に到着する。実はTさんが持っているフライパンが必要だったのだ。これで、道具が全部揃った。
今回の昼食の目玉は、山菜の天ぷらである。Kazukawaさんが用意してきてくれた山菜(コシアブラ、タラノメ、ユキノシタ)を山頂で天ぷらにあげるというものだ。天ぷら油、小麦粉、ペーパータオル等準備万端で、揚げたての天ぷらを頂く。


私は食べる人となり、ひたすら揚げたての山菜天ぷらをほうばる。

天ぷらのあとは、スイカやパイナップル、ミニトマトも出てきた。

豪華な昼食でお腹一杯となり、しばらく昼寝をする。ポカポカと温かい日差しの中で至福の時間に浸った。その後、思い立って大鈴山山頂1011.5mの記念写真を撮る。

大鈴山から樹林帯を歩き最後のピークの鹿島山912mに到着する。ここは展望がまったくなく、単なる通過点だ。

鹿島山から下っていくと、池葉守護神社がある。

神社の裏手には、樹齢数百年はありそうな巨大な杉が立っている。この神社のご神木だ。また、隣の夫婦杉も立派だ。

さて、神社で休憩していると数人の人が集まってきた。なにやら花の写真を撮りにきたらしいのだ。その人たちの後について山に入っていき珍しい花を教えてもらう。
ヤマシャクヤク

ユウシュンラン(祐舜蘭)。 植物学者工藤祐舜を記念した花。ユウシュンランは、小さくてもすべての株が花を咲かすという。ただ、花を咲かせる力を貯めるまでは、地上に現れないということでなかなか見ることができない花らしい。 珍しい花を見ることができた。

ナベワリ。名前の由来は「舐め割り」の変化したものであると言う。葉に毒があるので、舐めると舌が割れるという伝承によるものとのこと。

珍しい花を見て、池葉守護神社を後にする。

あとは、どんどん下り、駐車場に戻った。15時30分を少し回ったところだった。奥三河の概念を覆す超弩級縦走コースというガイドブックのコピーどおりの山であったことは間違いない。もの凄くきついがスリルがあって面白かった。天候が良かったことで、思ったよりも早く下山できたのが幸いだった。

ただ、このコースは山歩きに慣れた人向きのコースであることは間違いない。初心者や体力、技術が劣る人は止めたほうがいい。また、単独行の場合はお勧めできない。特に、堤石峠から平山明神山のルートは踏み跡が薄く、迷いやすい。ガイドブックにも、一般ルートしか歩いたことのない登山者は、決して入山してはならないと書かれている。